踊る猫 (光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 44
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334774295

感想・レビュー・書評

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  • 句や詩を創る旅の途中やら京に戻った後やら与謝蕪村が見聞きした不思議な物語の連続短編集。
    面白かった。
    河童、雪女、月の兎にウブメ。妖達のお話なれど人情味が溢れていてあたたかな雰囲気が漂う歴史ファンタジー。自然の描写も美しく、最後の梅と鶯はなんとも切ないなかにも梅香り立つ艶やかさはお見事でした。
    あの句の背景にこんな事があったのかなどと蕪村に詳しかったらもっと楽しめただろうに無知が故に損をしているのかもしれない。それでも小難しい事は全然なくゆっくりじっくり楽しめた。
    きっとこの先何度となく読み返すであろう一冊に出逢えた喜びは大きい。

  • PHP文芸文庫から出ている「あやかし」アンソロジーで知った作家さん。あやかしや不思議なお話主体の短編集なのに全編が綺麗な文章から紡ぎ出されるお話の世界がやさしく、あたたかな読後感。
    読み始めは若干のスローテンポにすぐ入りこめなかったけれど入っちゃばもう、やわらかなソファーに身体を預ける感。会話部分が関西弁なこともやさしさの一因なのかも。
    蕪村さんええひとやわぁ。
    併録の小説宝石新人賞受賞作品「梅と鶯」、とても良かった。圧巻の新人賞って感じ。

  • Tさんのお勧め。

    あまり面白くなかった。
    妖怪物は嫌いじゃないのに、与謝蕪村に興味がないからか。

    最後の「梅と鶯」は悲しい話だけど良かったな、
    と思ったら蕪村が出てきてなかった。

  • 俳人・与謝蕪村が垣間見た妖しの世界(帯より)

    ふわ~っと身近に怪しい感覚

  • 江戸時代の俳人にして絵師の与謝蕪村。
    蕪村の見聞きした摩訶不思議の出来事を綴った幻想奇譚。

    蕪村の怪異に対する目線がとても柔らかいから、どれも優しく温かな気持ちになれる。
    切なく泣けるものも多かったけど、読後は爽やかで清々しい。
    不思議を不思議と真っ正面から受け入れて愛おしむ。
    蕪村の案内で素敵な時間を過ごせた。
    続編の『恋する狐』も是非読みたい。

  • 昔の日本の人情味あふれる世界に行ってみたいとしみじみとした。
    最後の梅と鶯は本当に美しかった。自然と人の織りなす情景が心に沁みわたってきた。折口さんありがとう。

  • 短編集。与謝蕪村とその旅先で出会った人・もののけについて。鷲と烏がいい。蕪村シリーズではない、受賞作もすごくいい。

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