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- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334774936
感想・レビュー・書評
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とにかくクライマックスの盛り上がりにかける。お話の内容自体は村祭りの狂奔に乗っかる形で盛り上がっていくのだけど。村祭りの設定があまりに恣意的でとってつけたように見えるし、狂った人々の荒々しく流れる狂騒の濁流も著者にとって都合よく作られたミニチュアのようにしか見えない。別に少女2人がすごくいい動きをしているわけでもないし、何かどんでん返しやトリックがあるわけでもないし。全然スカッとしない。
塾のセンセが塾長に手のひら返される場面とか、センセの奥さんが祖母の耳元でブツブツ何か言ってるシーンとか、そういう小さなイヤミス的要素は楽しかったのだけど。なんつーか、最後が盛り上がんないとこの手のお話は楽しかったと感じられない。詳細をみるコメント0件をすべて表示