宿敵 鬼役(二十二) (光文社文庫 さ 26-27 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334775209

感想・レビュー・書評

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  • 既に22巻
    それでも、飽きずに読める
    本当に素晴らしい
    今回も愛すべき人が死んでしまった
    毎回悲しい
    殺さなければならなかったのかとつい思ってしまう
    坂岡さん

  • ついに?と言っていいのかどうなのか
    鬼役 蔵人介が、手強い奴にとにかく斬られた。ビックリ。
    そして陰陽師…なんですか「どうどうたらりたらり…」って…坂岡先生どうしたの?笑
    ちょっといきなりそんなのが出てくるとは思わず、戸惑った。
    とはいえ強敵現る!!!これは長くなりそうなんで次巻で楽しみにしていようと思った
    あと卯三郎の恋が悲しかった。切なすぎる。
    久しぶり一家総出での戦いのシーンが多かったような印象。

  • 第二十二弾
    水戸藩を背後から操ろうとする陰陽師とその娘、義母志乃と共に橘の頼みを聞き闇始末?

  • 少し、認知症気味の綾辻勝成は、寛永寺で、億儒者の成竹図書頭柳斎の惨殺の側にいたが為に、下手人にされてしまう。
    綾辻一之進の父親である。
    蔵人介の義理の父をどのように、助け出すのか?
    惨殺事件を目撃した者を見つけだしたにも関わらず、先に殺されてしまう。

    父親の億儒者殺しの濡れ衣を着せようとする者たちは、、、、

    そして、養子の卯三郎の淡い恋心も、、、おなつの亡骸を背に運ぶ卯三郎の悲しみが、如何に、、、、無念であったことだろう。

    東京へ行った時に息子が、案内してくれた日枝神社。
    山王祭の大きな祭りで、この時代には、45台の山車が、列をなしたと、ここで描かれている。
    天下祭りの異名をも持ち、将軍上覧を受ける位賑やかな祭りだったのだろうと、想像される。

    無残さと、賑わいの祭り、そして、おなつの父親も、惨殺、、、、店の萬田屋は廃業へと、、、

    鳴いて血を吐くと例えられる不如帰、沓手鳥(くつてどり)。前世が、沓を売る商人で、その沓大を払わずに世を去ったのは百舌鳥で、沓代を払うべく、木の枝の先に早贄を立てると、、、、
    水野越前守の不如帰と、早贄の太田備前守、、、では
    百舌鳥の正体は、、、

    志乃の果たし状への参加、蔵人介、そして橘右近の活躍、、、

    能の善知鳥 やせ男は、いったい誰!
    吾助が九死に一生を得てくれたことにほっとした。

    読んでしまって、本の中の、うずみ豆腐の美味しそうに描かれていたことに、気づいたら、急にお腹が空いてしまった。(笑)

  • どう言う関係の敵なんだろう?

  • 今回はいきなり襲われるシーンが飛び込んできたのが、びっくり。
    養子となった息子も巻き込まれた事件はどこまで広がるのだろう。
    期待を込めて★4つ。

  • 2017年8月光文社時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ22作目。3つの連作短編でありながら、謎の敵が見え隠れする話が続き次作へ持越し。3話めの「果たし合い」が最も面白く、志乃さんの使う薙刀の鬼斬り国綱が見事だ。次作が待ち遠しい。

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著者プロフィール

坂岡真
一九六一年、新潟県生まれ。十一年の会社勤めを経て文筆の世界へ入る。江戸の情緒と人情の機微、そして花鳥風月を醸し出す筆致で、多くの読者を魅了している。主なシリーズに「鬼役」「鬼役伝」「帳尻屋始末」「帳尻屋仕置」「照れ降れ長屋風聞帖」「はぐれ又兵衛例繰控」「死ぬがよく候」「人情江戸飛脚」などがある。

「2023年 『うぽっぽ同心終活指南(一)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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