- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334775209
感想・レビュー・書評
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既に22巻
それでも、飽きずに読める
本当に素晴らしい
今回も愛すべき人が死んでしまった
毎回悲しい
殺さなければならなかったのかとつい思ってしまう
坂岡さん詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第二十二弾
水戸藩を背後から操ろうとする陰陽師とその娘、義母志乃と共に橘の頼みを聞き闇始末? -
少し、認知症気味の綾辻勝成は、寛永寺で、億儒者の成竹図書頭柳斎の惨殺の側にいたが為に、下手人にされてしまう。
綾辻一之進の父親である。
蔵人介の義理の父をどのように、助け出すのか?
惨殺事件を目撃した者を見つけだしたにも関わらず、先に殺されてしまう。
父親の億儒者殺しの濡れ衣を着せようとする者たちは、、、、
そして、養子の卯三郎の淡い恋心も、、、おなつの亡骸を背に運ぶ卯三郎の悲しみが、如何に、、、、無念であったことだろう。
東京へ行った時に息子が、案内してくれた日枝神社。
山王祭の大きな祭りで、この時代には、45台の山車が、列をなしたと、ここで描かれている。
天下祭りの異名をも持ち、将軍上覧を受ける位賑やかな祭りだったのだろうと、想像される。
無残さと、賑わいの祭り、そして、おなつの父親も、惨殺、、、、店の萬田屋は廃業へと、、、
鳴いて血を吐くと例えられる不如帰、沓手鳥(くつてどり)。前世が、沓を売る商人で、その沓大を払わずに世を去ったのは百舌鳥で、沓代を払うべく、木の枝の先に早贄を立てると、、、、
水野越前守の不如帰と、早贄の太田備前守、、、では
百舌鳥の正体は、、、
志乃の果たし状への参加、蔵人介、そして橘右近の活躍、、、
能の善知鳥 やせ男は、いったい誰!
吾助が九死に一生を得てくれたことにほっとした。
読んでしまって、本の中の、うずみ豆腐の美味しそうに描かれていたことに、気づいたら、急にお腹が空いてしまった。(笑) -
どう言う関係の敵なんだろう?
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今回はいきなり襲われるシーンが飛び込んできたのが、びっくり。
養子となった息子も巻き込まれた事件はどこまで広がるのだろう。
期待を込めて★4つ。 -
2017年8月光文社時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ22作目。3つの連作短編でありながら、謎の敵が見え隠れする話が続き次作へ持越し。3話めの「果たし合い」が最も面白く、志乃さんの使う薙刀の鬼斬り国綱が見事だ。次作が待ち遠しい。