美森まんじゃしろのサオリさん (光文社文庫 お 46-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334775568

感想・レビュー・書評

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  • 面白くなくはないが。なんだか二番煎じのような印象でした。
    いや、わたしが先に読んでた本が似たようなのがあったからどっちが先かはわかりませんが、流行りなのかな。こういうミステリーが。

    櫻子さんシリーズやら、タレーランシリーズやら、謎解きはディナーのあとでみたいな、軽いタッチの1話完結ミステリーっていうのかな?

    その流れに則ったこれ。

    どれもこれも美人探偵役のちょっと癖のある女の子に、ちょっと抜けた男の子がくっついて解決していく。みたいな男女の凸凹コンビ。恋愛に発展しそうなしなそうなそんなとこまで一緒。笑笑

    人やキャラが多少変わりはするものの、雰囲気が似てて何読んでんのか一瞬わからなくなるくらい。笑笑

    でも、たしかに読みやすいから人気なのかなぁ。

    この設定と展開。

    わたし的には長編でガッツリ入り込みたいので、さっさと読み終わりたいなぁって思っちゃうけど。本読む習慣のない人だったら短編で読みやすいからいいのかも?

    赤川次郎もこんな感じだもんなぁ。そういえば。

    まぁ、そんな感じです。流行りなんだと思う、このタッチ。

  • 過疎の村を舞台に、事件とも言えないレベルのちょっとしたトラブル対応を町役場から嘱託される若者コンビの話。
    地元民と外部からの移住者との微妙な関係、地元に伝わる神さまの伝承を絡めた白黒を付けない田舎らしい緩い解決策、それにアクセントを加える小川さんらしいSF要素など、読みところが沢山あって面白い作品でした。

  • 民俗学チックな事件を科学と技術で解き明かすライトなSFミステリー。著者の作品は基本的に好きだが、これは全体的に平板で物足りなかった。詐織がヒロインとしての魅力に欠けるのが痛い(行動の背景が見えてこないというか)。

  • 田舎を舞台にした民俗学的なミステリーですが、そこに近未来的なSF要素を絡めてるところが小川一水らしい。SFとはいえ、描かれているのは現在の延長線上にある手が届きそうな未来なので、10年もすればこれはもうSFではないかも。

  • チョット未来の中山間地が舞台なラノベ?ジュブナイル?
    見かけはごつくてたくましいけど、心根優しい何でも屋の若者、いいわね~

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著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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