さよならは明日の約束 (光文社文庫 に 16-5)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334775575

感想・レビュー・書評

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  • 高校1年生の本大好きの日柳永美とB級映画大好きの柚木崎渓の変わり者ペアが、身の周りの謎を安楽椅子的に解いていくミステリー。ケメルマンの「九マイルは遠すぎる」というちょっとした言葉から思いもかけない真相を明らかにするというミステリーのことが出てくるが、この連作短編集もそんな感じ。実際に調査して確認はしていないから、想像だけに終わっているのかもしれないが、登場人物たちはそれで納得してしまう。永美の祖母や喫茶店ブックステアリングの梶本さんたちもいい味を出しているが、エミール(永美)と渓の淡い関係も何だか微笑ましいというか、甘酸っぱいというか、いい感じだ。

  • ミステリ好きの男女高校生。
    ひょんな事がキッカケで仲良くなるのだけど、推理力はエミールが優ってる感じ。
    短編集なのだけど、微妙な繋がりがあっていい感じ。
    続編も期待したい。

  • もう今更確認しようがないよねっていうような過去からの謎に謎に対して、物証ではなく推論で迫っていく。そんな短編集。これはなかなか面白かった。絵的にはほとんど動きがないんだけど、推論の行方がなかなかにスリリングです。これはシリーズ化して欲しいなぁ。

  • 高校生カップル、ゆきさきくんとエミールの甘酸っぱい?青春安楽椅子探偵ミステリー。よくある、美女と平凡な男の組み合わせで、例の如く熟女趣味のマニアックな人物で。
    とはいうものの、ロジックをうまく組み立てて、きっとこうだろうなという結論に持っていく書きぶりは爽快。

  • 続編のほうを先に読んでしまいましたが、こっちのほうが読みやすくてよかったきがする。ぜんぜん表紙のようにさわやかな話ではないんだけど、西澤さんの下世話な部分って、なぜか不快ではなく、快感につながる。

  • 2015年刊行の単行本を文庫化。
    ストレートな『日常の謎』タイプ。作中に登場するブックカフェのような店が実在すればいいのになぁ……。

  • 読みにくかった

  • 【収録作品】恋文/男は関係なさすぎる/パズル韜晦/さよならは明日の約束

  • 好みに合わずで一話目で読むのやめちゃいました。

  • maybe it's right the my idea, but can't know the four answers.

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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