秋霖やまず: 吉原裏同心抄(三) (光文社文庫 さ 18-65 光文社時代小説文庫 吉原裏同心抄 3)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334776138

感想・レビュー・書評

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  • 麻の気持ちを叶えてあげようとする姉様の態度はある意味では美しいものの、これはあくまで男性目線なのかもしれないたも思う。
    ずっとこんな関係が続くはずはなく、だとすれはどちらかが亡くなってしまうような予感がするが、それは受け入れたくないなあ。
    桜季が少しずつ大人になりつつあるので、このまま上手くいきますように。

  • 七代目伊勢亀半右衛門なきあと札差の筆頭行司がなかなか決まらない。その混乱にうごめく陰謀から桜季がかどわかしに会う。桜季は姉の小柴の死のいきさつを曲解して伝えられ吉原にも会所にも幹次郎にも不信感を持ち足抜けしようとして幹次郎につかまり、局見世のは常に預けられた。事件を通し、筆頭行司の件も桜季の件も流れが変わった。

  • 新シリーズになって3作目。2作目読んでから2年半以上振り。ついにうすずみ庵完成。かつての薄墨太夫の禿、桜季にも進展が。で、相変わらずばっさばっさと悪を切る。この話もエンドレスだね

  • 今回は札差筆頭が決まらず、それに絡んで桜季が誘拐され、離れ屋の新築披露に間に合うか、というところ。
    札差筆頭の件は吉原にも少なからず影響を及ぼしますが、やはり利権の絡むところにはあれこれと黒幕がいるのでした。
    次巻から心を入れ替えた桜季に期待。

  •  読みやすさは抜群だが、だんだんどの舞台(シリーズ)でやっても同じなのではないかという気がしてきた。キャラクターが成熟してしまうとそうなってしまうということなのだろうか?そろそろ佐伯泰英も卒業かな・・・

  • 新シリーズ第三弾
    流石読み易い
    麻を見受けした伊勢屋の危機に、そして吉原の女郎の為に、
    そして離れの新築披露と盛り沢山が適度に

  • 裏同心にはまだまだやることがあるようですね。

  • 2018年3月光文社文庫刊。書下ろし。吉原裏同心抄シリーズ3作目。登場人物たちが、いきいきとしており、複数の話が、納得する形で進んで行く。佐伯さんの迷いも無く、タイトルも話とマッチして良い。

  • 相変わらず魅了される佐伯泰英の文庫本シリーズ。
    吉原裏同心のシリーズが完結し、スピンオフというか、その後の続編とでもいうか。

    吉原裏同心抄第3巻。
    江戸の経済界の大きな力札差の筆頭行事の地位をめぐり、金の集まるところ悪人が手を出す。

    吉原で、深く厚い信頼を得るようになった幹次郎と汀女夫婦。道を誤り吉原を裏切った桜季に、周りの人々が目をかけ情をかけ、一人で生きてはいないことを、自分の目で学ぶようにと苦界を経験させる。
    悪事を目論む輩が、幹次郎を邪魔にし、目を反らせようと
    あの手この手で事件をおこす。。。

  • 桜季の成長ぶりがすごい!
    さすが幹殿!
    早く三浦屋に帰れるといいね。
    薄墨庵の完成も良かったなー。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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