江ノ島西浦写真館 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 182
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334776619

感想・レビュー・書評

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  • カメラっていいよね。江ノ島行きたくなった。行った。

  • 2019/2/7 Amazonより届く。

  • ビブリアで有名になった三上延さんの作品.湘南を舞台として,薄く推理の味付けがされています.

  • 三上延『江ノ島西浦写真館』光文社文庫。

    『ビブリア古書堂の事件手帖』の印象が強過ぎるのか、イマイチ入って来なかった。

    江ノ島で100年続いた写真館を舞台にしたハートフルミステリー。

  • 主人公の繭は控え目で写真には関わらないと決めたものの、写真に絡む謎を追究するときはちょっぴり人がかわったようになる、ビブリア~のヒロイン栞子と相通じるものがありますね。舞台も江の島ということで鎌倉の至近、物語としての連続性はないのですが、繭の友人が語る場面、その会話のなかに栞子らしき人物がその友人の知り合いであることが語られています(この点、巻末の解説で言及されていてようやく気づきました、読み進めているときはまったく気づかずスルーしてしまった…)。
    物語の内容はというと、今は亡き繭の祖母が主を務めていた写真館の整理を進めようとする中で知り合った秋孝とのふたりを中心に進み、繭の過去、また秋孝に隠された秘密が徐々に明らかになってゆきます。
    三上作品、とくに謎にまつわる部分ではそこに関わる人たち、家族といった人々の存在や想いが時間軸を通して主人公に通じる構成になっていることでしょうか。本作ですと亡くなった祖母が残した未渡しの写真であったり、真鳥家の4枚の写真がその象徴でしょうか。ほかにもいくつかありますが、そうしたものを通じて主人公が一つひとつ謎を解き明かしてゆくシーンが読み応えがあるんですよね、事実がわかるということ以上に人の”想い”までもがじわじわとわかってゆくからかな。
    単発ものなのがちょっと残念、続編も読んでみたくなりました。

  • 面白かった。

    読み返せばなるほどなーとなる
    伏線がひかれていて
    あったかい気持ちになる。

    解説まで読むの面白かった。

  • 短編物語が最後に繋がるので、隙間時間に少しずつ読み進めれるのでテンポ良く読了できます。
    ちょっとしたミステリーと日常がバランス良く配合されてるので、オススメしやすいです。

  • 江ノ島が舞台の物語。繭がなぜカメラを持てなくなったのか…早々に明かされた過去になんとも言えない気分に。過去とはいえあまりにも自分勝手すぎて引いてしまった。
    謎解きで単純にスッキリ!とはいかないものばかりでした。

  • 【最終レビュー(文庫本有)】

    図書館貸出。

    ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ・最新刊…以来…

    静寂で寂れた写真館が舞台。

    〈亡き写真館店主の祖母・母親・孫娘;三世代の女性の物語〉を土台に

    主人公・孫娘の目線で描く

    『喪失感・葛藤・トラウマ・業(ごう)・再生』

    並びに

    主人公が少しずつ迫っていく

    『かつての来客者だった人々の「写真」に隠された「トリック並びにミステリー」』

    2つの両輪が、同時進行しながら展開されている。

    主人公と同様、誰にでも、こういったエピソードは、一度や二度、必ずしも経験しうることであろう

    [闇雲のベールに包み込まれた心情描写]を踏まえ

    ゆっくりとした時間の流れの中

    ミステリーを徐々に紐解く過程を、上手く丁寧に掘り下げながら

    〈自ら遠ざけていた世界観を、一歩一歩、少しずつ取り戻していく空気感〉

    が特に印象に残るポイントであった。

    不思議に、ひとかけら、ひとかけら…

    [どことなく、抱えている心情が重ね合わさるところもあるかのような…]

    そんな、淡い感覚も覚えながら、一女性の立場柄の視点を通して、そう捉えていました。

    [外見のみで、本来持ち合わせている『人間の素性』なんて『決して見えてはこない』]

    これが、物語のメインテーマであることを、さり気なく問いかけてるなといったところでしょうか…

    こうとは決して、言い切れない…

    答えは、一人一人の捉え方次第かなと…

  • 亡き祖母の写真館に関わる人たちや写真に隠された謎を解いていくミステリ。
    主人公が写真を撮れなくなったトラウマの件が2話目にすぐ登場したのにはびっくりしましたけど、後の展開を考えるとこのタイミングになるよなと。
    それよりももっと大掛かりな謎が最後に残されていたので。
    写真一つで人生が狂わされることもあれば、救われることもある。
    いい面も悪い面も見せてくれつつ、謎解きも楽しめる、贅沢な物語で、粗筋にもあった人間の過ちと再生を描いた物語でした。
    ようやく実現した幼馴染みとの再会、この後どんな言葉を交わしたのか、写真館で出会った男性とのこれからの縁、この辺りは匂わすだけではっきりした答えは出されないまま終わりますが、これはこれで色々想像できてよかったなと。
    未来は読者が想像した数だけあるのだから。

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著者プロフィール

1971年、神奈川県横浜市生まれ。 武蔵大学人文学部社会学科卒業。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で2002年デビュー。2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネート。2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネート。2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート。

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