ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)

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  • 光文社
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334776961

感想・レビュー・書評

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  • 湊かなえらしい、語り手から見える物語の妙。

    殺した者と殺された者。
    それぞれを視点に置くことで違った物語が浮かんでくる。

    「優しい人」であれば、人に優しくすることを強く意識させられてきた女の子と、人当たりの良い真面目な男の子の話。
    ストーカーでよくある、その気にさせた、という理由と、怖くて断れなくて、という理由のような。
    思い込みって、怖いなー。

    表題作「ポイズンドーター」と「ホーリーマザー」はそもそも、タイトルから面白いけど。
    「毒親」って、難しい。
    過保護の領域か否か。
    結局は、イジメの論理と同じで受ける側がどう感じるかなのでは。
    子ども自身がそれを愛だと受け止められなければ、例え一般的にはそれが許容範囲内であったとしても、毒なんだと思う。

  • 祝文庫化!

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    女優の藤吉弓香は、故郷で開催される同窓会の誘いを断った。母親に会いたくないのだ。中学生の頃から、自分を思うようにコントロールしようとする母親が原因の頭痛に悩まされてきた。同じ苦しみを抱えた親友からの説得もあって悩んだのだが……。そんな折、「毒親」をテーマにしたトーク番組への出演依頼が届く。(「ポイズンドーター」)
    呆然、驚愕、爽快、感動――さまざまに感情を揺さぶられる圧巻の傑作集!
    https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334910945

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プロフィール

湊かなえ(みなと かなえ)
1973年、広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。
2005年に第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年には第35回創作ラジオドラマ大賞受賞、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。読んだ後に嫌な気分になるミステリー「イヤミス」の優れた書き手として著名。
「聖職者」から続く連作集『告白』は、2008年、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれ、2009年、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は、共に史上初。2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)、2016年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。ほか、直木賞で度々候補になっており、2018年『未来』で第159回直木賞に3度目のノミネート。同年『贖罪』でエドガー賞候補となった。
映画化・ドラマ化された作品多数。特に映画では、2010年『告白』、2014年『白ゆき姫殺人事件』、2016年『少女』、2017年『望郷』と話題作が多い。

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