殺人は女の仕事 (光文社文庫 こ 3-3)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334777975

感想・レビュー・書評

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  • タイトルから期待したようなお話ではなかった。読みやすくはあった。

  • ミステリー短編集。あっさりとした読み心地で、物語も簡潔に思えるのですが。読み終えた後になんともいえない余韻の残る話が多いです。「え? そうなるの?」という感じ。なんとも皮肉だったり、ぞくりとしたり、ささやかな毒を感じさせられました。
    お気に入りは「茶の間のオペラ」。ラストの一行が恐ろしいこと! なのだけれど、そのあとに起こるであろうことをちょっと期待してしまったりするのがまた恐ろしい(苦笑)。
    「殺意を抱いて暗がりに」も良いなあ。これもまたラストの一行が効いています。

  • 復刊が続く小泉喜美子が、今度は光文社文庫から刊行。
    小泉喜美子の短編は都会的でスタイリッシュな雰囲気を纏っているのだが、その、当時の『都会的』な雰囲気が、現代では一種のノスタルジーに変化しているような気がする。
    このままコンスタントに復刊が続いて欲しいところ。

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著者プロフィール

1934 - 1985。推理作家、翻訳家。1963年に『弁護側の証人』でデビュー後、多くの作品や翻訳を手がけたほか、ミステリーに関するエッセイなども。歌舞伎好きとしても知られ、論考を残している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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