珈琲城のキネマと事件 (光文社文庫 い 31-38)

著者 :
  • 光文社
3.11
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本棚登録 : 142
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334779382

感想・レビュー・書評

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  • 幻想的な洋館で珈琲と昔の映画を観てスペシャリスト達と謎解きをするという、ミステリー好きな大人のファンタジー。『赤い警官と未来の廃墟』が一番意外性があった。

  • 連作短編集。
    都内の洋館。もともとは映画館だったが、今は喫茶店。常連たちに古い名画を上映するが、客がそれよりも好むのは謎。ゲストを招いて、それぞれの専門分野で謎を話合う。

     軽い読み口で謎解きを楽しむ。謎は殺人もあるがあっさりしている。初めて読んだ作者なのか、文章のテンポになれなかった。場面描写とか、読みにくいところもあったけど、軽妙な会話は楽しかった。古い映画のファンなら、もっと「わかるわかる」ってなると思う。

  • あまりに不可解な状況で起こった怪奇な事件の謎を、数々の名画に仕掛けられたトリックを踏まえて解き明かしていく連作ミステリ。映画好き・怪奇好き・ミステリ好きにはたまらない作品です。
    幻想やホラーが好きな者としては、謎めいた事件の様相だけで非常にわくわくさせられてしまいました。「櫻屋敷」とか「赤いおまわりさん」とか、もうその言葉だけでぐぐぐっと引き込まれます。これ、面白くないはずがないでしょ! とタイトルだけ見た時点で確信してしまいました。そして実際文句なし。
    お気に入りは全部。だけど「狼が殺した」のあまりに凄まじいトリックが一番印象的だったかなあ。映画と絡めた謎解きも圧巻。

  • 喫茶店に集う人達と、謎。

    連続短編になっていて、謎が語られて解決していくので
    読みやすく、分かりやすく、でした。
    しかしこの喫茶店、どれほど暗い感じなのでしょう?
    あだ名だけで、その人の特徴が一切でてこないので
    想像の中の喫茶店は、常に暗い感じです。
    だからこそ、語りやすい、というのもあるのかと。

  • 2023.04.23 図書館

  • 元名画座の喫茶店で語られる事件と匿名多数の安楽椅子探偵と古い映画、という取り合わせ。
    美味しい珈琲片手に古い映画が観たくなる。
    シリーズ化して欲しいと思った作品。

  • 2022.2.18-492

  • 思ってたのと違ったけどこれはこれで面白かった。続編出たら読むかも。

  • 名画の撮影秘話みたいなところだけは興味あるけど、全体的に雰囲気が好みでなかった。

  • 不思議な喫茶店でシネマを観ながら、集まった会員で持ち込まれた謎を解く。いい感じの設定だと思ったんだが、なんていうか…作り込み過ぎてる印象で、今ひとつ感情移入できなかった。

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著者プロフィール

鳥取大学大学院 医学系研究科

「2019年 『公認心理師 実践ガイダンス 2.心理支援』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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