女ふたりで丸かじり生ベトナム (知恵の森文庫 c い 3-1)

著者 : 池野佐知子

• 光文社 (2003年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[出雲一寸さんの感想 · 2015年3月19日]

読書録「女ふたりで丸かじり生ベトナム」3

文　池野佐知子
イラスト　池田須香子
出版　知恵の森文庫

p108より引用
“「米を腹いっぱいに食ったら、悪い欲望はな
くなる」ーーベトナムの老人たちはそんなふう
に言います。”

目次より抜粋引用
“私的サイゴン風景考察
　ベトナムの残り香をハノイで知る
　ファッションの洗練
　そして私たちは食獣になった
　ジャングルぐるぐる”

　フリーのライターとイラストレーター二人に
よる、ベトナムを旅して回ったエッセイ集。
　食べ物買い物リゾートなど、それぞれの目的
に沿った話が書かれています。

　上記の引用は、ベトナムとお米について書か
れた項での一文。
お腹一杯であることが、まず何よりも重要なの
だなと、他の国の老人の一言からもよくわかり
ます。普段怒りに駆られた時は、まず美味しい
ものを食べてから、考えなおしたほうがいいの
かもしれませんね。
ベトナムで食べられるお米はインディカ米だそ
うですので、お腹一杯食べても、さっぱりとし
た食後感なのかもしれません。
　ほとんどのページにイラストがあり、イラス
トレーターの仕事ぶりが見て取れます。
イラストの雰囲気も良いので、気持ちいい一冊
です。

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[book4646さんの感想 · 2013年5月31日]

都会はどの国も大して変らないものだけど、まだ都会になる前の１９９５年のベトナム。日本だって随分変ってるからベトナムも相当変っているとは思うけど、行ってみたいなー。古都のフエは京都みたいなものだからあまり変化ないのかな？
おいしい物とキッチュで手ごろな価格の雑貨が魅力的。
世界で一番美しい女性はどこだ？という話題になると必ず出てくるベトナム女性たちは子供のころから日々スタイルに気を使っているんだね。身長１５７ｃｍでバストとウエストの差が２２ｃｍ以上なければそれをウエストとは呼ばないとか凄いわ。

著者プロフィール

新聞社・編集プロダクションを経て、1989年よりフリーライターに。同年より働く女子のネットワークを構築スタート。2022年１月現在は438名の参加OLを有す（同時に働く女子を卒業した女性およそ500名のネットワークも有す）。ライターとして、新聞・雑誌・広告のコピー・コラム・インタビューを担当するだけでなく、テレビドラマの脚本助手、ラジオパーソナリティとしても活動。現在は「サンデー毎日」で「ＯＬ400人は考える それってどうよ!?」、「週刊女性」で「運命を変えるヒマラヤの言葉」の連載を担当。著者は『ソウルでビューティアップ　綺麗になる！』、『女ふたりで丸かじり 生ベトナム』など

「2022年 『人間関係がうまくいく　働く女子の気くばり新常識100』 で使われていた紹介文から引用しています。」