誰も知らなかった京都聖地案内 京都人が能楽にこめた秘密とは (知恵の森文庫)
- 光文社 (2006年4月5日発売)
本棚登録 : 44人
感想 : 2件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334782641
感想・レビュー・書評
-
能の専門誌である『観世』(檜書店)に連載された記事をまとめた本で、能の演目のなかに登場するさまざまな舞台について、著者自身の立場から考察をくわえたエッセイです。
前半は、鞍馬山、愛宕山、貴船、稲荷山といった京都の各所がとりあげられ、後半は熊野、富士山、立山など、京都以外の各所のもつトポロジカルな性格が、京都とのかかわりを通して論じられています。とくに著者の関心は、日本人の「異界」に対するまなざしの具体相を明らかにすることに向けられており、能楽についての解釈を織り交ぜつつ、日本文化の真相にせまろうとしています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
京都の史跡名所に能楽の題材になったものがある。聖地、異界に起こった不思議なこと(怪異)が題材となっている。
これら能の題材となったことが、史書、説話集、歴史文学などに記述されていることも紹介している。
全2件中 1 - 2件を表示