子供部屋に入れない親たち (知恵の森文庫)

著者 : 押川剛

• 光文社 (2004年6月9日発売)

感想・レビュー・書評

[taka_2さんの感想 · 2015年10月16日]

時に錯乱状態などになっている精神疾患を抱える人を無事に病院に送り届ける移送サービスを手掛ける人の話。
かなり壮絶な現場風景に、ドン引きしつつも、移送サービスのお世話にならないようにしなければと思う。
エリート家庭と子どもの挫折から発生するケースが多々あるとのこと。
不登校→ひきこもり→精神疾患のレールを歩まないよう、早期発見早期治療が大事。
頭では分かっているが、家族とのコミュニケーションを大事にしたい。

[No Book No Lifeさんの感想 · 2013年1月27日]

家から出ることのできない精神を止んだ人を、説得して病院に運んでくれるサービスがあることを知っただけでも価値がある。必要としている人はたくさんいるだろうし、タブーになっている精神疾患の患者のあつかいについても、現実的側面からアプローチされている。