真実の言葉はいつも短い (知恵の森文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 79
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334783129

感想・レビュー・書評

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  • はじめて、彼が書いたエッセイを読んだ。きっと、いろんな人と話すことが多い人なんだと思うし、人間が好きな人なんだろうと思う。面白い観点というよりは、まっとうな範囲の中にある、ふふっと笑えるユニークさを文章で表現しているように感じた。やっぱり言葉を扱う人は、現象を表す言葉を選ぶセンスがあるんだなと。

  • 考え方の形式が自分と同じなのだといつも感じる。だから何を読んでもなんのストレスもなく脳に染み渡る。これは気持ちが良い。そして、まだこの先の思考があるはずだという感覚、これもいつも鴻上ものの読後にぶら下がっている。これですべて解ってはいないはずだ。まだ見ぬ先の地平が。このことは誰よりも作者が気がついているはずだという確信。そのかわいさへの信頼が強く、ある。

  • 早稲田劇研の様子が垣間見れるということで読み始めたのだけれど、鴻上さんの文章は私の感性にフィットするらしく、全体的にとても読みやすくて面白く、かつ笑いの中にズキンとくるようなメッセージが込められていて、出会えてよかった1冊。
    それにしても当時の劇研のなんとハードだったことか。

  • 2004年9月8日購入。
    2010年1月4日読了。

  • 【2008年7月10日購入】

  • 脚本家・演出家の鴻上 尚史氏が20代〜30代にかけて各誌/単行本に執筆したコラムやエッセイを抜粋して編纂したもの。彼が演劇を始めたきっかけから、演劇でメシを食うにいたるまでそしてその後の葛藤や苦悩が赤裸々につづられています。
    あまりにも生々しい描写と容赦なく厳しい現実を読み手に突きつけるので、かなり心臓の強い人でないと読了できないかもしれません。でも、読破するだけの価値は十分にあります。演劇に携わるかどうかに関係なく、この本には「人間」という生き物が現実に立ち向かううえで重要なエッセンスがぎっしり詰まっているのです。

    前書きとしての「ごあいさつ」の章で、鴻上さんはこう述べています。
    「何かを始めようとして何を始めたらいいか分からない人や、エネルギーだけはあってもどこに向かってそのエネルギーを放出したらいいか分からない人や、何かを始めるたびにどうしてもうまくいかない人や、何かを始めようとしても最初の一歩が出せない人に。」

  • ラストの『あとがきにかえて(プロパガンダ・デイドリーム)』が本当に一見の価値有り。っていうか、読むのここだけでも良いよっていうくらいです笑。いや、それは他が面白くないんじゃなくて、この章が最も優れています(?)ということです。

  • 鴻上氏の若いころのエッセイ集。劇作家・演出家の視点で日常・日本を見る、というスタンスは今も昔も変わっていない。業界を知りたい人は手に取ろう。

  • そうなのよ。短いのよ。

  • ダンナくんに借りたよ。短文エッセイのような空き時間にちょこちょこ読める本は、とても好きです。お芝居は見たことがあったけど本ははじめて。

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プロフィール

1958年愛媛県生まれ。早稲田大学法学部卒業。在学中に劇団「第三舞台」を結成、以降、作・演出を手がける。1987年『朝日のような夕日をつれて’87』で紀伊國屋演劇賞、1992年『天使は瞳を閉じて』でゴールデン・アロー賞、1994年『スナフキンの手紙』で第39回岸田國士戯曲賞、2009年「虚構の劇団」旗揚げ三部作『グローブ・ジャングル』で読売文学賞戯曲賞を受賞する。2001年、劇団「第三舞台」は2011年に第三舞台封印解除&解散公演『深呼吸する惑星』
を上演。桐朋学園芸術短期大学特別招聘教授。現在は「KOKAMI@network」と「虚構の劇団」を中心に活動。また、演劇公演の他にも、映画監督、小説家、エッセイスト、脚本家としても幅広く活動。近著に、『朝日のような夕日をつれて[21世紀版]』『ベター・ハーフ』『イントレランスの祭/ホーボーズ・ソング』(以上、論創社)、『ロンドン・デイズ』(小学館文庫)、『青空に飛ぶ』(講談社)、『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』 (講談社現代新書) など。

「2018年 『サバイバーズ・ギルト&シェイム-もうひとつの地球の歩き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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