- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334784096
感想・レビュー・書評
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H30.10.29 読了。
・銭湯での話。昔は銭湯にベビーベッドがあって、若いお母さんたちが子供の身体を洗って銭湯のおばちゃんに手渡して服を着せてもらったり、水を飲ませてもらったりしてお母さん自身の体を洗いに戻っていくなんて光景が日常茶飯事だったらしい。昭和の時代背景の影響か。ノスタルジックな感じがする。
とても読みやすく楽しめた作品。益田さんの作品は、私的に好きですね。詳細をみるコメント1件をすべて表示-
鉄之助さんコミュニティの中心にあった「銭湯」。読んでみたくなりましたコミュニティの中心にあった「銭湯」。読んでみたくなりました2018/11/07
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後書きに
お風呂がなかったからこそ見えた世界もあった。
この通りの結果、作品を生み出している、
何が幸いするかわからないね。
自分は銭湯に行く「毎日」という経験がないからー
むかーし、自宅のお風呂が壊れたかなんかで
行った記憶がある、
慣れなくて、気恥ずかしい思いをした。
今はスーパー銭湯「結構本物の温泉ぽいところ」に食事込みで行ったりしてる。コロナ禍で最近はないなあ。
またスーパー銭湯とは趣が違うし。
マナーの凄く悪い人のことを書いていた。
反対に、いろいろ、清潔に後片付けをして
見上げた人の話は
真似したい。
しかしなんでもネタになるなあと感心!
それに作家というものは
なんでもさらけ出せるような神経でないと務まらないなあ、デリケートなんだか、図太いのか不思議だわ。それにずいぶん小さな頃の記憶だが
今思い出すのか、そこをつくりだすなのか
脳のどの部分が働くのかしら? -
お風呂屋さんの女湯での出来事をしみじみと描いているエッセイ。
くすりと笑えてあたたかい気持ちになれる。
東京の深夜の銭湯の漫画がとても気に入って何度も読んでしまう。 -
読んでいると温泉に行きたくなりました!
大人になるとつい忘れてしまう子供心を思い出し、ほっこりした気分になりました。
4〜5歳ごろ、意味がないのはわかりつつも楽しくてタイルの花にお湯をかけて回る話…最終的に親に怒られても本当のことは言わず自分の秘事にしておく子供の気持ちなど、自分もそうだったなぁとか子供もそういう風に成長するのかなぁ、としみじみ思いました。
石鹸タオルぶくぶくは祖父を思い出し、親子で温泉に入ったことなど忘れていた記憶が蘇りました。
銭湯の習慣はありませんでしたが、読んでいてとても懐かしくなり、自分もこんな子供の頃があったなぁとタイムスリップさせてくれるエッセイでした。 -
正確に書くと星3.8。
益田ミリさんが長年通った銭湯(女湯)を独自の視点で書いていて、すごく面白かった。
銭湯によくいく人も、行ったことがない人も楽しめると思う。 -
2014.01.25
益田さんのエッセイは何冊か読みましたがなんとなく肌に合わないものばかり…。これもどうかなぁと思って読んでみましたが、銭湯でのほっこりとした思い出が書いてあって楽しく読めました。益田さんの本の中で一番好きかも。
赤ちゃんのベビーベッドの話、家族でジュースを奪い合って飲んだこと、お風呂の中でのおばちゃんたちとの交流など、ほんわかと良いお話が多かったです。
特に子供時代のほうが、辛くて大変だったという部分に共感しました!確かに大人になった今のほうがいろいろ鈍感になって生きるのがラクになった気がします。
ひとつ気になったことが…銭湯通いをしたことが無いのでわからないのですが、女性の方は生理の時はどうしているんでしょう?? -
『家にお風呂がなかったからこそ見えた世界』を赤裸々に語られています。私は銭湯が日常にあった世代ではないですが、読んでいるあいだ懐かしい気持ちでいっぱいでした。
風呂屋のおばちゃんが一人で、すべてのお風呂上がりの赤ちゃんを母親から受け取り、体をふき、ベビーパウダーをはたき、おしめをつけ、哺乳瓶を飲ませていたというエピソードが一番好きでした。現代と違う昔の子育ての温かさを知り、良き時代だったんだと感じました。 -
銭湯通いの中で、益田ミリさんが感じたあれこれが書いてあります
私も昔、たまーに母と銭湯に行ったこと思い出しました
相変わらず、心の中の人には知られたくないような気持ちまで表現してる所が益田ミリさんの魅力だなぁと思います! -
元々大好きな作家さんです。日常の中での些細なことを、ゆるくすこし楽しく書いてあります。いつもこの作家さんの本に癒されます。