ヤクザ式ビジネスの「かけひき」で絶対に負けない技術 (光文社知恵の森文庫)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334785789

作品紹介・あらすじ

市場原理主義が支配する弱肉強食の現代は、"勝つためには何でもあり"のヤクザ界に近づいている。すなわち、不況が続くビジネス界を生き抜くための手っ取り早い方法は、ヤクザの交渉術を学び、駆使することだ。週刊誌記者時代に数多くのヤクザを取材してきた著者が、相手を制し、責任を取らせ、自分に有利な結果を導く最強の交渉術を徹底解説。

感想・レビュー・書評

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  • 「いかに評価を定めさせないか」、「後出しジャンケン」、「前に出て負けよ」、「言い訳はすべて吐き出させる」、「クライアントの目で自分を見る」

  • 会社の人間関係、取引先との関係、どちらにも応用できる交渉術がたくさんで大変勉強になりました。
    綺麗事ではなく、したたかにならなければ。

  • ヤクザそのものを肯定したり賞賛しているわけではなく、その世界で生きていくために必要な考え方の一部を紹介している。
    読み取れるのは、
    1.自分に自信をもつ
    2.物事をその表面で判断しない
    3.目は口ほどにものを言う
    4.中間管理職は立場が弱い(下の者は失うものはない)
    5.部下には公平に接する、は間違い(不公平にすることにより、関係が保たれる)

    心理面ではチャルディーニの「影響力の武器」に当てはまるところが多く、特に「返報性」を意識した内容。
    貸し借り、義理人情など。

  • 新鮮味のない話だけども、知らない人が読むと、なるほどとなるかもしれない本。

  • タイトルを見ると、「相手を脅す」とか「見た目を怖くして威圧する」とか卑怯な手で相手を負かすという印象を持ってしまう。しかし、そうではなく「言い訳を許さない」や「看板を背負っている」と言った、正当なビジネス書と言える。
    命がけの極限状態を戦い抜いている重みがある。自分がここまでできるか、と考えると難しい。少しマイルドにして実践できると、非常に有用であると思う。

  • 実践できるかどうかは微妙。やってみる?

  • p4 「つまりヤクザは、地元の人々から慕われ、頼まれ事をし、それを解決することで飯を食うんだ」

    p35 「いくらなら買っていただけますか?」と訊かれたら、「いくらまで引けますか?」と、質問には質問で応えて主導権を取り、

    p55 譲歩したこの一歩が、二歩、三歩の譲歩を迫られていくことになる。
    ビジネスという戦場で譲歩する人間が、大成などするわけがないのだ。

    p61 情報も同じで、情報を持っていなくても、持っているように見えさえすれば、勝手に集まってくるのである。

    p123 第三者に責任転嫁して当人を救ってやり、連帯意識を喚起して意のままに動かす手法は、分野を問わず、心理術の基本なのである。

    p152 相手に応じて、何の“お土産話”をするかを事前に考え、用意するのだ。

    p160 大企業も、うまく踏み台にして自分をジャッキ・アップすれば、競争して恐れるに足らず、ということなのである。

    p207 オシャレは他人より二割増し

    p228 失敗は、対処によっては、チャンスに転じることもあるのだ。
    失敗したり、クライアントに迷惑をかけたと思ったら、何はともあれ、すぐさま謝りに出向くこと―これが鉄則である。・・・何をおいても謝りに行くこと。

  • ちょっと、期待と違った。

  • 一般的なビジネス書とは違った視点・考え方が提示されており、それはそれで面白い。とはいえ、ビジネス書と考えると現実的にはどこまで参照・有効活用できるかは疑問。
    ちょっとした娯楽書として読めば面白い。

  • なかなか面白かった。

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著者プロフィール

1950年生まれ。作家。20余年にわたって、安藤昇の秘書役を務める。

「2017年 『実録 安藤組 ~餓狼の系譜 安藤組最後の戦い編~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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