旅はゲストルームII: 測って描いたホテル探検記 (光文社知恵の森文庫)
- 光文社 (2013年12月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334786366
感想・レビュー・書評
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1巻同様、ものすごく詳細な図面に
色づけまでされているから
行って泊まった気分になれます。
旅の感想もちょこちょこ増えてるかな。
おまけとして
ゲストルームを設計するときに
考えるべき各パーツのサイズやら
必要な備品やらまで書いてあるので
想像上のマイホテルが建てられそうだわ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
間取り図だけでなく
お洒落なイラストとエッセイで
束の間自分も旅してるような
気分になる
一つ一つが短いのも
ちょっとしたブレイクタイムに
ぴったり -
実測とスケッチだけではなくて、ホテルのデザイン含めその国の文化や風土についても触れられていて、分かりやすかった。バワの建築で私も泊まったことがあるホテルが載っていて、良かったなと思い出してしまった。日ごろから測ること、スケッチすることで理解や発見ができることを感じさせてくれた。
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※図書館
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一巻め(『旅はゲストルーム』)のほうが、ホテルマンやフロントやバーとのやりとりや街との出会いに関するエピソードに満ちていて読みごたえがあったのに比べると、やや淡々としていて面白味が薄れた印象。
しかし実測を通じて、その国ならでは・その街ならではの特徴が明らかにされている点は相変わらず(むしろかえって)面白い。
フランクフルトのホテルですべてのディテールがドイツらしく理詰めであることとか。
ジェフリー・バワ設計のホテルでインド洋を借景にしてインフィニティプールやベッド・ミラー・バスルームを一直線に並べて体験を演出したりとか。
ビジネスの場合であっても、自分がコントロールできるときには、現地の風土やデザイン思想が表れたホテルをチョイスしたいものだと思った。
また今作は、最近自分が訪ねた場所の近くも含まれていたのも関心深かった。
ストックホルムもそうだが、イタリアのランコ(マッジョーレ湖)では取り上げられたイル・ソーレの向かいのホテルに泊まっていたので部屋の雰囲気がわかって面白かったし、
バルト海のタリンクシリヤラインのことも(当時は部屋のことは淡白な空間くらいにしか思っていなかったが)確かに旅情を誘うわくわくする体験だったと懐かしく振り返った。
加えていえば、実測し手書きで描くゆえの「描くこととは知ることであり、覚えることである」との指摘、「見て描くことは、(見たことがない空間を)見ないで描くため」との哲学にはまたしても感銘を受けた。 -
Iに続き、IIも。
眺めているだけでも異国情緒を味わえそう。
旅先での出来事など、文章もとても面白く読めます。
気になる国のホテルをチェックしてしまいますが、ここで宿泊しているホテルはどこもお高そうだなぁ。 -
旅に行きたい!って強く思います。