ローカル線ひとり旅 (光文社知恵の森文庫)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334786458

感想・レビュー・書評

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  •  筆者が、ローカル線に乗ってきた経験や旅からどんな旅がよいか、どんな車両があるかの案内本。

     ローカル線の旅というと「青春18きっぷ」が思い浮かぶけれど全線それで行く必要なはい、LCCや高速バスなども織り込んで使うといいというのが、オイラにとって目から鱗が落ちた気分でした。

     また、大阪近郊の他社と競合している路線は、速くてクロスシートのよい車両だけど辺鄙なローカル線に古いロングシート車両が使われていて旅情がないなど、なるほどなあと思いました。

     ローカル線にのって楽しむ方法はたくさんありますが、この本でその一例を知りました。

  • 谷川一巴著 ローカル線ひとり旅 読了。著者の方は初めて知りましたが、鉄道などの公共交通機関を利用した旅に関する取材や執筆をされているフリーライターの方との事。それだけに単なる旅の読み物というよりは、鉄道旅をお得に楽しむ極意を伝授してくれる実用書を兼ね備えた一冊だと思うのであります。

    ローカル線の旅を楽しむための9つの極意が本書の構成になってますね。

    極意1 しっかりプランを立ててから、行き当たりばったり

    極意2 汽車旅を味わえる車両を選ぶ

    極意3 バスやフェリーと組み合わせる

    極意4 切符をとことん選び尽くす

    極意5 「青春18きっぷ」を隅々まで活用する

    極意6 時刻表の行間を読む

    極意7 ローカル線はどこにでもある

    極意8 地形に沿って日本をたどる

    極意9 鉄道がたどってきた道に思いを巡らす

    何か目次を見ているだけでわくわくしてくるではないですか!!!

    「ひとり旅こそが神髄」と豪語する著者は、「何はともあれ、出不精になってしまうのが最もよくない。もっと旅を楽しんでもらいた。」と語りかけてくる。

    そういえば、我輩もここ数年めっきり出不精になっているよなあ。

    年初にあたっては、「今年は久しぶりに肩肘張らずに旅に出てみようか!!確かに疲れることがあるかもしれないけれど、勇気を持って」と決意を新たにしたばかり。そんな思いを更に高めてくれる珠玉の一冊だと思うのであります!!!

    【Dance1988の日記】
    http://d.hatena.ne.jp/Dance1988/20160103

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著者プロフィール

1958年横浜市生まれ。日本大学卒業。旅行会社勤務を経てフリーライターに。雑誌、書籍で世界の公共交通機関や旅行に関して執筆する。国鉄時代に日本の私鉄を含む鉄道すべてに乗車。また、利用した海外の鉄道は40ヵ国以上の路線に及ぶ。おもな著書に『割引切符でめぐるローカル線の旅』『鉄道で楽しむアジアの旅』『ニッポン 鉄道の旅68選』(以上、平凡社新書)、『ローカル線ひとり旅』(光文社知恵の森文庫)、『世界の駅に行ってみる』(ビジュアルだいわ文庫)、『台湾のりもの旅』『タイのりもの旅』(ともにイカロス出版)などがある。

「2018年 『ニッポン 終着駅の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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