論語の一言: 「ぶれない自分」をつくる最良のテキスト (光文社知恵の森文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334786519

感想・レビュー・書評

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  • 一言(いちげん)とは何か。

    時には、あの一言が国を滅ぼし、この一言が国を興す。あの一言が暗黒の世を切り裂いて黎明をもたらし、この一言が深い闇の世を作り出してしまった。このくらいの力が一言にはあるんだと、中国古典は言ってきました。

    「一言事をやぶり、一人國を定むる」

    「生きていくうえで、ぶれない軸が欲しい」
    混迷した時代ではそんな悩みを抱えている人が多い

    『論語』には、人間の本質が簡明に記されている。
    人間の行動や考えを支える「根っこ」を知ることが、ぶれない自分を作る軸になる。

    この根っこは、人間なら誰しもが持っているモノ。「人生を正しく、楽しく、幸せに生きるためのたしかなルール」とも言える。

    大事なのことはその「根っこ」に自ら気づくこと。そのために必要なのが『論語』である。

  • 崇高な書物のような気がして、読まず嫌いだったのですが、これなら読めるかなと思って購入しました。それとなく聞きかじった言葉もあり、すごく読みやすい本でした。英語を直訳したような分かりにくい表現はなくて、柔らかく咀嚼して、腹に落ちるように分かりやすく解説してあります。
    著者が、論語は読む度に発見がある…と言っているように、しっかり読むと奥が深いのかもしれませんが、最初から深いところに入るとハードルが高い読み物になるでしょう。本書を入門書として、少しづつ慣れ親しむとサブタイトルのように、自分に軸ができるような気がします。

  • 【選書者コメント】孔子の教えが現代的な感覚で解説されている。
    [請求記号]1200:832

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著者プロフィール

田口佳史(たぐち・よしふみ)
1942年、東京生まれ。東洋思想研究家。イメージプラン代表取締役会長。新進の映画監督としてバンコク郊外で撮影中、水牛2頭に襲われ瀕死の重傷を負い入院。生死の狭間で「老子」と運命的に出会い、「天命」を確信する。「東洋思想」を基盤とする経営思想体系「タオ・マネジメント」を構築・実践、延べ1万人超の企業経営者・社会人・政治家を育て上げてきた。第一人者として政財界からの信任は厚い。東洋と西洋の叡智を融合させ「人類に真の調和」をもたらすべく精力的に活動中。配信中のニュースレターは海外でも注目を集めている。
著書に『超訳 孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール』『超訳 論語「人生巧者」はみな孔子に学ぶ』『超訳 老子の言葉「穏やかに」「したたかに」生きる極意』(以上、三笠書房)など、ベストセラー、ロングセラーが多数ある。

「2022年 『仕事で一生悩まないための菜根譚の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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