読書の腕前 (光文社知恵の森文庫)

著者 :
  • 光文社
3.65
  • (37)
  • (60)
  • (47)
  • (15)
  • (6)
本棚登録 : 720
レビュー : 72
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334786618

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本が好きでたまらない、という著者の気持ちが伝わってくる。
    帯にピースの又吉さんの言葉が載っている。

    一行読むごとに「共感」や「発見」があり、ますます本が好きになりました。本を愛する僕にとって、岡崎さんは偉大なる先輩です。

    又吉さん、私も大同意!
    岡崎さんの文章は読者を上にも見ず下にも見ず、単なる本好きの仲間として見てくれているような気になる。
    特に「はじめに」と第一章「本は積んで、破って、歩きながらみるもの」の内容は「共感」することが多く、本への偏愛も相まり、まるで本への‘ラブレター’を岡崎さんに代筆してもらったような陶酔感と満足感(笑)
    あ、他のレビュアーの方にも同じような事を書かれている方もいらっしゃいますね。

    第二章は「ベストセラーは十年後、二十年後に読んだ方がおもしろい」第三章は「年に三千冊増えていく本との闘い」第四章は「わたしの「ブ」(ブック○フ)攻略法」第五章「旅もテレビも読書の栄養」第六章「国語の教科書は文学のアンソロジー」ときて最後の第七章「蔵書の中から「蔵出し」おすすめ本」

    紹介されている本も多数。
    私の好みと全然被んないけど(笑)岡崎さんの熱に当てられ読みたくなった本が...多すぎて...嬉しい。

    エリック・ホッファーと佐藤泰志とアン・タイラーがすごく読みたい。

    でもこの本も目録ついてないのね。
    本を紹介するなら巻末に目録をつけてほしいです。

  • 書評家である著者が読書論を綴ったエッセイ。
    読書の楽しみ方は人それぞれだし、高尚な文学を読まないと読書好きとは言えない、なんて思わない。
    けれど、
    読書の世界って奥が深いなぁ、としみじみ思う。
    あまりにも自分は読書好きとしてまだまだだったな、と。
    共感を得られる部分も、それはちょっと違うかなっていう部分もあったけれど、
    なるほど!という新鮮な驚きや、気になる本が一気に増えた収穫は大きい。
    図書館で借りて読んだけれど、文庫本を手に入れたい。

  • 本は「即効性」がないメディア

    誰が本を殺すのか 延長線佐野 
    「幻想かもしれないけど、僕は本というものは、時間の流れを一瞬で止めてみせることができるメディアだと思うんです」

    「書物を読むことで得る大切な収穫のひとつは、他者を知ることだと思います」

    弱者が演じる特異な役割こそが、人類に独自性を与えているのだ

    少年探偵シリーズがでてきてびっくり。
    本好き少年はみんな通ってきた道なのかもね。

  • 本作でもピックアップされているけど、いわゆる”本の本”。僕もこの系統は大好きです。ここでオススメされている”本の本”も、是非読んでみたいものばかり。で、どんどん読みたい本が増え続けるという(苦笑)。まあでも自分の蔵書は高が知れているので、今のところ、保管場所に困るところまではいっていないんですが。でも時間の問題かな。積読が当たり前とか、実際に足を運んで本を選びたいとか、読んでて大きく頷かされるところも多かった。

  • 著者の岡崎武志さんは、本当に読書が好きなのだというのが良く伝わるし、「いくらでもどこからでも読みたい本が向こうのほうから飛び込んでくる。」という感覚、とても共感できる。
    著者にとってだけでなく、読書が人格形成に与える影響や人生においてどれほどの彩りとなるか、改めて納得したし、これを読んでまた読みたい本リストに作品が増えてしまった。

  • 面白かった!
    とにかく、膨大な量の読書をされてきたことがわかる。
    冒頭の、「桟橋で読書する女」の紹介で心を鷲掴みにされ、その後はその勢いであっという間に読み進みました。
    ここまでの量も読んでいないし、ここまで熱中したとは言えないけれど、著者の話す内容はとてもよく理解できる。うん、うん、とうなづいて読む感じ。
    読みながら、幾つかの本を図書館で予約したり、読みたい本リストに載せてみたり。忙しくも、楽しく読みました。

  • 読書あるあるとかすごい共感できたし、読書ならではの良さを改めて認識。今まで積読に罪悪感を抱いていたけど、この著書を読んで罪悪感がなくなった。むしろますます積読が増えそう!
    後半は著者の読書録だったり古書の紹介。著者と同年代の人はテンションが上がるのかもしれないけど、20代で古書にあまり興味がない自分は、後半は流し読みになってしまった。
    でも間違いなく読書欲が増す一冊。

  • こういう類の本を一気読みしたのは初めて!
    実に軽妙で ツン読本の多い私にとってホッと出来 またまた読書意欲のわく本でした

  • ひたすらに読書について書かれた本。

    読書術というよりは筆者が読書が好きだというパッションが溢れんばかりに伝わってくる。

    読書の意義、本棚の構成、古書店の巡り方、電車での読書、筆者の遍歴と要所要所に本の紹介を挟んでいる点も読みどころである。

  • 157ページまで、読みました。
    前半の岡崎さんの読書観は共感したり、そうでなかったりしましたが興味深く面白いものでした。
    自分以外の読書をする人の読書という行為について書かれた本ということで、その切り拓き方が面白かったです。
    そして岡崎さん自身の古本界の立ち回り。古本を読むことがなく、新しい世界のお話を聞けたという感じですが、読むことがなかったため自分には遠く。ガラス越しの景色でした。

    誰かが良いというものは基本的に読むようにしていますが、どうしてもカタログは気になるものだけ見るタイプ。
    さらには岡崎さん本人への知識が薄いため響かずでした。

    何年後か、もう一度開いて、その時に自分の変化を感じられるような本の予感がします。

全72件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1957年大阪生まれ。立命館大学卒。ライター。書評家。主な著作に『気まぐれ古書店紀行』(工作舎)『読書の腕前』『蔵書の苦しみ』(光文社新書)『女子の古本屋』『昭和三十年代の匂い』(筑摩書房)『上京する文学――漱石から春樹まで』(新日本出版社)『新・文学入門』(山本善行との共著、工作舎)『古本道場』(角田光代との共著、ポプラ社)他多数。

「2020年 『夕暮の緑の光 新装版 野呂邦暢随筆選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡崎武志の作品

読書の腕前 (光文社知恵の森文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする