空海と最澄はどっちが偉いのか? 日本仏教史 七つの謎を解く (知恵の森文庫)
- 光文社 (2017年1月11日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334787134
感想・レビュー・書評
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これからの日本を下支えする哲学・思想として、それぞれの宗派の良いところを統合した「仏教」が最適なのではないか?という気がしてくるのですが、日本人の仏教離れが進んでいるので、難しいかな(・・?。
空海が唐から戻ってきた後、最澄が空海に密教について教えを乞うという出来事が起こります。空海よりも年上で、超エリートであるはずの最澄が、空海に頭を下げて教えを求めたのです。ここで、最澄と空海の立場が入れ替わっています。
最澄が開いた天台宗では、密教に関しては遅れをとってしまったため、最澄の後に続く弟子、円仁などは唐に渡って十年かけて密教を学び、密教についても空海に匹敵するようなものを持ち帰りました。」
私が読んだ本によると、空海は、事前に身につけた教養によって運を味方につけ、時には強引とも言える方法で影響力を得た人で、最澄は、謙虚で真摯であるがために、求心力という点では後塵を浴びてしまったという印象です。
仏教を学んでいると、これからの日本を下支えする哲学・思想として、それぞれの宗派の良いところを統合した「仏教」が最適なのではないか?という気がしてくるのですが、日本人の仏教離れが進んでいるので、難しいかな(・・?。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
興味深い内容でした。
通説と言われている事柄も確実では無いこともあるんですね。
いろんな、資料や文書が発見されてそれまでの通説が覆されることもあるんですね。
そりゃ、昔の事ですからね、勉強になりました。
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