杜子春の失敗 名作万華鏡 芥川龍之介篇 (光文社文庫)

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  • 光文社
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334790363

感想・レビュー・書評

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  • 上手い、座布団一枚! という作品が多くて、読み終えてスッキリという感じです。
    芥川龍之介が本科取りなら、こちらはそのオマージュかな。

  • Web光文社文庫Yomeba!2019年10月〜11月:杜子春の失敗、2019年11月〜12月:蜘蛛の糸の崩壊、2020年1月〜2月:河童の攪乱、書き下ろし:白の恐怖、の4つの短編を2020年6月光文社文庫から刊行。文庫オリジナル。シリーズ1作目。芥川の短編世界と現代世界の意味を再定義する展開で4つのストーリーが語られます。白の恐怖のラストでは、4つの世界が一つに総括されるという、小林さんお得意のパターンが出てきて、なるほどうまくまとめてあるとは思いますが、途中のダーク、過剰、過激な表現がキツく、しんどい部分がありました。

  • 凄く面白かった~名作万華鏡 芥川龍之介篇、となっているからどんどん続いてほしいな。
    芥川龍之介の短編世界と、現代日本世界を生きる人間が一時的にクロスオーバーする、という筋立て。この文庫本に収められている4編がうっすら連作なのも良いし、過去の小林泰三作品とも重なっているのも長年のファンには嬉しい仕組み。具体的に言うと、玩具修理者、人獣細工、代表取締役アイドル、新藤礼都シリーズを読んでおくとクスっとなります。新藤礼都の性悪さと、河童料理描写の気持ち悪さには若干エグみがありますが、それ以外は控えめなので、小林泰三未読の方にもおすすめしやすいのも◎

    新藤礼都の名言をメモ。
    『死ぬより辛い目に合わせるのが好きなのよ』
    …ずっとついていきます。

  • 最後の「白の恐怖」の万華鏡のくだりがよく分かりませんでした(涙)?
    マルコビッチの穴みたいな感じ?
    新藤礼都が突然出て来てビックリ!!
    何故に礼都さんが・・

  • 芥川の作品をモチーフに新たな小説を構築した小説。
    しかも、連作。最後の落ちはなかなかのもの。

  • 2020.7.29読了。

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著者プロフィール

1962年京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門、2014年『アリス殺し』で啓文堂文芸書大賞受賞。その他、『大きな森の小さな密室』『密室・殺人』『肉食屋敷』『ウルトラマンF』『失われた過去と未来の犯罪』『人外サーカス』など著書多数。

「2020年 『未来からの脱出』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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