つぼみ (光文社文庫)

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本棚登録 : 122
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334790684

感想・レビュー・書評

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  • 久々に宮下奈都さんの短編が読みたくなり購入。6篇の短編が収録されているが、個人的には「華道」繋がりの前半3篇がダントツによかった。派手さはないけどゆっくり心に染み入る感じ。特に、「まだまだ、」で描かれる高校生・紗英の瑞々しさが好きだ。後から知ったが、宮下さんの人気作「スコーレNo.4」のスピンオフらしい。読んだのがだいぶ前なので話はうろ覚えたが、スピンオフの方が好きかな。宮下さんは長編の話題作が多いけど、私は宮下さん作品との出会いが短編で、すごく鮮烈な印象だったので…短編もお薦めだよ~と声を大にして言いたい。
    後半の3篇は、作風が様々で好みは分かれそうかなという気がするが、本がテーマの「なつかしいひと」はツボにハマった。目新しい展開ではないのに、じわじわくる。そして、重松清が読みたくなる。
    読み終えて気付くが、短編集のタイトルは「つぼみ」なのに、表題と同じ作品は収録されていないのだった。でも、どの短編にも共通する「つぼみ」感。どれもこれから芽吹くことを感じさせるものばかりだ。

  • スコーレno.4のスピンオフも含まれる、短編集。
    どの話も宮下さんらしさがつまってて、誰にでもあるだろう人のゆらぎを、上手に言語化してあって、うまいなぁと思います。最後の話が好きでした。

  • 読了。
    文庫での再読

  • 【いちぶん】
    大事なことには出会い続ける。たぶん、四十になっても五十になっても、出会うんだろう。だけど、若い頃に出会った大事が人生を決めてしまう。幼い胸に刻まれた大事に従って、ひとは生きていくんだと思う。
    (p.63)

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著者プロフィール

宮下 奈都(みやした なつ)
1967年福井県生まれ。上智大学卒業。2004年、「静かな雨」で文學界新人賞に入選し、デビュー。日常に起こる感情の揺れを繊細で瑞々しい筆致で描きだす作品で知られる。『スコーレNO.4』が書店員から熱烈な支持を集め、注目を浴びる。代表作に、2016年本屋大賞、ブランチブックアワード2015大賞、「キノベス!2016」などを受賞した『羊と鋼の森』があり、2018年6月映画化。『静かな雨』が2020年新春映画化が決まり、2019年6月6日文庫化される。ほか、福井からトムラウシに移り住んでいた頃の日々を描いた『神さまたちの遊ぶ庭』や、福井での身辺雑記や本屋大賞受賞前後のエピソードなどを描いた『緑の庭で寝ころんで』がある。

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