本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 (568ページ) / ISBN・EAN: 9784334792084
感想・レビュー・書評
-
異形コレクション復活後2冊目
刊行順に読めない…
テーマは秘密。他人事では好奇心をそそられる甘い響きだけど、自分が抱えてしまうと苦く重い
どんな物語にもどんな人も秘密を孕んでる
『壁の中』識守きょうや
死体あるな…ポーだな
1つ秘密をもつと隠すためにまた秘密が増えていく
『私の座敷童子』坂入慎一
蔵の中、座敷牢。父から娘へ渡された覗き見禁止の重い秘密
『インシデント』黒澤いづみ
ウィルスも秘密を持ってる
リモート終わったらすぐ閉じよう
『死して屍知る物無し』斜線堂有紀
死後動物に転化するなら、デコピンになりたいなぁ
可愛らしさの後にぞっとくる話。
『胃袋のなか』最東対地
留守録だけで進む話
ぱっと出てくる拝み屋さん強し
『乳房と墓ー綺説《顔のない死体》』飛鳥部勝則
死体に首がない理由、身元隠す等いくつかでてくるけど、着地点は…
蟹食べたい
『明日への血脈』中井紀夫
未来に繋がる古代的原始的共同体。夜這いや乱婚がでてくるけど明るい話
一夫一婦制の行き着く先は人類の絶滅だって海外ドラマで言ってたの思い出した
『夏の吹雪』井上雅彦
古い日本家具の描写が美しい。畳の匂いを感じた
所々理解不能でまだのみこめない
雪女の話、でいいのか?
『密のあわれ』櫛木理宇
レストランで客とシェフが昔話をしながら、食前酒から始まりコース料理が進んでいく
秘密話はメイン料理を食べながらに限る
『霧の橋』嶺里俊介
妻に知られたくない秘密はお馴染みのことだけど、それ以外でもイラつかせる夫だった
霧から出てこなくてよろしい
『貍(やまねこ) または怪談という名の作り話』澤村伊智
あの国民的アニメを怪談にするとこうなのか
ぞわぞわさせられたと思ったら不意に笑ったけどまた寒気な襲われる。面白い怪談話
タイトルにこの漢字使うのも、いいセンス
『嘘はひとりに三つまで。』山田正紀
カウンセラーにこんな格言があったんだ
探偵が関係者各位と話すごとに1枚1枚秘密がめくれていく、好きー
『生簀の女王』雀野日名子
復讐劇かな?
鮮魚主任何者なんだ…あと従業員のノリの良さからの潔い決断に笑った。
名前の付け方が面白い
『風よ 吹くなら』皆川博子
難解すぎてまったくわからん…
『モントークの追憶』小中千昭
陰謀論てワクワクする。国が隠したい秘密は味も濃いだろうな
『世界はおまえのもの』平山夢明
大金のおまけがつく予言の本
思わぬ犠牲、望んだ犠牲の先で穏やかな生活が続けてば……否そうは問屋が卸さない
ぽっかりした虚しさが残る、でも読み進めずにはいられなかった
世界を手に入れても虚しいだけなんだね
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
異形コレクションシリーズ51冊目。
今回のテーマは「秘密」。
「インシデント」黒澤いづみ
当人にはめちゃくちゃホラー。
「胃袋のなか」最東対地
留守録だけで進んでいくのが面白い。
「世界はおまえのもの」平山夢明
なんか好き。 -
今回は、全体的にレベル高し。「生簀の女王」だけは、ちょっと理解出来なかった。
-
やはり澤村伊智、セリフに音声が当てはまったぜ
-
平山夢明さんの「世界はお前のもの」が特に好き
-
面白かった!
-
今回の<秘密>というテーマ。上掲の編集序文にもある通り<秘密>とは怪奇幻想でも推理小説でもそれが一つの肝となる。正確にいえば事件によって“謎”が提示され、それが徐々に明かされていく過程で<秘密>の存在が立ち上がり、さらにそれが明らかになることによって読者の感情を揺さぶる―衝撃、感動、涙、あるいは怒りetc……というのが定型だろう。
……その一方で、現実の世界においては<秘密>は往々にして「知らない方がよかった事」でもあるようで。
あくまで個人的印象だが、<秘密>というテーマからしてミステリ寄り、あるいは幻想系やファンタジックな作品が多いのかなという予想に反し、モダンホラーの味わいを感じるような作品が多かったようで、その辺りも嬉しかった。
詳しくはこちらに。
https://rene-tennis.blog.ss-blog.jp/2021-11-30 -
今回のテーマは秘密ですが、ホラーやミステリーはそもそも秘密や謎があってのものなので、さまざまな短編が集まった感じでした。ところで、複数作者の短篇集ってなかなか電子化されないような気がします。いろいろ難しいのでしょうか。
アンソロジーの作品





