ちびねこ亭の思い出ごはん ちょびひげ猫とコロッケパン (光文社文庫)

  • 光文社 (2021年12月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784334792824

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第四弾。

    千葉の内房にある、亡くなった人ともう一度会えるという不思議な食堂〈ちびねこ亭〉を巡るハートウォーミングストーリー、連作四話が収録されております。

    第一話「白猫とおにぎり」は、親友を亡くしてしまった男の子の話。
    冷静に考えれば大和君の死は純君のせいでは無いのですが(そもそも“冒険”に誘ったのも大和君ですし)、自分を責めてしまう純君の辛さが伝わってきて胸がギュッとなりました。
    でも、〈ちびねこ亭〉で大和君とお話できて、何といっても大和君がいいヤツで救われましたね。

    第二話「黒猫とラーメン」の、中学生になってセーラー服を着るのを楽しみにしていたのに、その前に亡くなってしまった花ちゃんもいい子でね~(泣)。
    この話の中で出てきた、
    「人はありがとうを言う為に生きている。
    そして、きっと、ありがとうと言われるために生まれてくる。」
    という言葉がとても印象に残りました。

    ところで、第三話「サバトラ猫とみそ汁」に登場した、介護老人施設で働いている絵美さんの上司の宮田さんって、シリーズ二作目に登場した、元引きこもりだった男性ですよね!
    いやぁ、すっかり社会復帰している様子で何よりです。

    そして第四話(表題作)「ちょびひげ猫とコロッケパン」では、琴子さんの父・健さんが登場。
    脳腫瘍が発覚して手術を前に弱気になっている健さんが、娘のバイト先でもある〈ちびねこ亭〉を訪れますが・・。
    こちらも、家族愛が伝わってくる優しいお話でした。
    「思い出ごはん」のコロッケも美味しそう(*´﹃`*)ジュルリ…
    因みに作品中では、コロッケにソースと練りカラシを付けて食べていましたが、私はコロッケ単体に練りカラシは付けたことないですね~(とんかつソースorタルタル派)。
    でも“コロッケパン”の、パンの方にカラシ(てかマスタード)は塗るか・・ま、どうでもいいんですけどw
    とりま揚げたてのコロッケを挟んだコロッケパンは最高!ってことでございます。

    さて、娘の琴子さんと〈ちびねこ亭〉の櫂さんの“ええ感じ”な様子に、手術の心配どころではなくなった健さん。
    是非、無事手術を終えて二人を温かく見守って頂きたいと思った次第です~。

  • 今回もおいしそうな料理と癒される物語を堪能。

    思い出のご飯も人それぞれで、人生に立ちはだかることも人によって様々。

    だからこそ、読んだ後に救われるんでしょうね。

  • 4冊目ですか、直ぐに読みたかったけど、でもまああっという間に読み終える。所々のすれ違うお客とちびねこ亭を利用した人が出て来るのは嬉しいから。花ちゃんがセーラー服を着て会いに来てくれるって感動した、自分の病気を知っていて、両親に感謝して、再婚して欲しいと背中を押して、素直だし本当に良い子に育った。人間の寿命はこちらから何も出来ないが、長い短いじゃなくて生き方なんだね。偉そうなこと言えないけど、神様とか信じてないけど、向こうで待ってるとか悪い言葉じゃない。ベッドで痩せ細って起き上がれない花ちゃんを思うと切なく

  • 個人的にはサバトラ猫とみそ汁の話が良かった。
    人は、信じたいことだけを信じる。信じたくないことは、バカにする。自分の都合で立場を変える生き物だ。
    この文には笑ってしまうほど納得。そしてそれはバカバカしい事なんだと思う。
    何が楽しいとか得するかより、何を大切にしたいのかを忘れずにいたい。

  • ちびねこ亭シリーズ
    大好きです。

    どのお話も切なくて。

    「白猫とおにぎり」は
    辛かったです…。
    ちょっとのすれ違いや勘違いで、
    実際にもこんなことが
    起こってしまうんだろうな。

  • シリーズも4作目に突入し、あらためて、
    いろんな会いたい人がいるんだなぁ・・・
    と思いながら、
    いつ自分も会えなくなるかわからないから、
    今会える大事な人達には会っておきたいな
    とこの作品を4作目まで読んで思いました。

  • こんな食堂があったら行きたいな

  • 優しいストーリーに読み始めたら止まらなくなりました。
    優しい言葉を伝えたい時に伝えたいと思う。
    ちびねこ亭の丁寧な空間に毎回感動します。

  • 今回も涙がポロっ流れてしまった
    大切な人への想いは、「普段から後悔無いように伝えなきゃ」と思っていても、全てを伝えられるものでは無い。
    失ってから溢れ出てくる想いもあるだろう。
    でも、確かなのは自分が相手に抱く温かい想いが心にあるということ。その姿に、毎回心打たれる

  • 食べると亡くなった会いたい人と1度だけと会うことができるといわれている不思議な食堂を舞台とした物語です。
    大切な人が亡くなるという悲しい事を書いているけども心温まる話です。

  • 「白猫とおにぎり」
    何度謝っても足りない。
    もしもと言い出したらきりは無いが、準備万端で冒険に出て限界だと気づいた時に終わりと言えていたら変わったことはあるかもな。

    「黒猫とラーメン」
    悲しみに暮れた日々に。
    離れたからこそ相手のことを想う余裕が生まれたのかもしれないが、いつまでも続くと思わず行動していれば想い出は増えてたかも。

    「サバトラ猫とみそ汁」
    唯一の家族であったが。
    どんな出会いであろうと共に暮らしていた者であったからこそ、話すことにより別れが来てしまうのが嫌だったのではないだろうか。

    「ちょびひげ猫とコロッケパン」
    強いと思い込んでいた。
    子供の前で弱い姿を見せずに最期まで頑張っていたからこそ、何歳になっても会うことで安心できると思っていたのかもしれないな。

  • 思い出ごはんには、様々なメニューが並ぶが、ポテトチップスおにぎりが出てくるとは!
    身近な食べ物にこそ特別な思いが残るのだろう。
    今度も切なくて温かい話が並ぶ。

  • 故人に会いたいと思うときがある、読んでると、ますます会いたくなってしまうそんな本。
    舞台は内房、知ってる地名が出て好きになった本。それだけではない、今回はどんな繋がりがあり経緯があって、そのお店に行きたいのか知ると切なくなりホッと笑みとなる、料理もその土地の物、今回はどんな料理が出てくるのかと楽しみになってくる

  • おもいでごはん

  • ついにシリーズ4まで追いつきました。

    毎回、亡き人との思い出と優しい会話に泣かされる私。

    もうひとつ、気になってるのは、店主の福地櫂君とアルバイトの琴子との関係

    これからどうなっちゃうの?
    この巻読んでますます気になる(^-^)

  • もってまわった言い回しが目立つ巻でしたが(特に@黒猫とラーメン」の章。こういう言い回し嫌いなのでイラっとした~)どの章も面白く読めました。
    琴子と櫂くん、もう付き合っていたんだ?琴子の傷はもしかしたら生涯消えないかもしれないけど、櫂くんと出会えて本当に良かったと思う。
    「ちびねこ亭」のちびねこちゃん、ただのネコじゃないよね。もしかして七美さんじゃないのかなあと予想してます。

  • 面白かった!

  • 亡くなった大切な人に会える食堂。私も行ってみたい。 ただ誰かが亡くなっていないと話が進まないので、(必殺仕事人の様に)救われない人が存在するの現実が悲しい。

  • 今回も1編目からしっかり泣かされてしまった。
    小学生の子供にあんな思いをさせちゃいかん。。。
    純、辛かったね。でも、大和に会えてよかったね。
    それにしても、あのおにぎりはびっくり。でも、確かにいける、、、かもしれない。チャレンジしてみるか?私の年齢には厳しいかw
    「黒猫とラーメン」は、会いたい相手が切なすぎる。
    あまりにも健気でよけいに泣ける。
    サバ吉は、うちの子も、暮らし始めた時にはすでにおじさんだったので、親近感。
    猫って、なんて、なんて。
    それにしても、あのタイミングは絵美さん、どれほど辛いことか。自分をどれほど責めてしまうか、辛すぎる。
    だから、あの流れには本当に救われる。
    琴子パパさん、がんばれw

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著者プロフィール

高橋由太:第8回「このミステリーがすごい!」で最終選考まで残った作品を加筆修正したデビュー作「オサキ江戸へ」が10万部を記録。以来、時代物を中心に執筆活動を行っている。亜沙美:講談社「ITAN」を中心に活躍するイラストレーター・漫画家。

「2015年 『雷獣びりびり ⑥ 大江戸あやかし犯科帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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