石の花 下巻 (光文社コミック叢書“シグナル” 13 坂口尚長編作品選集 1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334901509

感想・レビュー・書評

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  • 前から気になっていたユーゴスラヴィアが舞台のこの漫画を読みました。
    解説にもありましたが、ドイツ、連合国、ウスタシャ、パルチザン、チュトニクなどのいろいろな立場の中からどれかの立場を「正義」とすることなく、常にそれぞれの立場へ疑問を投げかけていく作品でした。
    民族とか国とか国境とかイデオロギーとか、自分の属するものを至上と考えて他者との対話をないがしろにすることがいかに危ういことか、改めて考えさせられました。
    また、自分が主人公の立場だったら(こどもの頃にいやおうなく戦争に巻き込まれたら)どのような行動をするだろうか、主人公や彼を取り巻く人たちのように強い意志を持って現実に立ち向かえただろうか、そんな強さはないだろう、とかいろいろと考えてしまいました。

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著者プロフィール

坂口尚(さかぐち ひさし)
1946年5月5日生まれ。高校在学中の1963年に虫プロダクションへ入社。アニメーション作品『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』等で動画、原画、演出を担当。その後フリーとなり、1969年、漫画雑誌「COM」誌に『おさらばしろ!』で漫画家としてデビュー。以後多くの短編作品を発表。アニメーションの制作にも断続的に携わり、24時間テレビのスペシャルアニメ「100万年地球の旅 バンダーブック」「フウムーン」等で、作画監督、設定デザイン、演出を担当。1980~82年、代表作の一つとなる『12色物語』を執筆。1983~95年にわたって、長編3部作となる『石の花』『VERSION』『あっかんべェ一休』を発表。1995年12月22日逝去。1996年、日本漫画家協会賞 優秀賞を受賞。

「2019年 『坂口尚 トム=ソーヤーの冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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