- Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334910648
感想・レビュー・書評
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職を持たない若者が、ハンバーガーショップの社員になり、店長になっていく過程でブラック企業の恐ろしさを描いた小説。
人手不足から即採用、即店長!のようないかにもブラック企業のイメージに当てはまるストーリー展開に引き込まれる。
あまりにも描写や登場人物の心情がリアルなので、著者は経験者?と思ってしまった。
飲食業界のブラックな惨状を舞台にしているが、ここに書かれていることは誇張し過ぎてもいないし氷山の一角なのだろうと推測できる。
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仕事が決まらないニートながらも母親思いの主人公
ある日 ハンバーガー店の社長から
君みたいな人材がわが社に必要だ
君だったら 即正社員で採用だ
社長が乗ってる高級車に魅せられて
乗り気になった主人公 だがその会社は かなりのブラック??
おもしろかったです
ほんとのブラック企業に勤めていたら
この主人公みたいに なんだかんだいいながらも
こなしていけないだろうけどね
この物語の根底には 愛がありました
会社はブラックだけど この ハンバーガーを愛してる
だから がんばれる
そのがんばりが ブラック企業を変えていった -
2018_07_31-088
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江上作品ではめづらしく若干コミカルな感じです。登場人物も個性的で少なく面白かったです。
次は病巣を読む予定です。 -
2016.11.28
江上さんがこんな小説を書くのかと感心しました。従業員が笑顔の会社でないとお客様は来ないわ。 -
ドタバタ喜劇の一幕をみているようでとても面白かった。
ブラック企業というと悲惨な内容に終始するけれど
どこかそれを面白おかしくユーモラスに描いていて
登場人物がわかりやすいし、善悪の役割分担もしっかり。なんだか捕り物劇のようで胸がすーっとする思いだった。
なんとも痛快!
ヤンキーバーガーというネーミング自体もう面白い。