漆黒の象

著者 :
  • 光文社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334910792

感想・レビュー・書評

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  • 製薬会社の社長の河島から、昔精子提供をして産まれた5人の子供の行方を捜して欲しいと依頼された元刑事の井出。5人の所在が明らかになってくると、一人は殺害され、一人はひき逃げに遭い、重傷を負う。二つの事件の背後にあるものを井出は追い詰めるが・・・と言うのが、おおまかなあらすじだけど、5人の行方を追っている途中で、昔近所に住んでいた加害者男性のその後や、喫茶店の常連のゲイの両親の無理心中の真実に迫ったり、関係ない話を無理やり入れる必要があったのだろうか?結局、最後は雑な展開で終わり、何とも微妙な作品だった。

  •  好意的な意味で、盛りだくさんの二時間ドラマみたいだ。

  • タイトルにたどり着けない
    面白かったんだけど

  • 面白かったです。
    ….結構、登場人物がキョーレツ

  • 初め読む作者であった。
    海野 碧(あお)と、読むのも、知らなかった作者であるが、読みやすかった。
    主人公が、元刑事で、軽食喫茶を経営しながら探偵をしている井出亮二。
    なぜ、刑事になったか?の理由が、挿入されており、興味を持ちながら、その展開が、面白かったが、本筋の探偵の依頼主の話と、同居人の話など、、、少し込み入っているように思えた。
    しかし、人の不幸が密の味ではないが、あまり縁のない家族がらみの事件の小説であった。

  • こういう私立探偵なハードボイルドミステリ小説って好きなんですよね。それだけで評価に下駄を履かせたくなるんですが。
    これは・・・まあ、ほどほどといったところで。この手の小説のお約束ともいうべき「メインの依頼の調査中に他のいろんな事件に巻き込まれて。。」みたいなものが様式美的にあって、それぞれが最終的につながったりリンクしたりとかもするわけですがこれは別にそういうこともなかった。別にリンクしなきゃいけないわけでもないんですがなんとなくちぐはぐな印象。
    メインの依頼からの事件の真相がもはや投げやりというか。「まあどっちでも~」のくだりはもはやギャグ。読んでてちょっと笑ってしまった。

    しかし女性作家でこの手のハードボイルド一人称小説って珍しいですよね。

  • #読了。
    元警視庁捜査一課の刑事で、現在は喫茶店を営んでいる井出亮二は、副業で探偵の真似事を。大手製薬会社の社長から5人の息子の調査、ゲイバーのホステスから心中した両親の調査を頼まれる。そこに、過去に刑事を目指すきっかけとなった事件がの関係者と出会うが。。。
    久しぶりの海野碧さんということで、かなり期待していたせいもあるだろうが、少々物足りない感じが。3つの話がばらばらで、焦点がぼけてしまった。メイン+リンクのような形をとってくれればもっと面白かったような。

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