狩猟家族

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334910853

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  • 就職浪人となった遼平は、卒業旅行としてニュージーランドを訪れる。
    トレッキング中に道に迷い、出会ったのは農場で働きながら狩猟をする男とその娘。
    その農場主の元で働きながら狩猟に同行し、命や生きる尊厳について考える。
    キンと冷えた氷河の空気と相対する動物との命の駆け引きが重なる緊張感。
    帰国する時があっさりしすぎている気もするし、家族が抱える問題も遼平の悩みも解決はしないけれど、何度でも考え未来を確かめるために遼平はまた彼らの元に行くのだろう。

  • ニュージーランドの農家や狩猟家の暮らしが生々しく分かって新鮮で興味深かった。犬が死ぬシーンはかつての飼い犬のことを思い出して切なかった。

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著者プロフィール

1966年島根県生まれ。神田外語学院卒業。プログラマー、介護職などを経て、現在ニュージーランド在住。2013年、第4回野性時代フロンティア文学賞を受賞し、受賞作を改稿、改題した『天涯の楽土』でデビュー。著作に「座敷わらしとシェアハウス」「金椛国春秋」「親王殿下のパティシエール」シリーズ、『狩猟家族』『蒼天の王土』『マッサゲタイの戦女王』『霊獣記 獲麟の書(上・下)』がある。

「2023年 『蒼天の王土』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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