夢みる葦笛

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 229
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911218

感想・レビュー・書評

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  • 初の上田作品。SFやホラー短編10話。読んでいる間、ずっとわくわく&楽しくてたまらなかった。そして今まで上田さんを知らずにいて人生損した…と思った。他の作品をもっと読んでみたい。

    夢みる葦笛/眼神(マナガミ)/完全なる脳髄/石繭/氷波(ヒョウハ)/滑車の地/プテロス/楽園(パラディスス)/上海フランス租界祁斉路(チジロ)三二〇号/アステロイド・ツリーの彼方へ

    どれもこれもよかったけど「楽園」、「上海~」、「アステロイド~」の終盤3編にしびれてしまった。「夢みる~」「眼神」や「完全なる~」も素敵だった。悲哀に満ちた作品もあって後を引く面白さがたまらない。好き。

  • 魚舟・獣舟からこの方「いま、ここに地球環境に不可逆なターニングポイントがあり、世界の形がガラリと変わる」という主題の変奏。いつもの上田さん。

  • アマチュア音楽家の亜紀が街中で遭遇した人型の白いモノ。イソギンチャクのような頭を持つ奇妙な生物の正体とは!? 日本SF大賞受賞作家の真骨頂! 人工知性、地下都市、パラレルワールド、人の夢―― あなたの想像を超える全10編を収録!

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    日本SF大賞受賞作家、上田早夕里の真骨頂!妖しくも宝石のごとく魅力を放つ珠玉の傑作短編集!!人工知性、地下都市、パラレルワールド、人の夢―あなたの想像を超える全10編を収録!!

  • 世界観に飲まれた。詳しい説明はない。その辺り、躯体上の翼と同じような感覚だったな。長編が読んでみたいと思わせる短編集だった。面白かった!

  • 29:同人誌を書いたり読んだりしていたせいで久しぶりに商業SFを読んだけど、これだ……!って腑に落ちた感がありました。水みたいに身体に馴染んでいく、読みたかったSF。
    人造の知性をはじめ、人間以外の知性に関する視点は、私ももっと広く深く持たねばといい意味でものすごく衝撃的だったし、プロってすごい、と改めて思い知らされました。
    読書の楽しみを味わえました……!

  • 『破滅の王』が直木賞候補作になった上田早夕里の短編集。
    白いイソギンチャクのような生き物が歌を歌い人々を巻き込む「夢みる葦笛」
    人間になりたい警察のシムが生体脳を10個つなげ逃亡する「完全なる脳髄」
    遠い宇宙に行く人工知性の猫がた外部出力のバニラを通して私たちがどう感じるか考えてさせられる、「アステロイド・ツリーの彼方へ」
    など、宇宙、人間の脳、歴史改変とバラエティーに富んだ一冊。コミュニケーションとは、自我とはなにかあらゆるテーマで書いてあります。

  • 技術の進歩、未知の領域への進出、人体と精神の改変、それを良しとするか恐れを感じるかという葛藤があったとき、上田作品ではとくに変化を恐れない主人公が多い傾向があった。でも今回の短編集は世界観がバラエティに富んでいることもあり、登場人物たちはそこまで単純に踏み出せない。表題作も含め複雑な後味の作品もあり、また違う上田早夕里を見せてもらった気分。

  • とても不思議で引き込まれる。この世界観の虜になった。
    「虚構と物語があれば、なんとか道を歩いていける」という一文は、いつまでも心に残っています。

  • 武蔵野大学図書館OPACへ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000124885

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著者プロフィール

兵庫県生まれ。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞し、デビュー。2011年『華竜の宮』で第32回日本SF大賞を受賞。同作は「SFが読みたい! 2011年版」国内篇第1位に選ばれ、『魚舟・獣舟』『リリエンタールの末裔』の各表題作、『華竜の宮』の姉妹編『深紅の碑文』と合わせて《Ocean Chronicleシリーズ》と呼ばれ、読者からの熱い支持を集めている。近著に『妖怪探偵・百目』シリーズ、『薫香のカナピウム』など。

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