コクーン

著者 :
  • 光文社
3.11
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本棚登録 : 105
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911249

感想・レビュー・書評

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  • 【ネタバレ】内容紹介には「新たな不条理文学の誕生」とあるのですけど、どのあたりが不条理なのか良く理解できませんでした。時間軸が前後するそれぞれの人間ドラマはまぁ面白いのですけど、パラレルワールド的なオチは蛇足ではないかと

  • 何人かの人生がある接点で交錯するストーリー展開は嫌いではないが、味わい深さがない。つまり人間が書き切れていないので感情移入しにくい。オウムを絡める必要があるのか最後までわからなかった。

  • バタフライエフェクト。多分、幸せでも不幸せでも「あの時・・・」と思う事は誰にでもあると思う。いわゆる「たられば」なんて無意味なんだけど、この作品の場合は幻が現実にリンクされてるので、こっちの方がマシだった、とかそんな風に思ってしまいそう。でも、そうじゃなくて。過去は必然だし、やり直せないし。弱さに付け込む宗教は神も何もあったもんじゃないと思うけど、そこに至る不安やコンプレックス、生い立ちや貧困が根本にある事は間違いなく。読み休める事が許されない、とても複雑な読後。カバーを取ってまた複雑な気分。うまいなぁ。

  • やっぱりややグロい面が…物語的に引き込まれる面はあるんだけど、全体に漂う雰囲気があまり好みではなかった。ただ、その好みは別として惹きつけられる何かが確実にある。

  • カルト教団「シンラ」の起こした無差別乱射事件の関係者の人生を、時間を交錯させて書いているが誰が誰だか途中て分からなくなりそうで全部回収できたか不安

  • 1人の生でいろんな人の人生や生死が変わる。運命ってそういうものなのだろうけど。宗教入り込むのも怖い。

  • バタフライイフェクト
    これがキーワードなのかな?
    どなたかが書いていたように、話を広げすぎて収集つかない感じもある。シンラ(オウム?)の話を書いてあったり、震災が出てきたり、戦後の話が出たり、時代がわからなくなった。
    他の作品のほうが衝撃度は高いと思う。

  • 随分と難しい題材に取り組んだ作品。
    いろんな視点で書かれているので、主が誰なのか理解するのに
    時間がかかりましたが、理解すれば一気読み。

  • オウム事件をモチーフとした物語。
    人生には幾つもの分岐点があり、バタフライ効果のように様々な経過を残し、ある結果にたどり着く。そして、あとになって幾つものifが残る。
    その選択肢が間違っていたかはわかるはずもなく、それでも良かったんだと思うしかない。そんな感じでしょうか。

  • 実際の事件をもとにした、それによって、被害者家族、加害者家族の心中、周辺人物らとの関わりなどが時代背景が変化し、綴られていく。事件によって苦しめられた時間、失った時間の大きさ、登場人物の心情が変わっていくこと、新興宗教や宗教団体に入信した家族の心情などから見えてくる宗教のあり方などの問題、行路病院と生活保護の闇、戦争、震災、宗教団体による凄惨な事件、これらが複雑に絡み合い、難解さもあったが、事件の主犯格の宗教団体代表の家族が事件がなかったら今はどうなっていたかの回想シーンは胸が締め付けられる思いである。

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