- Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334911348
感想・レビュー・書評
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大収穫のアンソロでした。
既読は、あんま印象なかったけど湊かなえの「優しい人」と
米澤穂信「綱渡りの成功例」。
覚えてなくて初読同然に楽しめました。
イチオシはホームズのパスティーシュ「憂慮する令嬢の事件」。
次が「水戸黄門 謎の乙姫御殿」。
藤田宣永の探偵竹花シリーズの一編もよかったし、
近藤史恵の「シャルロットの友達」もよかった。
この先、読む本にしばらく困らないという意味で大収穫。
所収されている単行本をチマチマと読む楽しみを思うとゾクゾクします。
あんま「悪意」は感じなかったけど、三津田信三「屋根裏の同居者」は異色でした。
一編だけ毛色の違う不気味さでした。 -
既読のもいくつかあったが、なかなか読み応えあるアンソロジーだった。未読の中では三津田信三と北原尚彦、大山誠一郎と柚月裕子が面白かった。
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2段組のページは読みにくく苦手ですが、中味は味わい深かったです。
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アンソロジー
傑作揃いとまでは思わないけれど、良質な作品集で満足。ハードカバーではないから、本そのものの重量も軽くて腕が疲れない。よかった! -
2013年1月号〜2015年12月号の各誌に発表された15人の短編15篇を日本推理作家協会の編集で2016年11月光文社から刊行。多彩な顔ぶれを揃えたアンソロジー。興味を持てたのもあったし、そうでないものもありました。全部おもしろかったという人もいるのだろうか?と考えました。
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ミステリ作家の短編集。
最初に作品の概要が書いてあるが、そんなものは読まずに面白そうだなと思った作品から読むことをお勧めします。
短編なのですが、作家の作風が如実に出ていて、読んだことがない、あまり読んでいない作家さんで、自分の好みに合った作家さんを見つけるのにどうぞ。
また、ここに出ている作家さんを信奉している人なら、ぜひこんな短編もあるよということで、どうぞ。
となると、全ての人にお薦めかな。
思ったより読むのに時間が必要でした。頭の切り替え時間が必要なため。でもどれも楽しかったです。 -
芦沢央さんが読みたかったので。
タイトル「願わない少女」
芦沢央さんらしいトリックと女性(今回は少女が主人公ですが)特有の心理をうまーく表現されていてすとんと気持ちに落ちてきます。
短編はどうしても中身が薄くなりがちな印象ですが、存分に楽しめました。