探偵は女手ひとつ

著者 : 深町秋生
  • 光文社 (2016年12月15日発売)
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  • レビュー :21
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911379

探偵は女手ひとつの感想・レビュー・書評

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  • シングルマザーで、元刑事の女探偵が主人公。舞台が山形にある地方都市で、最初から最後までバリバリの方言しかないのが新鮮。殺伐とした事件を颯爽と解決かと思いきや、サクランボの摘み取りや雪下ろしに明け暮れる主人公の姿が見られるのも、舞台が田舎都市ならではか。大きな事件から小さな事件まで、連作短編でまとめられていて一つ一つ面白かったのではあるが、主人公自身のプライベートがまだまだ描き切れていない感じ。シリーズ化されて、もう少し描き出してくれることを期待します。

  • 「探偵は女手ひとつ」というタイトルも、なんと面白そうじゃありませんか。

    タイトルばかりでなく、中身も保証モノ。

    まず、なんといっても、会話がオモシロイ。山形弁まるだし。「ちょっと、寄っでぐが」とか…。

    これまでの女探偵といったら、イイ女がスーパーヒーローばりの活躍をするものが多かったけど、子持ちの地方のオバサン(元刑事だけど)が、地域特有のさまざまな事件に首を突っ込んで、解決していく。

    実に痛快で、あ~、読んでよかったと、思える作品なのであります。

    探偵といいながら、普段依頼されるのは、雪かき、サクランボの収穫といった便利屋風の仕事ばかり。

    そんな依頼の裏にも、ハードボイルド的な匂いのする事件が隠れている。

    地域に根付く、子持ちの女探偵モノ。

    とにかく、人としてカッコイイので、ぜひ、シリーズ化してくださいね。

  • タイトルのとおり、子供を抱えたシングルマザーの女性探偵が主人公。ほぼ便利屋としての仕事をこなしつつ、たまに舞い込む探偵業で、時には危険な目に会いつつも依頼人を助けていく。著者の作品にしては、バイオレンス色少なめで好感をもった。あと、東北を舞台にしているので、主人公含め全員方言混じりというところが新鮮。

  • 方言が慣れなかったですが、面白かったです。
    続くのかな…?

  • 今、地方で起こっていることがなんなのか?

    よくある探偵小説のように
    犯人の動機と犯行方法を調べ上げて
    詰問すれば解決とはいかない。

    多くの犯人が罪を犯す意識がない。
    もしくは、犯したくないけれども自分のプライドや生活などを守るために行う。

    罪が明らかになった後も自白してくれない犯人に対して
    主人公の椎名留美は時に、果敢に、根気よく立ち向かう。

    かといって万事解決にはならないところが読んでいて心地よい敗北感につながる。

  • う~ん。方言読みにくい。

  • ちょっとハードボイルドタッチの、女性探偵の活躍を描く短編集。舞台が山形市で、なんとなく田舎っぽい雰囲気。全体的に事件は小さめだし、受ける依頼自体もほぼ便利屋なのだけれど。それでもカッコよさは充分に感じられました。
    お気に入りは「苦い制裁」。ああ、こういう男っていそうだよなあ、と思えるだけに、この解決は実に痛快! 留美の選択も実にカッコよくって素敵です。

  • 前に読んだのがあった。宝石ザミステリー収録。

  • 山形の地方都市で、刑事を辞めて便利屋もどきの探偵業を営んでいる椎名留美の名推理?と活躍を描いた連作短編集だ。
    最初の事件は、名産のさくらんぼ窃盗事件で、こういう日常の事件を訛りのすごいシングルマザー探偵が解き明かしていく話なのかなと思っていたら、人死にがあったり、けっこう重い事件もぼろぼろ出てくる。
    しかし東北訛りの留美の猪突猛進っぷりが歪んだ事件に清々しさを与えていて、読んでいても絶望的な暗さは感じない。
    留美が刑事を辞めた理由や夫との話などはほとんど触れないまま終わってしまったので、このまま続編が出るのかな。

  • クールでタフな女探偵・・・ただし、シングルマザー。
    山形市で探偵業を営みながら小学生の娘、知愛と二人で暮らしている椎名留美は、もと警察官。

    ただ、探偵稼業だけで食べて行けるほど、甘くはない。
    パチンコ屋の行列並び、農家の手伝い、雪かきなど、ほぼ便利屋と化している・・・それもまたよしw
    探偵業の方も、さくらんぼ盗難犯を突き止めて欲しいという依頼だったり、万引きGメンだったり。
    あとは、まぁありがちなデリヘル、ホストクラブ絡みやストーカー対策など。貧困老人に大麻育成させるなんてのもあったな。

    全編にいたり、ほぼ山形弁バリバリwww

    たまにパートで雇う元ヤンキーでパチンコ依存症の恐妻家、畑中逸平とのコンビもいいw
    娘はちょこっとしか登場せず、女手ひとつと言いながらシングルマザーっぽさを前面に押し出してきていないのも良い。

    ぜひとも続きを読み続けていきたい作品である。

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