誘拐捜査

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 57
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911485

感想・レビュー・書評

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  • 20年前と14年前の少女誘拐事件を追う警視庁捜査一課の楢橋。14年前の事件では既に逮捕され死刑判決の矢部は無罪を主張するが執行される。果たして冤罪であったのか楢橋は捜査するが、またしても少女が行方不明になる。過去と現在の誘拐事件とプロローグの一億円持ち逃げとが交差し、結局はそれぞれが伏線としてつながり、こいつが一連の黒幕で犯人だったのだと結末を迎えることになる。ちょっと頭の中で整理し、ページを前に戻って確認しながら読んだ。面白かったがごちゃごちゃとしすぎの感があった。

  • 誘拐や拉致は、本当に理不尽極まりない赦せない犯罪ですね。その辛さは共感できましたが、今一つ容疑者や刑事の関係が解りずらく、私には刺さりませんでした。

  • 霧のソレア以降、ずっと読んでるけど、この話はこねくり回しすぎですね。もう少し別の料理の仕方はあったかなと思う。この手ので社会派に寄ると薬丸氏の方がうまいだろうから、人間関係とか別の部分にもう少し比重を置いてシンプルにしても良かった気はする。

  • 74最後に全部の種明かしを主人公にさせるのはもうやめてほしい。作家やねんから本筋で処理しようよ(笑)

  • 7月-3。3.0点。
    20年前の誘拐と、現在の誘拐事件。
    死刑囚の冤罪まで発展し、複雑な状況に。

    ご都合主義の連続。偶然の積み重ねをストーリーにする
    ため、無理矢理感がすごいかな。

  • 現在起こった少女誘拐事件、そして過去の少女失踪事件と殺人事件を謎を追うミステリ。さまざまな事件が繋がり、そしてまたその事件を追う刑事たちの物語もまた繋がっていく展開には、読む手が止まりません。冤罪テーマやいろいろな要素を内包しながらも。最も印象深かったのは、それぞれに傷を抱えた刑事たちの奮闘でした。ラストにすべての謎が明らかになったとき、それはすべてハッピーエンドだとはいえないのだけれど。それでも決着がつくのとつかないのとでは全く違うのだなあ。
    死刑廃止論についてもわからないではないのだけれど。だからってあの計画はちょっと……なあ。しかし結果的にはあれだったわけですが。冤罪問題もあるだけに、やはり難しいところなのでしょ

  • 2017-26,04.20

  • 主人公楢崎は20年前に不注意から姪を行方不明にしてしまった刑事だ。そんな彼の周囲で誘拐事件が発生,いてもたってもいられず捜査に奔走する楢崎,そして浮かび上がる14年前の誘拐事件との関連…。過去と現在が交錯し事実が明らかになる。良く言えば精緻な伏線と解決への謎解きは圧巻。悪くいうと入り組みすぎていて一気読みしないとややこしすぎる本。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    わたしが少女を救い出す!過去と現在の三つの誘拐事件が、心に傷を持つ刑事の前に立ちはだかる。警察小説に独自の世界を拓く著者渾身の書下ろし傑作長編。

  • もう誰にも少女を殺させない! 複雑に交錯する三つの誘拐事件の謎とは!?

    八王子での少女誘拐事件が、十四年目の誘拐事件の「真相」を暴く!? 二十年前の姪の行方不明事件で心に傷を負う刑事・楢橋が過去と現在の誘拐事件に挑む。巧みな構成と驚愕の真相。警察小説に独自の世界を拓く著者渾身の書下ろし長編。

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