素敵な日本人 東野圭吾短編集

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 1615
レビュー : 254
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911515

感想・レビュー・書評

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  • 9編の短編集

    #正月の決意
    初詣に行った神社の境内で倒れている男性をみつけた夫婦──
    このバカバカしいくらいなやりとりに、肩の力がすっと抜けた。
    そうだ、いい加減な人間たちが威張って生きている世の中、
    真面目な人間が死んでどうする。負けるな!

    #十年目のバレンタインデー
    アイディアが浮かばず連載が止まっている作家が、
    十年ぶりに昔の彼女と食事をすることに──
    バレンタインの四角い箱と、手紙の中身は ?
    どんでん返しにスカッとした。

    #今夜は一人で雛祭り
    嫁ぐ娘と亡き妻を思う父の物語。
    京都のお雛様の飾り方、童謡のおだいりさ~まとおひなさま♪の歌詞のこと。

    #君の瞳に乾杯
    合コンで知り合った彼女。君は僕がずっとさがしていた人だ。決してこの手を離さない。

    #レンタルベビー
    ロボットの赤ちゃんを使い、疑似子育て体験をする夫婦。最後のオチが!

    #壊れた時計
    時計の時間がずれている…
    なぜ修理したの?
    そのままにしておけばよかったのに…

    #サファイアの奇跡
    神社にいつもいるマシュマロが好きな一匹の猫、イナリの元へ通う少女。
    見かけは全く違ってしまっても、きっとわかるよ。

    #クリスマスミステリ
    劇団の売れっ子俳優と、嫉妬深い女流脚本家。
    クリスマスツリーの謎。
    情念に背筋がぞわっとした。

    #水晶の数珠
    ハリウッド役者を夢見る息子を勘当した父親の愛。
    これがたまらなく好き。
    珠数の使い道に涙がこぼれた。

    『素敵な日本人』
    素直に日本人って素敵だと思えたり、そうではなかったり…
    SF、ミステリー、ファンタジー、ハートウォーミング、
    どれもきちんとオチがあって楽しめました。

    毎日寝る前に一編。ゆっくり読んでください。とあったのですが、次々と読んでしまい寝不足。
    大満足な短編集でした。

    • azu-azumyさん
      うさこさん、こんにちは。

      最近、東野圭吾さんの本を読んでいないのですが、これは面白そうですね!
      毎日寝る前に一編ではおさまらないので...
      うさこさん、こんにちは。

      最近、東野圭吾さんの本を読んでいないのですが、これは面白そうですね!
      毎日寝る前に一編ではおさまらないのですね!
      しっかりメモしました!!
      2018/04/23
    • azu-azumyさん
      うさこさん、こんにちは。

      最近、東野圭吾さんの本を読んでいないのですが、これは面白そうですね!
      毎日寝る前に一編ではおさまらないので...
      うさこさん、こんにちは。

      最近、東野圭吾さんの本を読んでいないのですが、これは面白そうですね!
      毎日寝る前に一編ではおさまらないのですね!
      しっかりメモしました!!
      2018/04/23
    • 杜のうさこさん
      azumyさん、こんにちは~(^^♪

      コメントありがとうございます!
      なんだかすごくホッとしました。
      ご存知の通り、小心モノの気に...
      azumyさん、こんにちは~(^^♪

      コメントありがとうございます!
      なんだかすごくホッとしました。
      ご存知の通り、小心モノの気にしぃさんなので、何かしでかしたか?私と、あれこれ考えてしまって…(>_<)
      azumyさんには、何のことやら?ですね(#^^#)
      ごめんなさい。

      それとは別に、ブクログのレビュー欄にコメントが丸見えになってしまうようになり、かなりショックです。
      私はつい、本に関係のないおしゃべりをしてしまうので…。
      と、また関係ないことを書いてしまいました。

      この本、面白かったです♪
      大好きな野圭吾さんにハードルを上げきっている私には、
      最近どうも物足りない作品が多かったのですが、
      これは短編ということもあって気軽に楽しめました♪
      特に最後の#水晶の数珠は、超おススメです!

      では、またお話できるのを楽しみに^^
      ばいばい(^^)/

      追伸☆
      二重投稿は気にしないでね!
      やっぱり何か機能的な関係?かも。
      2018/04/24
  • ★3.5

    9編からなる短編集
    ・正月の決意
    ・十年目のバレンタインデー
    ・今夜は一人で雛祭り
    ・君の瞳に乾杯
    ・レンタルベビー
    ・壊れた時計
    ・サファイアの奇跡
    ・クリスマスミステリ
    ・水晶の数珠

    流石、東野さんです。
    短編集なので、ずっしりとした読み応えがある訳ではありませんが、
    一話一話、ミステリ・サスペンス・脳科学・SF・近未来・ホロッとするもの…。
    冒頭からぐいぐい引き込まれるし、予想する結末を裏切ってくれる。
    色んな味わいがあり、短編集の素晴らしさを感じる事が出来ました。
    人間描写も秀逸でした。

    「レンタルベビー」・「10年目のバレンタインデー」・「サファイアの奇跡」
    「水晶の数珠」が良かったです。

    一日一話、少しずつ読めたのも良かったです♪
    タイトルも意味深だなぁ。
    次回は素晴らしい長編を期待したいです。

  • 「毎日寝る前に一編。ゆっくり読んでください。」と帯にあるが、とてもとてもそんなわけにはいかない(笑)。
    それぞれ魅力的なミステリーで、次々と続けて読んでしまいたくなる9編。
    犯罪者心理を描いた『壊れた時計』や『クリスマスツリー』は秀逸。『君の瞳に乾杯』って、見たような題名だと思ってたら、著者の作品に『ウインクに乾杯』があった。もちろん、内容は全然違うけど。

  • タイトルから心あたたまる短編集かと思いきや、ブラックユーモアただよう話が多い。シニカルな結果になったり、ストレートには終わらないオチがあり、楽しかった。
    ミステリの定番にツッコミを入れる「壊れた時計」、珍しくジーンとくる「水晶の数珠」がよかった。

  • バラエティに富んだ簡易で気軽な短編集。ちょっとした暇つぶしに最適です。コミカルなミステリーが多く、どれも楽しめました。個人的には『十年目のバレンタインデー』と『水晶の数珠』が好みです。後者は泣けました。本の題名は『素敵な日本人』ですが、特段日本人であることに拘った作品集ではありません。それが一番のミステリーかな(笑)

  • 【正月の決意】に出て来る登場人物達がみんな俗っぽくて笑えた。みんなスケベでいい加減な人達だけどそれほど憎めない。

    【今夜は一人で雛祭り】の雛人形の薀蓄には感心しました。私も娘の為に毎年七段飾りを飾っているのですが、私の飾り方に間違いはありませんでした。

    【10年目のバレンタインデー】と【君の瞳に乾杯】は短編でも斬れ味抜群ですね!

    【壊れた時計】は思わず『止めときゃいいのに』と何度も言いたくなる。

    【レンタルベビー】色んな含みをもたせた近未来ですね。

    【サファイアの軌跡】東野さんの昔の長編に同じネタあり、但しオチは180度って感じです。

    【クリスマスミステリ】またまた登場の魔王館殺人事件!!!

    【水晶の数珠】ウチにも無いかなそういうの!


    短い短編ですが後500ページぐらい続けば良いのになぁと思いました!

  • 1958年に江戸川乱歩賞を受賞した『放課後』でデビュー以来、数々の話題作、受賞作を世に送り出してきた小説家、東野圭吾さんの短編集。

    本の題名は「素敵な日本人」となっているが、特に日本人の素敵なエピソードを語るというより、季節を感じる作品だったり、近未来を想像させるような作品、余計なことを。。と思うようなサスペンスやミステリーもあり、一冊でいろんな要素が組み込まれていた。

    中でも、子育てを経験する前に、AIの赤ちゃんを三ヶ月間レンタルし、子どもをもつ大変さ、愛情、暮らしぶりを疑似体験している女性を題材にした近未来の編では、本当に近い将来に商品化されそうなサービスで想像を膨らませられた。最後にはあっと驚く展開も用意されていて、これまで東野作品は一冊も読んだことがなかったけど、他の作品も読んでみたくなる作品だった。

  • 東野圭吾さんの短編作品9つ。

    タイトルは、表題が四季にちなむものだから、でしょうか。
    少なくても内容に「ステキな日本人」がいろいろ登場するわけではないようです。

    どれもちょっと皮肉だったり、どんでん返しがあったりと楽しく読めました。

    「十年目のバレンタインデー」と「君の瞳に乾杯」は刑事もの?
    「レンタルベビー」と「クリスマスミステリ」は、どちらも主役が年配にご婦人で。
    「サファイアの奇跡」「水晶の数珠」は、ヒューマンチックでほのぼの。

    いろんな楽しさが詰まった一冊。
    短編なのでサクサク読めるのも良いです。

  • 九編の短編集。

    ちゃんとどれもオチがついていて、サラッと読めました。

    最後の数珠の話が現実離れしているけど良かったかな。

  • 作者 東野圭吾氏の短編集。
    9話からなる。
    寝る前に、1篇づつと、、、書かれてあったのだが、、、、ついつい、読み終えてしまった。
    どれもが、意外性のあるものばかり、、、、

    後1カ月半で、今年も終える。
    この本の最初の1篇が、「正月の決意」屠蘇の話から、書初めの話、、、我が家では、2日であったと、、、思い出しながら、、、、どんな決意をするのかと、、、思いながら読んで行ったら、真面目に生きて、ひたすら誠実過ごしていた夫婦の決断は、、、、いい加減な人達、威張っている人などに負けるもんかと、、、、生き抜くことを、、、、決断したのだと!


    「十年目のバレンタインデー」も何と、面白い。
    素敵な再会のバレンタインデー、フレンチレストランでの貸し切り 食事にシャンペン。
    そして、、、、、2人の関係が、どうなるのか?と、思ったら、警察官と犯罪者の結末に。

    「今夜は一人で雛祭り」これは、雛飾りの蘊蓄が沢山書かれている。
    わが家でも、御所の左近の桜 右近の橘を娘に教えた。サトウハチロー氏のお内裏様も・・・
    でも、姑と嫁の雛飾りの飾り方に、母親が、鏡に映した娘の写真を写していたことに、、、、
    嫁に出す娘をを気遣った父親も 娘の意志強さが、母親譲りしているだろうと納得。

    「君の瞳に乾杯」
    合コンで、上手く交際が始まるのかと、、、思って読み進んだら、警視庁捜査共助課の見当たり捜査に従事している捜査官が、コンタクトレンズを外した瞳を見て、逮捕ヘと、、、。
    何とも意外性!

    「レンタルベビー」
    こんな時代が、来るのかもしれない。
    しかし、旦那様も、、、レンタルなのが、、、ビックリの話であった。

    「壊れた時計」
    時間的矛盾が無いように、犯行を消すためにしたことが、時計を修理してしまったことにより、見破られてしまう。

    「サファイアの奇跡」
    宝石の話なのかと、思ったのだが、猫の話である。
    青い毛の持つペルシャ猫。
    猫も、マシュマロを食べるのか?(笑)
    そして雑種の交配で、サファイア色の猫が出現できるのか?

    「クリスマスミステリー」
    自殺に見せかけて犯行に及んだのに、結局は、殺人を犯したことがばれてしまう。
    トリックが、クリスマスの十字架に謎を含ませている。

    「水晶の数珠」
    1日だけ過去に戻れる。それも、一生に一度だけ使える魔法のような、家宝の水晶の数珠。
    それをどのように使うか?
    父親は、一番賢かったのかも・・・

    どれも、すーと、読めてしまう。
    そして、どれも、話の内容が面白い。
    短篇で、軽やかタッチで、読めてしまった。

    まだまだ読みたくなるような本であった。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。
1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。
代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』(2019年3月16日 WOWOW)、玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。

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