素敵な日本人 東野圭吾短編集

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 2180
レビュー : 293
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911515

感想・レビュー・書評

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  • 9編の短編集

    #正月の決意
    初詣に行った神社の境内で倒れている男性をみつけた夫婦──
    このバカバカしいくらいなやりとりに、肩の力がすっと抜けた。
    そうだ、いい加減な人間たちが威張って生きている世の中、
    真面目な人間が死んでどうする。負けるな!

    #十年目のバレンタインデー
    アイディアが浮かばず連載が止まっている作家が、
    十年ぶりに昔の彼女と食事をすることに──
    バレンタインの四角い箱と、手紙の中身は ?
    どんでん返しにスカッとした。

    #今夜は一人で雛祭り
    嫁ぐ娘と亡き妻を思う父の物語。
    京都のお雛様の飾り方、童謡のおだいりさ~まとおひなさま♪の歌詞のこと。

    #君の瞳に乾杯
    合コンで知り合った彼女。君は僕がずっとさがしていた人だ。決してこの手を離さない。

    #レンタルベビー
    ロボットの赤ちゃんを使い、疑似子育て体験をする夫婦。最後のオチが!

    #壊れた時計
    時計の時間がずれている…
    なぜ修理したの?
    そのままにしておけばよかったのに…

    #サファイアの奇跡
    神社にいつもいるマシュマロが好きな一匹の猫、イナリの元へ通う少女。
    見かけは全く違ってしまっても、きっとわかるよ。

    #クリスマスミステリ
    劇団の売れっ子俳優と、嫉妬深い女流脚本家。
    クリスマスツリーの謎。
    情念に背筋がぞわっとした。

    #水晶の数珠
    ハリウッド役者を夢見る息子を勘当した父親の愛。
    これがたまらなく好き。
    珠数の使い道に涙がこぼれた。

    『素敵な日本人』
    素直に日本人って素敵だと思えたり、そうではなかったり…
    SF、ミステリー、ファンタジー、ハートウォーミング、
    どれもきちんとオチがあって楽しめました。

    毎日寝る前に一編。ゆっくり読んでください。とあったのですが、次々と読んでしまい寝不足。
    大満足な短編集でした。

    • azu-azumyさん
      うさこさん、こんにちは。

      最近、東野圭吾さんの本を読んでいないのですが、これは面白そうですね!
      毎日寝る前に一編ではおさまらないので...
      うさこさん、こんにちは。

      最近、東野圭吾さんの本を読んでいないのですが、これは面白そうですね!
      毎日寝る前に一編ではおさまらないのですね!
      しっかりメモしました!!
      2018/04/23
    • azu-azumyさん
      うさこさん、こんにちは。

      最近、東野圭吾さんの本を読んでいないのですが、これは面白そうですね!
      毎日寝る前に一編ではおさまらないので...
      うさこさん、こんにちは。

      最近、東野圭吾さんの本を読んでいないのですが、これは面白そうですね!
      毎日寝る前に一編ではおさまらないのですね!
      しっかりメモしました!!
      2018/04/23
    • 杜のうさこさん
      azumyさん、こんにちは~(^^♪

      コメントありがとうございます!
      なんだかすごくホッとしました。
      ご存知の通り、小心モノの気に...
      azumyさん、こんにちは~(^^♪

      コメントありがとうございます!
      なんだかすごくホッとしました。
      ご存知の通り、小心モノの気にしぃさんなので、何かしでかしたか?私と、あれこれ考えてしまって…(>_<)
      azumyさんには、何のことやら?ですね(#^^#)
      ごめんなさい。

      それとは別に、ブクログのレビュー欄にコメントが丸見えになってしまうようになり、かなりショックです。
      私はつい、本に関係のないおしゃべりをしてしまうので…。
      と、また関係ないことを書いてしまいました。

      この本、面白かったです♪
      大好きな野圭吾さんにハードルを上げきっている私には、
      最近どうも物足りない作品が多かったのですが、
      これは短編ということもあって気軽に楽しめました♪
      特に最後の#水晶の数珠は、超おススメです!

      では、またお話できるのを楽しみに^^
      ばいばい(^^)/

      追伸☆
      二重投稿は気にしないでね!
      やっぱり何か機能的な関係?かも。
      2018/04/24
  • ★3.5

    9編からなる短編集
    ・正月の決意
    ・十年目のバレンタインデー
    ・今夜は一人で雛祭り
    ・君の瞳に乾杯
    ・レンタルベビー
    ・壊れた時計
    ・サファイアの奇跡
    ・クリスマスミステリ
    ・水晶の数珠

    流石、東野さんです。
    短編集なので、ずっしりとした読み応えがある訳ではありませんが、
    一話一話、ミステリ・サスペンス・脳科学・SF・近未来・ホロッとするもの…。
    冒頭からぐいぐい引き込まれるし、予想する結末を裏切ってくれる。
    色んな味わいがあり、短編集の素晴らしさを感じる事が出来ました。
    人間描写も秀逸でした。

    「レンタルベビー」・「10年目のバレンタインデー」・「サファイアの奇跡」
    「水晶の数珠」が良かったです。

    一日一話、少しずつ読めたのも良かったです♪
    タイトルも意味深だなぁ。
    次回は素晴らしい長編を期待したいです。

  • 久しぶりの東野圭吾、そして短編!
    どちらかといえば長編が好きだけど
    やはり東野圭吾、出来過ぎくらい
    読み始めてサクサク2〜3時間で読み終わり

    うまくまとめる、ぐいぐい読ませる。
    ストーリーテーラーでありわざし?
    特に「今夜は一人で雛祭り」に惹かれた

    左近の桜、右近の橘
    女雛、男雛
    京都との違い、前から知ってたけど
    このことを使ってこんな作品ができるとは驚きだわ。
    結構間違ってること多い!
    それがサトウハチローが噛んでるとは。

    8編の短編を総じて「素敵な日本人」?
    この意味はストンとわからなかった。

    「水晶の数珠」には親心を感じる
    いつの世も親の気持ちは変わらない
    読んで思うけど、自分は子供に対してここまでの親心がないと恥ずかしくおもう。

  • 久しぶりの短編集。
    あれ?これ昔ドラマ化になったりした?
    どの作品もオチがあって面白かったな。

    ミステリーというよりも、さくらももこ感。
    上手にまとめて、楽しませてくれる作品ばかり。
    寝る前にサクッと一話。おつまみ感覚。

  • ミステリーと言うよりは、東野さんらしい皮肉やユーモアが盛られたエンタメ短編集。

    ある決意を持って最後の初詣に出向いた夫婦に起こったある事件「正月の決意」
    十年前に突然去っていった女との再会のデートの中身は「十年目のバレンタインデー」
    きつい姑にずっと健気に我慢し続けていたと思われていた亡き妻の本心とは「今夜は一人で雛祭り」
    どうしてもプライベートに踏み込ませてくれない彼女の秘密は「君の瞳に乾杯」
    巧妙に完璧に作られたロボットベイビーで擬似子育て体験をしてみたら「レンタルベイビー」
    闇サイトで怪しさ満点の仕事を請け負い、誤って殺人まで犯してしまった男がやってしまったよけいな事「壊れた時計」
    など9編。

    やや出来過ぎ、やり過ぎな感じも垣間見えるものの、それも東野さんらしさか。
    全体的にはテンポよく、楽しく読めた。

  • 「毎日寝る前に一編。ゆっくり読んでください。」と帯にあるが、とてもとてもそんなわけにはいかない(笑)。
    それぞれ魅力的なミステリーで、次々と続けて読んでしまいたくなる9編。
    犯罪者心理を描いた『壊れた時計』や『クリスマスツリー』は秀逸。『君の瞳に乾杯』って、見たような題名だと思ってたら、著者の作品に『ウインクに乾杯』があった。もちろん、内容は全然違うけど。

  • 最近文庫化したそうですが、私は単行本です。長い間本棚で待機していました。
    ミステリーではなく、人の心の機微が書かれています。
    『正月の決意』『今夜は一人で雛祭り』『壊れた時計』『サファイアの奇跡』『水晶の数珠』が特に良かったです。

  • 感動したり笑い転げたりすることはなく、但し人知れず心の中でニヤッと笑えるような作品群だった。作品毎の好みは読む人によって別れるとは思うが、肩から力を抜いて読むことが出来た。その意味で⭐⭐⭐のところを⭐⭐⭐⭐に加点することにした。こんな短編集もあっても良いと思います。

  • タイトルから心あたたまる短編集かと思いきや、ブラックユーモアただよう話が多い。シニカルな結果になったり、ストレートには終わらないオチがあり、楽しかった。
    ミステリの定番にツッコミを入れる「壊れた時計」、珍しくジーンとくる「水晶の数珠」がよかった。

  • バラエティに富んだ簡易で気軽な短編集。ちょっとした暇つぶしに最適です。コミカルなミステリーが多く、どれも楽しめました。個人的には『十年目のバレンタインデー』と『水晶の数珠』が好みです。後者は泣けました。本の題名は『素敵な日本人』ですが、特段日本人であることに拘った作品集ではありません。それが一番のミステリーかな(笑)

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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