諦めない女

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 光文社 (2017年4月17日発売)
3.61
  • (15)
  • (49)
  • (46)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 289
感想 : 55
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784334911584

みんなの感想まとめ

家族の絆や人間の不幸をテーマにしたこの作品は、予想を超える展開と深い感情描写で読者を引き込みます。特に、母親が娘の行方を追い続ける姿には、強い共感が寄せられ、彼女の心の葛藤が繊細に描かれています。物語...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 先が気になり一気に読み終えた。

    犯人が悪いだけで、この家族は誰一人悪くないはずなのに、バラバラになって壊れて行く様が、何とも言えない気持ちにさせる。

    ラストも衝撃だったけれど、お母さんのほっとしたという言葉を聞いて、何をどうすればベストだったんだろうかって考えてしまった。

  • 超大作だった。
    タイトルで思い浮かべていたのとは全く違う本だった。
    すごい。かなり余韻が強い。衝撃。

    できれば前情報何もなしに読んで欲しい。更に、子供を作ろうとしてる人に、作る前に読んで欲しいと思った。みんながみんなそうではないけど、子供を産むということはこれ程、気が気がじゃない程の心配をし続けなければならないのかもしれない。

    母親の執着は恐ろしい、読んでいて嫌悪感?か何かで苦しくなるほどだった。私は執着、干渉されることが好きじゃないので、こうなりたくないと強く思う。そうは言っても、もし自分に子供ができたら本当に心配な気持ちをセーブできるのか?とも思う。

    第一章を読んでる時、娘はもういないと思っていて、母が諦めない女ってことなのかなと読み進める。
    第二章に入った瞬間衝撃だった。話の展開、書き方もとても読みやすく、続きが気になって止まらなかった。
    第三章、さらに衝撃。母親の最後の一言、ゾッとすると共に、納得してしまった。

    星5つにしたいくらいすごい本だったけど、好みの問題で星4つにする。

  • すごいすごい!とんでもなく面白かった。というか、途中での予想外の展開で驚愕し、その結果が、事実が、その後が、もう気になり気になり、ノンストップで読み続けました。素晴らしい。

    桂望実さんは、「嫌な女」が、とっても良い作品で好きになってから、最近またハマっています。
    題名的には、〜〜な女って、そんなパターン化してるの?なんて読む前は思ったのですが、この「諦めない女」という題名は凄い!
    読み終えると深く納得です。
    (読み終えると表紙も納得)

    私自身も母親であり、息子も娘もいて、親がどれだけ子どものことが心配か?というのも理解できるし、逆にまた、自分の親もどれだけ私のことを心配してくれたのか?というのも、しみじみ感じます。長く生きてるとそういうことも良く考えます。でも、誰しもその人の人生は、その人自身のもの。

    それにしても、この作品での事件の惨たらしいこと、憎らしいことったら。この世には、人間が生み出す不幸の連鎖が限りなくある・・・普通に生きる、ということはどれだけ難しいんだろう?と感じるくらい。
    それでもそれでも、諦めたら終わり、諦めちゃダメなんだよ、という言葉が印象に残りました。

    ネタバレしたくないので、あまりストーリーには触れませんが…。
    傑作だと思います。やっぱり桂望実さん、いいなあ〜!

  • 帯に『あなたは三回驚く』とあって、どこで驚かされるんだろうと、期待しながら、気を引き締めながら読んだが、驚きどころは一回だったかな。でも、面白くないわけではなく、面白かった。

    さて、物語は12年前に忽然と姿を消した娘の母親にインタビューをするところから始まる。野心家のルポライター目線で進んで行く。
    母親が買い物をしている間にいなくなった当時6歳の娘。その後、母親は何年も諦めることなく娘の帰りを待つが、旦那との間に溝が出来て離婚してしまう。果たして娘は見つかるのか。

    この小説のタイトル『諦めない女』だが、果たしてこの小説には諦めない女が登場するが、それは誰か。
    ネタバレになってしまうのでエンディングは言えないが、母親の気持ちなんとなくわかるなぁ。そうしてしまう気持ち、もちろんいけないことだけど、許されないことだけど、わかってしまう。
    それにしても母親も娘も頑張ったなぁ。是非幸せになって欲しい。

    関係ない話だけど、これと似た現実(北朝鮮拉致問題)があったのは、信じられないこと。絶対に許されることではない。その人や周りの人たちのその何年もの人生を思うと、どんなに過酷な時間を過ごしたのだろうと、悔しくてやるせなくて、ただただ幸せになって欲しいと願わずにはいられない。

  • 途中から想像していなかった展開になっていき驚いた。

  • なんだかなーと読み終わったあと複雑な気分になった。
    あんな体験をしたら母親が娘に依存するのも理解できるし、娘の立場からしたら当たり前に思春期を迎えて外に飛び出したいのにうるさい母親はうっとおしいし、どちらの気持ちもわかるので切なかった。
    ただお母さんの愛情がちょっと歪んでいて怖かった。
    子供は親の所有物ではないと再確認できたかな。

  • 途中まで読みにくかったが、後半から面白くなった。誘拐された娘を決して諦めない母親の強さに脱帽。唯一その母親に立派なおっかさんだと励ましの言葉をかけた警察官にぐっときた。そして、沙恵が発見された時、二人揃った迎えた方がいいと諭す警察官の人間味も良かった。

    諦めない母親の娘も、また諦めない女だった。
    「諦めたらそこで終わりだから、諦めなかった」と。

  • *小学一年の娘が忽然と姿を消し母は狂乱する。そして数年が経ち、離婚した彼女は今日もひとり、わが子の帰りを待ちながら情報を集めてビラを撒く。失われた時間、果たせなかった親子の絆を求めて……。その展開に驚愕する、注目の書下ろし長編*

    一気に読みました。フリーライターが「ある事件」の当事者やその関係者たちへインタビューを重ね、それに伴ってお話の全貌が明らかになっていく形式。思ってもみない展開と、想定内のもどかしい展開が相まって、ぐいぐい物語に入り込んでしまいます。とにかく人物描写が上手く、哀しい内容なのに、しなやかで強い沙恵の描写に救われるラストも良かった。

  • 買い忘れた牛乳。
    ほんの少し、ほんの一瞬目を離したすきにいなくなった6歳の娘。

    ストーリーは、事件を追うフリーの記者の目線で書かれ進みます。
    が、あいだ間で取材される人の視点に変わるので、はじめはちょっと読みにくかったです。慣れたらそれぞれに感情移入しやすく、おもしろい。

    狂気のような母親他、当事者たちの視点で進む物語は、これがフィクションでよかったと。
    「諦めない女」は、意外なキーワードでした。

  • 面白くて、最後まで一気に読んじゃいました。
    北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの姿がタブリました。

  • 2017 9/11

  • 途中なかなか突飛な展開になった
    普通の誘拐と思っていただけに…
    なかなかの目にあってるのにインタビューする飯塚さんの心の声が軽い調子の時もあって違和感を感じた

  • 最初、諦めない女は京子かと思ったけど、違った
    沙恵のしなやかな強さが好き

  • 小学1年の娘が忽然と姿を消し、母親の人生の全ては娘を探し出すことだけとなる。「諦めない」はそんな母親の執念を描いているのかと思うと、第2章から違った展開を見せてくる。娘がいなくなったあの日から母の時は止まり、複雑に絡み合ったそれは狂気となるのか。不幸で辛いお話。

  • 諦めないって、前向きなイメージで選んだけど、母娘、共に諦めないで結果として会えた。でも、そこから、歯車が狂いだす。悲しい物語でした。

  • おもしろかったー
    一気読み。何冊か読んだけど一番好きかな

  • 初めての作家さん。
    全然期待しないで読んだのに面白かった!
    他の本も読んでみようかな。

  • 母親の気持ちは共感できるから、そこは面白く読めたが、読み進めるうちに誘拐された子供達が外国で集団で生きていて、それで血液がどうで、ってなる辺りから私の中では白けてしまった。

    子供が誘拐されたら確かに家庭崩壊してしまうかな、と。そして子供が時間が経って帰って来ても、元には戻れない悲劇は絶対あるだろうな、と。そこの描写は上手だったと思う。

  • ある日、娘が行方不明に。
    母は一生懸命娘を探し、娘を待つが。。。

    ひたすらに娘を待つ母の姿に狂気を感じた。
    娘を諦め、若い女と再婚し子どもを持った父に怒りを覚えたが、それが普通かもしれない。
    娘を待つ母の姿は立派だったが、その後の過干渉は。。。あんな事件があった後だから仕方がないことかもしれないが。

    それにしても、あんなに人目にもつかず、外国に子どもをさらってきて、目立たないはずがないだろうに。人身売買するにしても、もっと手っ取り早い方法があるでしょうに。
    そこらへんが、ちょっと腑に落ちなかった。

全45件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

一九六五年東京都生まれ。大妻女子大学卒業後、会社員、フリーライターを経て、二〇〇三年『死日記』で「作家への道!」優秀賞を受賞し、デビュー。著書に『県庁の星』『嫌な女』『ハタラクオトメ』『頼むから、ほっといてくれ』『残された人が編む物語』『息をつめて』など。

「2023年 『じゃない方の渡辺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

桂望実の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×