100億人のヨリコさん

著者 :
  • 光文社
3.18
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本棚登録 : 127
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911812

感想・レビュー・書評

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  • これは面白かった!昨年のなんのランキングでも見かけなかったけど、なぜ?

    倒壊寸前のボロ寮に住むビンボー学生話であり(これはかなり笑える)、記憶の仕組みについての「ラジャ仮説」(?)に基づくSFであり、流血や破壊の痛みに満ちた幻覚がこれでもかとぶちまけられるホラーでもあり、とまあサービス精神満点。こういうの好きだなあ。

    一筋縄ではくくれない著者のこと、例によってあとがきなど韜晦の色が濃い。しかし、これを読んでマイノリティへの深い思いを感じた。あらためて思い返してみると、これまで読んだ著作にも明らかにその色合いがあることに気づく。なかなか興味深い人だ。

    一番インパクトがあって、うひゃ~っと声が出てしまったのが、パンツダケ。緑色になった鍋を想像すると、うう…あんまりだわ。笑ったけど。

  • 2017.11.16読了。似鳥さんは手を変え品を変え、いろんなジャンルの小説を書きますね。

  • 大学の極貧学生寮での緑色の茸や医療用アルコール等奇妙な食材を揃えた宴会の日常、天井に張り付く血塗れの女性、世界中に広がる同じ女性の幻覚。世界を救う為等身大のまま感染源の元へ飛行機で向かう。終盤の加速する幻視と幻聴の畳み掛けのギャップ。鳥の鳴き声や軋む床等の独自の擬音がのどかでぴったりで楽しくてすき。

  • ひょっとしたら、道徳の授業なんかするよりも、この本読んで笑って、そうして唸ったほうが、ずっと気持ちよい世の中になるんじゃなかろうか……

  • 著者名だけ見て推理小説かな〜と思って借りました。
    でもSF?エブリデイマジック的な?
    これアニメとか映像で見てみたいな。
    寮の場面だけでもおもしろそう。
    先輩みたいなキャラは漏れなく好き。

  • ”某大学キャンパスの奥の奥、深く大きな池と農学部演習林に挟まれた未開のエリアにあると噂される「富穣寮」。(帯より)”
    面白い設定にわくわく
    しかししかしどんどんわちゃわちゃに…

  • 読売の書評欄にて紹介されていたため読んでみる。
    中々に森見登美彦臭のする、個性溢れ、泉の如く湧き出しているキャラクター達(誉め言葉)に、謎のヨリコさんという霊。
    ヨリコさんは何故化けて出るのか、解明しよう! というところから物語が一気に加速する。ヨリコさんが感染する原因の元へ辿り着くまでの怒涛の恐怖表現が、恐ろしくもありアドレナリンが出まくる不思議な感覚を味わえる。

    主人公が最後に体験した世界、宇宙と繋がる感覚を羨ましく思えた。

  • ホラー 面白い。

  • 2018 3/28

  • 市図書館にて。

    ちゃんとSFしているのが楽しかった。マイノリティに対する圧力はいつも通り分かりやすく書かれ生きていると思う。

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著者プロフィール

似鳥 鶏(にたどり けい)
1981年生まれ、千葉県出身の小説家・推理作家。男性。千葉大学教育学部卒業。北海道大学法科大学院在学中の2006年、『理由(わけ)あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、2007年に同作品で小説家デビュー。
2012年の『戦力外捜査官』が代表作。本作はシリーズ化し、武井咲主演でドラマ化された。

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