誰が死んでも同じこと

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 78
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911904

感想・レビュー・書評

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  • 刑事と相棒のコンビもの。いわゆる本格ミステリにおいては推理の根拠から外すことがルールとなっている、「動機」をもとに捜査するという趣向。当然謎もホワイダニットが主軸になってくる。十分ひねられているとは思うが、好みの方向性ではなかったのが残念。

  • 登場人物や設定への違和感が先頭に立ち、物語に入っていけなかった。

  • 記録

  • ミステリー

    巨大グループ企業で起きた後継者連続殺人事件を、警察庁若手敏腕刑事と企業の美人社員が追う。その動機が個性的。
    凄惨な事件だが、二人の会話がテンポ良く、解決後お付き合いしたりしないかな、発展を期待したりする。

  • 面白かったし読みやすかった。
    出てくるキャラクターにはうんざりするのが多かったけど、話の進み方とか最後のオチとか読んでていいなあと思った。この作者の他の本も読みたい

  •  相変わらずアクロバティックなミステリだ。
     そして、一通り読み終えて、タイトルを見ると、何となくぞっとする。

  • 日本を代表する河帝商事で起こる連続殺人事件を厚かったホワイダニット。大企業の制度や親族関係、個人の動機など様々な理由から仮説を立て、推理していく様子が多重推理物のような印象で、楽しめました。 また容疑者を積みに持ち込んでいく論理展開はさすがで、ぎりぎりのバランスで保っている真相と、その先に単なる狂人で終わらない犯人の姿がうまいなあと舌を巻きました。

  • 最初は面白かったのだけど、連続殺人の捜査になってからはいまひとつ頭に入らなかった。円居さんは作品によって合う合わないが結構あるかも。

  • 大企業・河帝グループで起こる連続殺人。となると、ありがちな遺産相続争いなんかが想起されるのだけれど。そんな平凡な動機じゃなく、もっとクレイジーで共感不可能でした。でも犯人よりも、もっとえげつないことをしたあの人のほうが悪辣だったけれど……。
    被害者ミッシングリンクの謎がメインだけれど、それ以外にもトリックの仕込みがいろいろあって楽しめました。一見ちゃらんぽらんに見える刑事・十常寺のキャラもいいし。ラストの犯人との対決にもどきどきでしたが。まさか……そんなことで犯人が○○するとは! 素直なんだか何だかわかりません。まあ価値観というのは人それぞれですが。ああいうのに縛られるのは嫌だなあ。

  • キャラクターの理解が進まないままあれよあれよと事件が起きて解決して終わってしまった。
    なんか今一歩入り込めなかった。相性の問題な気がする。

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著者プロフィール

ミステリ作家。1983年、奈良県生まれ。2009年に『丸太町ルヴォワール』で講談社BOXからデビュー。同作から始まる〈ルヴォワール〉シリーズ(講談社)のほか、著作に『キングレオの冒険』(文藝春秋)、『シャーロック・ノート』(新潮文庫nex)など。

「2022年 『円居挽のミステリ塾』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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