ノーマンズランド

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 473
レビュー : 79
  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911928

感想・レビュー・書評

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  • 姫川玲子シリーズ最新刊。

    誉田さんの姫川玲子シリーズは好きだった。
    (過去形になっている…)
    ストロベリーナイトは面白いと思った!
    時々出てくるグロテスクな表現はちょっと…、と思うこともあったけど。
    それがちょっとずつしんどいと感じるようになり…
    前作、『硝子の太陽』は途中でリタイアしてしまった。
    けれど、あきらめきれず、最新刊を読んでみたのだが…
    読むのが辛い場面が多々あり…
    しばらく休憩しよう。

  • 姫川玲子シリーズ。
    葛飾署管内で発生した女子大生殺人事件の捜査に加わった姫川玲子。捜査上に挙がった容疑者は、既に別件で他の所轄に逮捕されていたものの、情報があがってこなかった。玲子が独自のルートで調べ始めると・・・
    恋人が行方不明になった高校生、政治家からの面倒ごとを頼まれたガンテツ、そして事件を追う姫川らと3方向からの展開は面白かった。懐かしの姫川らに加え、新キャラクターの武見の存在も気になるところ。

  • 待望の姫川シリーズ!もう何作目かな?今回は姫川が大人しく感じた、、、まだ林の死を引きずってるし、「死神」って言われてることを気にしてるし、罪の意識をすごく感じていた。久しぶりに康平と組んでもあまり元気がないし、、、。そのせいかテンポが遅く感じていつもの姫川シリーズほどさくさく読み進められなかった。
    今回は新キャラの検事が登場するのと、終わり方もまだまだ続く感じの終わり方で先が気になる展開に。ニョロって誰だ??と思ってたけどすぐわかっちゃったね。
    あと、ガンテツの過去も知れたのがよかった。元々は根性ある正義感もある刑事だったのだと思うと今のなんでもアリなスタイルのガンテツが悲しく思えてならない。

    今回のお話の展開は、北朝鮮拉致被害者にスポットを当てていた。実際にあることだけど、やっぱりどこか非現実と感じていた中で、拉致被害者の辛さ、やるせなさももちろん、残された遺族や恋人たちの人生をも狂わせてしまうんだなぁと。居た堪れない。自分も死ぬ覚悟で北朝鮮工作員を拷問する津川の気持ちったら、、、。北朝鮮怖いし、日本の憲法のあり方も怖い。

  • 失敗した・・・。
    読んでいてすぐに、姫川という女刑事が登場するシリーズだと分かり、読む気力が半減した。
    以前、このシリーズの本を何冊か読んだけど、どうにも面白いと思えない。
    私には合わない。
    途中から斜め読みした。

    話は今から20年前に行方不明になった女子高生の話から始まり、姫川が追う、女性殺害事件へ。
    やがて、姫川がその事件を追う内にたどり着いたのは20年前の事件。
    行方不明になった女子高生には当時つきあっていた彼がいて、その男性は今自衛官になっていた。

    何か、いつの間にか話が変ってる、という展開だった。
    斜め読みしたせいもあるけど、さっきまで女子高生の話だったのに、いつの間にか別の話、別の話、と頭がついていく前に展開していて、それのどれもが話の本筋に必要か?このくだり・・・というのが多い。
    これはこのシリーズのファンで、登場人物たちに思い入れがある人が読むと面白い、という類のものだと思う。
    そのどちらでもない私には読んでいて話に入りこめず、ただただ退屈でうんざりきた。
    珍しく残虐なシーンがないな・・・とそれは評価していたら、それも後半であり。
    いくら大事な人とは言え、20年間、彼女を思い、自分の人生を捧げた男性の生き方も健気、純愛という見方はできない。
    私は好きじゃなかった。

  • 出だしはまるでよくある青春小説のようだった。
    ほのかな恋心を秘めた高校生。いつからか互いに互いを意識し始め、ともにバレーボールに打ち込む。それを運命というのかどうか、2人は実家も近く、示し合わせて朝に夕に、ともに走ることで仲を深めていった。
    少女はある日怪我をして、少年はとっさに彼女を抱き上げた。
    それ以上のことなどない。しかし2人の間には確かに絆が生まれていた。
    それを、その小さな幸せを、奪ったのは誰だ。

    姫川玲子のシリーズはいつも胸が痛くなる。残酷な仕打ちに、だ。
    それは著者が主人公玲子に課した運命という意味と、残虐な行為に、との2つの意味でだ。
    そして、いつもは憎々しげな勝俣の過去が少し明かされる。優秀な刑事だった彼が、変わった理由。それはあまりにも規模が大きすぎて、もはやこのまま収まりがつくのだろうかと余計な心配をしてしまう。

    今回は殺人よりも、拉致問題に焦点が当てられる。
    ゲーテはいった。
    深淵を覗き込めば深淵もまたお前を覗き込む。
    姫川よ、君は深淵を覗き込むどころかその中に落ちようとしてはいまいか。
    今回姫川はまた、新たな恋の予感を匂わすが、彼女が大切にするものは次々といなくなる。だからこそ死神、と言われているのだが、この国家を巻き込む深淵にどうやって挑むのだろう。まだまだ目が離せない。

  • 待ちわびた姫川玲子シリーズ、類似作品は数あるけれどやはり姫川の魅力には勝てない。今回は北朝鮮の拉致という政治問題に取り組むことになり、新しいキャラクター武見検事が登場、何やら恋の予感がしないではない、姫川もいくら美人とは言え年齢的に見るとそろそろ女の幸せを手に入れてもらいたいところだが、物語の性格上悲劇しか待ち受けていない気がする。本作で犯人が述べた言葉「夢物語の平和憲法をありがたがり、惰眠を貪ってきた」という言葉が重い。夢物語ばかり書いている平野啓一郎あたりにちょっとは現実に目を向けろと言いたい。

  • 姫川玲子シリーズ。解散してしまった姫川班のメンバーも随所で登場。それぞれの成長っぷりも読みどころですが。菊田、過保護すぎる……(苦笑)。そして日下が実にカッコいい。顔だけで嫌われてるのがあまりに残念だなあ。
    何の変哲もなさそうな、ありふれた殺人事件。しかしその容疑者を巡る奇妙な齟齬。その裏に何が隠されているのか。そして過去に起こった少女の失踪事件。それらを繋ぐ物語はなんともやりきれなくってたまらないものでした。現実にある話だし、そして現実のそれも決してすべてが解決したとはいえないんだよなあ。たしかにそこまでしてしまうのは行きすぎだろうけれど。他に術がないというのも理解はできました。
    新キャラ・武見の存在もまた気になるところ。かなりの曲者ではあるのだけれど、ちょっと面白いなあ。これからの展開も楽しみです。

  • タイトルの意味が気になり調べてみました。
    no man's land とは「所有者のいない土地」「荒地」「無人地帯」あるいは
    「軍事対立の中間の、いずれの勢力によっても統治されていない領域」を意味する英熟語。
    読了した今は内容と合っていると思えるが、読み始めは姫川が担当する今回の事件の舞台が
    女の園ってことかと勘違い。被害者も第一発見者も管理人も女でどうのって言うからさぁ…。

    さて、姫川玲子シリーズの最新作です。美人で生意気、無鉄砲だった玲子も30代半ばとなり
    強くなった、変わったと評されていた。肩で風切る勢いや頑なさが取れた様に感じられる。
    かつての姫川班はもはや存在しませんが、懐かしい顔がたくさん登場して嬉しかったです。
    出すぎな気もしますがね…。個性的な新キャラと玲子の意外な展開、今後が気になります!

  • 警部補・姫川玲子が主人公のシリーズ最新刊。地方で女子高校生が行方不明になる事件から話が始まる。それを必死で探す親や恋人…。一転して、東京の管轄の違う場所で起きた2つの殺人事件へと話が飛ぶ。2つの殺人事件のつながりを解明しようとすると、警察官僚とその裏部隊の存在が邪魔をする…。今回は事件が北朝鮮の拉致被害者の関係、自衛隊論議にも踏み込んでいくヘビーな内容で読み答え充分!主人公の姫川がかっこよくて、ドラマで演じた竹内結子に映像変換して読んでしまう…。

  • 4月-9。3.5点。
    姫川シリーズ。
    葛飾で発生した女子大生殺人。捜査本部に姫川班。
    高校生の淡い恋と、捜査状況が場面転換。
    北朝鮮拉致の話へと、どんどん話は大きくなっていく。

    広げた風呂敷を、さすがに上手く回収した感じ。
    でも、シリーズはどこに向かうのだろう。。。

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プロフィール

1969年、東京生れ。学習院大学卒業。2002年、『妖(あやかし)の華』でムー伝奇ノベル大賞優秀賞を獲得しデビュー。2003年『アクセス』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。映画化もされた『武士道シックスティーン』などの青春小説から、斬新な女性刑事像を打ち出した“姫川玲子シリーズ”の『ストロベリーナイト』、『ジウ』シリーズといった警察小説まで、ジャンルを超えて高い人気を集めている。ほかに“魚住久江シリーズ”の『ドルチェ』『ドンナ ビアンカ』や、『ケモノの城』『プラージュ』などがある。

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