ノーマンズランド

著者 :
  • 光文社
3.62
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本棚登録 : 569
レビュー : 101
  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911928

感想・レビュー・書評

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  • 姫川玲子シリーズ最新刊。

    誉田さんの姫川玲子シリーズは好きだった。
    (過去形になっている…)
    ストロベリーナイトは面白いと思った!
    時々出てくるグロテスクな表現はちょっと…、と思うこともあったけど。
    それがちょっとずつしんどいと感じるようになり…
    前作、『硝子の太陽』は途中でリタイアしてしまった。
    けれど、あきらめきれず、最新刊を読んでみたのだが…
    読むのが辛い場面が多々あり…
    しばらく休憩しよう。

  • 姫川玲子シリーズ。
    葛飾署管内で発生した女子大生殺人事件の捜査に加わった姫川玲子。捜査上に挙がった容疑者は、既に別件で他の所轄に逮捕されていたものの、情報があがってこなかった。玲子が独自のルートで調べ始めると・・・
    恋人が行方不明になった高校生、政治家からの面倒ごとを頼まれたガンテツ、そして事件を追う姫川らと3方向からの展開は面白かった。懐かしの姫川らに加え、新キャラクターの武見の存在も気になるところ。

  • 待望の姫川シリーズ!もう何作目かな?今回は姫川が大人しく感じた、、、まだ林の死を引きずってるし、「死神」って言われてることを気にしてるし、罪の意識をすごく感じていた。久しぶりに康平と組んでもあまり元気がないし、、、。そのせいかテンポが遅く感じていつもの姫川シリーズほどさくさく読み進められなかった。
    今回は新キャラの検事が登場するのと、終わり方もまだまだ続く感じの終わり方で先が気になる展開に。ニョロって誰だ??と思ってたけどすぐわかっちゃったね。
    あと、ガンテツの過去も知れたのがよかった。元々は根性ある正義感もある刑事だったのだと思うと今のなんでもアリなスタイルのガンテツが悲しく思えてならない。

    今回のお話の展開は、北朝鮮拉致被害者にスポットを当てていた。実際にあることだけど、やっぱりどこか非現実と感じていた中で、拉致被害者の辛さ、やるせなさももちろん、残された遺族や恋人たちの人生をも狂わせてしまうんだなぁと。居た堪れない。自分も死ぬ覚悟で北朝鮮工作員を拷問する津川の気持ちったら、、、。北朝鮮怖いし、日本の憲法のあり方も怖い。

  • ちょっと押しつけがましいかな。
    姫宮の活躍ぶりもなんだかなぁ。今ひとつキレがないような。姫川班のメンバーが登場するのは嬉しいけど、取ってつけた感は否めない。新登場したキャラが今後どんな活躍をみせるのかを期待しちゃいます。

  • 姫川シリーズ。ある殺人事件の捜査をきっかけに、あらぬ方向につながって大きな事件に結びつく展開。グロいのが苦手な人は・・と書かれている方も多いが、著者の作品にしては今回は控えめな方だと思う。旧姫川班のメンバーも登場したり、ガンテツの過去が少し垣間見えたり、安定の面白さだった。ただ、これは他の作品でもたまに感じるけど、作品に国家に対する著者の思いがちょいちょい入ってくる。そこが
    ちょっと長めで、若干くどく感じた。

  • 久しぶりの姫川シリーズ。
    北朝鮮の拉致問題と絡めての殺人事件のお話。
    前作を未読だったことに途中で気づくという失態。

    グロテスクな表現は、やはりあまり好きになれないものの、姫川以下、キャラクターが少しずつ成長しているのが、なんだか懐かしかった。
    そして、新たなイケメンキャラ登場に、ウキウキしたり。
    なかなか強引な検事武見くんは、良い感じで、好き。
    今度こそ玲子さんは、幸せになれるのかなあ?
    それにしても・・・江川くんの人生って一体・・・庄野家の夫婦は、かなり罪作りなことをしてるって自覚あるんだろうか?作中には登場しないけど、江川くんのご両親は、庄野家の夫婦をうらんでるんじゃなかろうか。
    そのあたりが、なんだか引っかかってしまって、素直に入り込めなかったんだよな。

  • 姫川シリーズ。女子大生の殺人事件を追ううちに見えてきた隠蔽されそうになっていた拉致事件。今回は姫川が活躍したと言うより検察庁の武見から情報を得て動いた感が強くて盛り上がりに欠けた。政治的な部分もある拉致事件なので話が大きくならないように無理やり終わりにしたような感が強いし、リアル感があまりない。リアル感があったのはグロいシーンか。(ダメな方は飛ばした方が良いと思う)作者が迷っているのか菊田の立ち位置がよくわからないし、姫川の新しい相手役になるのか新キャラの武見がカッコ良過ぎて味がない。ラストの武見との場面は姫川の「女」の部分を見せているが、自分には嫌悪感しかなかった。勝俣の過去が見られた位しか収穫がなかったがそろそろこのシリーズもターニングポイントに来ているのだろうか。

  • *またしても同僚の殉職を経験し、心身に疲弊の残る姫川玲子が入ったのは、葛飾署管内で起こった若い女性の殺人事件捜査本部。しかし、事件の背後にはもっと大きな事件が蠢いている気配があった……。あらゆる伝手を辿り、玲子が摑んだ手がかりとは!? *

    大好きな姫川シリーズなので、文句なしに面白く読みました!特に今作は、旧姫川班の面々が折々に登場したり、ガンテツの過去がつまびらかになったり、日下との方向性が変わって来たり、と今までのシリーズを丁寧に織り直した感じがとても良かった。馴染みのシリーズなので、文体自体も軽妙で面白い。武見との進展も気になるところ。早くも次作が読みたくてうずうず…。

  • 失敗した・・・。
    読んでいてすぐに、姫川という女刑事が登場するシリーズだと分かり、読む気力が半減した。
    以前、このシリーズの本を何冊か読んだけど、どうにも面白いと思えない。
    私には合わない。
    途中から斜め読みした。

    話は今から20年前に行方不明になった女子高生の話から始まり、姫川が追う、女性殺害事件へ。
    やがて、姫川がその事件を追う内にたどり着いたのは20年前の事件。
    行方不明になった女子高生には当時つきあっていた彼がいて、その男性は今自衛官になっていた。

    何か、いつの間にか話が変ってる、という展開だった。
    斜め読みしたせいもあるけど、さっきまで女子高生の話だったのに、いつの間にか別の話、別の話、と頭がついていく前に展開していて、それのどれもが話の本筋に必要か?このくだり・・・というのが多い。
    これはこのシリーズのファンで、登場人物たちに思い入れがある人が読むと面白い、という類のものだと思う。
    そのどちらでもない私には読んでいて話に入りこめず、ただただ退屈でうんざりきた。
    珍しく残虐なシーンがないな・・・とそれは評価していたら、それも後半であり。
    いくら大事な人とは言え、20年間、彼女を思い、自分の人生を捧げた男性の生き方も健気、純愛という見方はできない。
    私は好きじゃなかった。

  • 出だしはまるでよくある青春小説のようだった。
    ほのかな恋心を秘めた高校生。いつからか互いに互いを意識し始め、ともにバレーボールに打ち込む。それを運命というのかどうか、2人は実家も近く、示し合わせて朝に夕に、ともに走ることで仲を深めていった。
    少女はある日怪我をして、少年はとっさに彼女を抱き上げた。
    それ以上のことなどない。しかし2人の間には確かに絆が生まれていた。
    それを、その小さな幸せを、奪ったのは誰だ。

    姫川玲子のシリーズはいつも胸が痛くなる。残酷な仕打ちに、だ。
    それは著者が主人公玲子に課した運命という意味と、残虐な行為に、との2つの意味でだ。
    そして、いつもは憎々しげな勝俣の過去が少し明かされる。優秀な刑事だった彼が、変わった理由。それはあまりにも規模が大きすぎて、もはやこのまま収まりがつくのだろうかと余計な心配をしてしまう。

    今回は殺人よりも、拉致問題に焦点が当てられる。
    ゲーテはいった。
    深淵を覗き込めば深淵もまたお前を覗き込む。
    姫川よ、君は深淵を覗き込むどころかその中に落ちようとしてはいまいか。
    今回姫川はまた、新たな恋の予感を匂わすが、彼女が大切にするものは次々といなくなる。だからこそ死神、と言われているのだが、この国家を巻き込む深淵にどうやって挑むのだろう。まだまだ目が離せない。

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著者プロフィール

誉田 哲也(ほんだ てつや)
1969年、東京都生まれの小説家。学習院中・高等科を経て学習院大学経済学部経営学科卒業。卒業後にミュージシャンを目指していたが、椎名林檎の存在で断念。格闘技ライターを経て作家活動に入る。
2002年、『妖(あやかし)の華』でムー伝奇ノベル大賞優秀賞を獲得しデビュー。2003年『アクセス』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。
代表作は、映画化もされた『武士道シックスティーン』に始まる「武士道」シリーズ。姫川玲子シリーズの『ストロベリーナイト』はドラマ化・映画化された。ほか、『ジウ』シリーズ、魚住久江シリーズ『ドルチェ』『ドンナ ビアンカ』や、『ケモノの城』『プラージュ』などがある。

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