- Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334913298
感想・レビュー・書評
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最初から最後まで面白くて、最後は「ああ、終わってしまった…」と少し悲しくなった(笑)
行く先々で姿を変え、環境を変え…だんだんと正体が分かっていく脱獄犯に、夢中になること間違いなし。
最後は怒りやら悲しみやら、切なさやら、色んな感情が味わえました。
初読みの著者さん。他の本も読んでみます!! -
私はクズが登場する作品が大好物だ
本作は、2歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄したという内容
クズの死刑囚が警察からド必死に逃げまわるんだろうなって勝手にイメージしてました
たけど違うやないですのー
思ってたのとは全然違うやないですのー
。゚(゚´Д`゚)゚。
読み始めて、、、
脱獄から33日、もしかしたら彼は殺人犯ではないのかもと思いましたよ
こんないい奴に人殺しは出来ないと
脱獄から117日、応援してましたよ
警察に捕まるな!逃げろー!って
脱獄から283日、もう気持ちは一緒に住み込みで働いてましたよ
もちろんスノボーも
脱獄から365日、悪徳宗教にハマりそうなところを助けられましたよ
ありがとう、感謝です
そして脱獄から488日、確信しましたよ
脱獄犯・鏑木慶一はやっていないと!
こんないい奴が人殺しのはずがないと!
いや、気づくの遅いわ!って( ゚д゚ )クワッ!!
もちろん冗談ですよ
もっと早い段階から気づいてましたよw
そして、最後に私と同じように彼の優しさ、人柄に魅力された人たちが立ち上がってくれて良かったよー。゚(゚´Д`゚)゚。
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mihiroさーん
さいごはよがっだですねぇ〜ぇ。・゚・(ノД`)・゚・。
いやぁよがっだよがった〜。・゚・(ノД`)・゚・。
mihir...mihiroさーん
さいごはよがっだですねぇ〜ぇ。・゚・(ノД`)・゚・。
いやぁよがっだよがった〜。・゚・(ノД`)・゚・。
mihiroさんもドラマと小説両方見てるんですね
ドラマの最期も気になります!2024/10/15 -
2024/10/15
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2024/10/15
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とても面白いし、読みやすい!感情移入し過ぎて大変でした。
埼玉一家惨殺事件の未成年死刑囚(鏑木慶一)が脱獄したところから、死刑囚の行動を追っていくのですが、名前を変え、捕まる一歩手前でさっと逃走する。
死刑囚鏑木慶一から目が離せない。いい人なんです。ほんとに。
話の流れが途中から分かるのですが、というか分かるように書かれているのですが、全然嫌な感じじゃなく分かった上で惹きつけられてどんどん読み進められました。
難しいストーリーじゃなく、最初から最後まですらすら読めるので、読書が苦手な方にもお勧めです!
日雇い労働の過酷さや、特殊詐欺、宗教詐欺、グループホームで日々お仕事する方のご苦労など勉強になりました。 -
な、なぬーーーーーー!?
鏑木ーーーーーっ!!
染井さん作品は『正体』が面白いよと皆さんから教えて頂き、WOWOWドラマを先に観たんです。
もう結末知っちゃってるから 先の見える展開を楽しめるか不安でしたが、大丈夫でした!だってラストがあんなことに…!!
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埼玉県の民家で、夫婦と2歳の息子が殺害される。悲鳴を聞いた隣人が通報し、駆けつけた警察官により、その場にいた18歳の少年・鏑木慶一が現行犯逮捕される。鏑木は死刑判決を受け神戸拘置所に収監されるが、逮捕から一年半後、19歳で拘置所を脱走する。
死刑判決を受けた時、鏑木が放った一言
「自分を褒めてやりたい」
これはどういう意味だろうか?
人を殺したこと?死刑判決を受けたこと?
様々な場所で働きながら潜伏生活を送り、間一髪の逃走を繰り返す488日間。鏑木の本当の目的は何なのか。そして彼は本当に凶悪犯なのか─。
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ドラマでの鏑木役は亀梨和也さんで、こちらもとても良かったのですが、小説の鏑木は逮捕時にまだ少年だったんですね。なので余計に辛かった。
死刑囚、脱獄犯という身で無ければ
大学生活を謳歌して
恋をして
将来に悩んで
友達とふざけあって
そういう生活を送っていたであろう年齢。
潜伏先で出会った人達から語られる鏑木の誠実さが これまた鏑木の受けた理不尽さに拍車をかけて…
やるせない( ノД`)
ドラマと小説とどちらもまだだよって方は
小説から読んで欲しいなぁ
鏑木と関係を持った人達が、鏑木と世間を騒がせている凶悪犯が同一人物だと確信を持った時の恐怖や 迷いを 小説を読みながら一緒に味わって欲しい。そして迎えるラストで一緒に叫んで欲しい!
これ秋に映画化もされるんですね!すごい!
そして鏑木役は未発表だそうです。映画は小説と同じく少年死刑囚ということで、、、
誰になるんだろうー(*p'∀'q)
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あのボリューム、映画に収まるんでしょうかね?何か物足りなくならないかなぁ。。。
でも気になります!あのボリューム、映画に収まるんでしょうかね?何か物足りなくならないかなぁ。。。
でも気になります!2024/11/29 -
2024/11/29
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2024/11/29
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死刑囚鏑木慶一が脱獄。身分を偽りながらの逃亡生活が描かれている。
姿も巧みに変え、色々な職種にも順応していく慶一。どの姿になった時にも、知性と優しさが感じられる場面があって、気がつけばすっかり感情移入していた。
出会った女性たちが好きになってしまうのも納得。
「正体」に近付いていくにつれ、自然と物語に引きこまれる構成だなと思った。
500ページ弱を一気読みする面白さだった。 -
平成最後の未成年死刑囚・鏑木慶一
脱獄した彼の逃亡とその目的とは…
プロローグの脱獄に始まり各章が逃亡日数であり
逃亡は488日で終わる事がわかっている。
鏑木は逃亡してますが、潜伏しているわけではありません。先々で働きます。とても巧妙に。
そして間一髪で姿を消すのですが、各章で共に働く人達が鏑木が姿を消した後に口を揃えて言う
「彼はいい人だった」と…
現行犯逮捕だった鏑木は本当に無実なのか?
一瞬の出来事で人生を狂わされた鏑木の事を考えると切ない。゚(゚´ω`゚)゚。
エピローグの「白日」のラストでの絶叫と咆哮がわたしの心にも響きわたりました。
染井為人…オススメです!-
2023/04/19
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2023/04/19
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2023/04/19
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最後、感情が溢れた。
想像以上に良かった。
一家惨殺事件の犯人とされる少年死刑囚が脱獄。
彼の目的、正体を追う物語。
様々な場所での人、社会との触れ合いで彼の姿を描く過程は次第に心捕まれ、彼の正体にも次第に興味惹かれながらページをめくり続けた。
関係した人たちの揺れる心情も丁寧に描かれていたのも印象的。
世の中、どれだけの嘘が真の顔をしてのさばり、真実が埋もれているのだろう…恐ろしさ悔しさが頭を巡る。
同じ思いの仲間と手を繋ぐシーン、最後の瞬間、終盤追いつかなかった感情が全部、涙となって溢れた。ドバっと。 -
文句なしに面白かった。全く飽きさせない構成で、面白い、先が早く読みたいという気持ちが最初から最後まで続く、珍しい一冊だった。
この本、こんなに面白いのに、数ある県内の図書館に、ほんの数館しか所蔵されていない。なので、わざわざ遠方から借りてきた。どうしてだろう?
読んでいると、この犯人のことをどんどん好きになっていく自分がいました。
常に彼を応援してしまっていました。
こ...
読んでいると、この犯人のことをどんどん好きになっていく自分がいました。
常に彼を応援してしまっていました。
こんなことが実際世の中で起こっているとしたら許せないですよね( *`ω´)
鏑木くんに幸あれ!!!
そうなんですよ!!
好きになっていっちゃうんです!!
きっと鏑木慶一と出会った人も
同じような気持ちだったかもしれないで...
そうなんですよ!!
好きになっていっちゃうんです!!
きっと鏑木慶一と出会った人も
同じような気持ちだったかもしれないですね