正体

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  • 光文社 (2020年1月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (484ページ) / ISBN・EAN: 9784334913298

感想・レビュー・書評

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  • ブクログの評価がよくて
    気になってた一冊
    初読みの作家さんでした


    いやーまた面白い作品に出会いました!


    臨場感たっぷりで
    もうドキドキしすぎて
    読む手が止まりませんでした!


    特に終盤!


    気になるから先を見たくなっちゃうけど
    そんな自分をどうにか止めて。笑
    ハラハラしながら読みました


    面白かったー!



    そしてネタバレなしでは
    なかなかレビューを書けないので
    ここから先はご注意を!!!








    鏑木慶一という脱獄犯の逃走の物語


    一家三人を殺害した罪で死刑判決を受けていた鏑木は拘置所から脱走


    その後いろいろなところを転々とします。

    最初は凶悪犯かと思ってたんですよ
    でも読んでるうちに
    彼は違うのでは??と思わせます


    そのそれぞれの場所での出来事も面白い。
    好きがくるっとひっくり返ったり
    わかった途端態度が変わったり
    嫉妬したり、恨んだり
    人間の本質が描かれていて
    読みごたえがありました


    鏑木慶一は
    本当は誰とも関わりたくないだろうに
    困った人を放っておけなくて
    優しくて、真面目で、正義感があって

    そして気づかれてしまう。
    でも気づいた後の反応も人それぞれで
    彼はやってないんじゃないかと思う人も出てくる。
    わかる人にはわかるんですよね


    その上で逮捕の流れを読んでいると
    なんとも辛い気持ちになります。。

    ちゃんと調べてくれ!!!
    ちゃんと話を聞いて!!
    と入り込んでいました笑


    井尾さんも辛いだろうな。。



    物語の時系列の作りもよかったです
    最初と印象が変わっている鏑木が
    どのように変化していったのかも
    読んでいて面白かったです



    スカッとしきれないところはありますが
    それ以上の読みごたえで星は5つ

    鏑木の生きる執念を感じた作品でした


    • bmakiさん
      本当そうですよね。
      読んでいると、この犯人のことをどんどん好きになっていく自分がいました。
      常に彼を応援してしまっていました。

      こ...
      本当そうですよね。
      読んでいると、この犯人のことをどんどん好きになっていく自分がいました。
      常に彼を応援してしまっていました。

      こんなことが実際世の中で起こっているとしたら許せないですよね( *`ω´)

      鏑木くんに幸あれ!!!
      2024/01/30
    • どんぐりさん
      bmakiさん

      そうなんですよ!!
      好きになっていっちゃうんです!!

      きっと鏑木慶一と出会った人も
      同じような気持ちだったかもしれないで...
      bmakiさん

      そうなんですよ!!
      好きになっていっちゃうんです!!

      きっと鏑木慶一と出会った人も
      同じような気持ちだったかもしれないですね
      2024/01/31
  • 最初から最後まで面白くて、最後は「ああ、終わってしまった…」と少し悲しくなった(笑)

    行く先々で姿を変え、環境を変え…だんだんと正体が分かっていく脱獄犯に、夢中になること間違いなし。
    最後は怒りやら悲しみやら、切なさやら、色んな感情が味わえました。

    初読みの著者さん。他の本も読んでみます!!

  • とても面白いし、読みやすい!感情移入し過ぎて大変でした。
    埼玉一家惨殺事件の未成年死刑囚(鏑木慶一)が脱獄したところから、死刑囚の行動を追っていくのですが、名前を変え、捕まる一歩手前でさっと逃走する。

    死刑囚鏑木慶一から目が離せない。いい人なんです。ほんとに。

    話の流れが途中から分かるのですが、というか分かるように書かれているのですが、全然嫌な感じじゃなく分かった上で惹きつけられてどんどん読み進められました。

    難しいストーリーじゃなく、最初から最後まですらすら読めるので、読書が苦手な方にもお勧めです!

    日雇い労働の過酷さや、特殊詐欺、宗教詐欺、グループホームで日々お仕事する方のご苦労など勉強になりました。

  • 私はクズが登場する作品が大好物だ

    本作は、2歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄したという内容

    クズの死刑囚が警察からド必死に逃げまわるんだろうなって勝手にイメージしてました

    たけど違うやないですのー
    思ってたのとは全然違うやないですのー
    。゚(゚´Д`゚)゚。


    読み始めて、、、
    脱獄から33日、もしかしたら彼は殺人犯ではないのかもと思いましたよ
    こんないい奴に人殺しは出来ないと


    脱獄から117日、応援してましたよ
    警察に捕まるな!逃げろー!って


    脱獄から283日、もう気持ちは一緒に住み込みで働いてましたよ
    もちろんスノボーも


    脱獄から365日、悪徳宗教にハマりそうなところを助けられましたよ
    ありがとう、感謝です


    そして脱獄から488日、確信しましたよ
    脱獄犯・鏑木慶一はやっていないと!
    こんないい奴が人殺しのはずがないと!
    いや、気づくの遅いわ!って( ゚д゚ )クワッ!!
    もちろん冗談ですよ
    もっと早い段階から気づいてましたよw


    そして、最後に私と同じように彼の優しさ、人柄に魅力された人たちが立ち上がってくれて良かったよー。゚(゚´Д`゚)゚。

    • ultraman719さん
      映画観ちゃった!
      映画観ちゃった!
      2025/02/02
    • 1Q84O1さん
      主演は1Qでしたでしょ!
      主演は1Qでしたでしょ!
      2025/02/02
    • ultraman719さん
      あんな、エロオヤジちゃうわ!
      あんな、エロオヤジちゃうわ!
      2025/02/02
  • 染井作品は【黒い糸】からの2冊目。

    今回もハラハラドキドキが止まらない展開に大興奮で直ぐ読了。

    内容についての感想は省略しますが、私も散歩しながら読書することがあるので、気を付けます。。。(笑)

  • ようやく手に入れた染井為人さんの単行本。
    みなさんの評価が高かったので、早速読みました。

    最高!!としか言えません。
    途中まで、単調のような気がしましたが、中盤からラストは、涙なしでは読み進められません。大ボリュームですが、時間を気にせず読み進められます。幅広い世代にオススメの一冊!!

  • な、なぬーーーーーー!?
    鏑木ーーーーーっ!!

    染井さん作品は『正体』が面白いよと皆さんから教えて頂き、WOWOWドラマを先に観たんです。
    もう結末知っちゃってるから 先の見える展開を楽しめるか不安でしたが、大丈夫でした!だってラストがあんなことに…!!

    ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    埼玉県の民家で、夫婦と2歳の息子が殺害される。悲鳴を聞いた隣人が通報し、駆けつけた警察官により、その場にいた18歳の少年・鏑木慶一が現行犯逮捕される。鏑木は死刑判決を受け神戸拘置所に収監されるが、逮捕から一年半後、19歳で拘置所を脱走する。

    死刑判決を受けた時、鏑木が放った一言
    「自分を褒めてやりたい」
    これはどういう意味だろうか?
    人を殺したこと?死刑判決を受けたこと?


    様々な場所で働きながら潜伏生活を送り、間一髪の逃走を繰り返す488日間。鏑木の本当の目的は何なのか。そして彼は本当に凶悪犯なのか─。

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    ドラマでの鏑木役は亀梨和也さんで、こちらもとても良かったのですが、小説の鏑木は逮捕時にまだ少年だったんですね。なので余計に辛かった。

    死刑囚、脱獄犯という身で無ければ
    大学生活を謳歌して
    恋をして
    将来に悩んで
    友達とふざけあって
    そういう生活を送っていたであろう年齢。

    潜伏先で出会った人達から語られる鏑木の誠実さが これまた鏑木の受けた理不尽さに拍車をかけて…
    やるせない( ノД`)

    ドラマと小説とどちらもまだだよって方は
    小説から読んで欲しいなぁ

    鏑木と関係を持った人達が、鏑木と世間を騒がせている凶悪犯が同一人物だと確信を持った時の恐怖や 迷いを 小説を読みながら一緒に味わって欲しい。そして迎えるラストで一緒に叫んで欲しい!

    これ秋に映画化もされるんですね!すごい!
    そして鏑木役は未発表だそうです。映画は小説と同じく少年死刑囚ということで、、、
    誰になるんだろうー(*p'∀'q)

    • yukimisakeさん
      観に行きたい!!試写会見た人の評価が高い!!
      観に行きたい!!試写会見た人の評価が高い!!
      2024/11/29
    • ゆーき本さん
      観みたいよねぇ(*ˊᵕˋ*)
      ちえちゃん誘って行こっかな
      観みたいよねぇ(*ˊᵕˋ*)
      ちえちゃん誘って行こっかな
      2024/11/29
    • ultraman719さん
      本読む前に、映画観てしまいました!
      本読む前に、映画観てしまいました!
      2025/02/02
  • 死刑囚鏑木慶一が脱獄。身分を偽りながらの逃亡生活が描かれている。
    姿も巧みに変え、色々な職種にも順応していく慶一。どの姿になった時にも、知性と優しさが感じられる場面があって、気がつけばすっかり感情移入していた。
    出会った女性たちが好きになってしまうのも納得。
    「正体」に近付いていくにつれ、自然と物語に引きこまれる構成だなと思った。
    500ページ弱を一気読みする面白さだった。

  • 平成最後の未成年死刑囚・鏑木慶一
    脱獄した彼の逃亡とその目的とは…

    プロローグの脱獄に始まり各章が逃亡日数であり
    逃亡は488日で終わる事がわかっている。

    鏑木は逃亡してますが、潜伏しているわけではありません。先々で働きます。とても巧妙に。
    そして間一髪で姿を消すのですが、各章で共に働く人達が鏑木が姿を消した後に口を揃えて言う
    「彼はいい人だった」と…

    現行犯逮捕だった鏑木は本当に無実なのか?
    一瞬の出来事で人生を狂わされた鏑木の事を考えると切ない。゚(゚´ω`゚)゚。

    エピローグの「白日」のラストでの絶叫と咆哮がわたしの心にも響きわたりました。


    染井為人…オススメです!

    • ultraman719さん
      これですね!
      本、手元にあるのに、映画観てしまいました!
      これですね!
      本、手元にあるのに、映画観てしまいました!
      2025/02/02
    • みんみんさん
      絶対小説のがいいと思う!
      観てないけど笑笑
      絶対小説のがいいと思う!
      観てないけど笑笑
      2025/02/02
    • ultraman719さん
      読みますね!いずれ!
      読みますね!いずれ!
      2025/02/02
  • 最後、感情が溢れた。

    想像以上に良かった。

    一家惨殺事件の犯人とされる少年死刑囚が脱獄。
    彼の目的、正体を追う物語。

    様々な場所での人、社会との触れ合いで彼の姿を描く過程は次第に心捕まれ、彼の正体にも次第に興味惹かれながらページをめくり続けた。

    関係した人たちの揺れる心情も丁寧に描かれていたのも印象的。

    世の中、どれだけの嘘が真の顔をしてのさばり、真実が埋もれているのだろう…恐ろしさ悔しさが頭を巡る。

    同じ思いの仲間と手を繋ぐシーン、最後の瞬間、終盤追いつかなかった感情が全部、涙となって溢れた。ドバっと。

  • 拘置所に収監されていた少年死刑囚•鏑木慶一が脱走した。鏑木は一年半前の18才当時、一家三人を殺害した罪で、死刑判決を受けていた…

    最初から最後までずっと面白い。
    「脱獄から〇〇日」という章題で、変幻自在に姿と名前を変えて逃走を続ける青年。周囲の人達はやがて青年が脱獄犯ではないか?と気づくが、とても三人を殺害した犯人とは思えない立ち居振る舞いに、矛を収める。読者としても青年の“正体”が気になってどんどん読み進める。温厚で理知的な青年を、いつのまにか「何とか逃げ通してくれ!」と応援してしまう。特に“洗濯機”の場面は、手に汗握った。果たして青年の正体は…?

    主人公の心理描写を一切廃し、周囲人物の心理描写を通して主人公像を浮かび上がらせる筆致は、東野圭吾『白夜行』のソレ。
    映像化されてるようなので、そちらも観てみたい。整形をどのように演出しているのか気になる。

  • 初読みの作家さん。

    眠くなって、読書メガネ(まあ要するに老眼鏡)を外して読書灯を消し目を瞑るが眠れず、すぐにまた灯りを点けて眼鏡をかけ…というのを夜中何度も繰り返して朝方2時間だけやっと寝た。
    起きてから、家事を適当にしつつも読み続けて今読み終わった。

    【以下ネタバレあり】






    ここまで途中でやめられない小説は久しぶり。
    本当は自分のカテゴリ『その他の小説』ではなく、『公権力の罪』の方に入れたいくらいだ。
    しかし事実は小説よりも奇なりで、『公権力の罪』の方に入れてあるノンフィクションを読んでいる身としては、本書の結末はやっぱり『小説』的だ。

    でもそれでいいのだ。
    だって『小説』だもの。
    こんな辛いことがノンフィクションであってたまるか。
    ああ、『小説』で良かった。
    読みごたえがあり、非常に面白い『小説』だ。

    一言で言うなら、すごく良かった!

    追記: 読了後、他の方のレビューを拝見したところ、今「いいね」を押させてもらったものもあるが、自分が以前「いいね」を押させてもらっていたものもあった。
    きっとそれらを拝見して面白そう!と思い、私は本書を図書館に予約したに決まっているのだけれど、それらのレビュー内容(ネタバレされていた)をすっかり忘れていたことが良かった。
    読んでいる最中には、どうなるかわからず、本当に引き込まれた。

  • 文句なしに面白かった。全く飽きさせない構成で、面白い、先が早く読みたいという気持ちが最初から最後まで続く、珍しい一冊だった。
    この本、こんなに面白いのに、数ある県内の図書館に、ほんの数館しか所蔵されていない。なので、わざわざ遠方から借りてきた。どうしてだろう?

  •  「冤罪」がテーマになっていました。検察や警察による証拠の捏造や隠蔽、自白の強要などにより、犯人にされ、当事者の人生は、大きく狂ってしまいます。
     鏑木慶一も、その一人。無実が証明され、幸せな人生を送ってほしいと願っていたのですが・・・。
     ラストの、再審が行われ、判決が読み上げられた場面は、鳥肌が立ちました。

     冤罪に興味をもったので、少し調べてみました。
     冤罪はなぜ起きるのでしょうか。
    ① 「人質司法」という捜査のあり方
     容疑を認めなかったり、供述を拒否したりする容疑者を人質のように長期間拘束し、自白を迫ることからこの呼び名が付きました。
     逮捕された人物は起訴されるまで最長23日間身体を拘束されます。起訴されて「被告人」なった後も犯罪事実を認めない限り、簡単に保釈されません。高齢や持病の悪化などを理由に保釈を求めても検察や裁判所は「口裏を合わせる恐れがある」として容易に保釈を認めない。逮捕から公判開始まで数カ月間、時には1年以上も拘置所や警察の留置施設から出ることができず、弁護士以外には接見できない状態で過ごさなければなりません。
     この間、容疑者・被告人は密室状態となった取調室で、ひたすら自白を迫られます。「容疑を認めたら外に出られる」と言われながら、取調官から連日、威圧的な取り調べを受けます。机をたたく、椅子を蹴る、立たせて罵声を浴びせる、親族の名を書いた紙を踏ませる、虚偽の情報を伝えて混乱させる……。過去の冤罪を検証すると、こうした違法な取り調べが必ず存在していたようです。捜査機関はこの手法を「容疑者の叩き割り」という隠語で呼んでいました。
     無実なのに、なぜ関わってもいない重大犯罪を“自白”するのか。長期の身体拘束や威圧的な取り調べで精神的に追い込まれると、少なくない人が「この状態から早く逃れたい」と思うようになり、虚偽自白します。精神の異常が進むと、意識がもうろうとし、幻覚・幻聴、無反応などの拘禁状態に陥ることも珍しくありません。そして捜査員の誘導質問などによって虚偽の自白調書が作成され、公判で有力な証拠にされてしまいます。
    ② 捜査段階で証拠を誤って鑑定してしまう
    ③ 捜査当局が容疑者・被告人に有利な証拠を隠し、公判に提出しない
     痴漢事件でも警察は色々な証拠を集めている。被疑者のDNA型鑑定とか、指先に繊維が付着していないかとか。ところが公判ではそれらの証拠が提出されないことがある。検察官は有罪立証に使えるものしか出してこない、とのこと。
    ④ 証拠の改ざんや捏造が行われることもある

  • 若夫婦と2歳の子供を殺害したとして死刑になった、18歳の少年。
    例を見ない未成年死刑囚の脱獄事件が、マスコミをにぎわし続ける。

    ニュースで騒がれる脱獄犯と、今目の前にいる好青年。
    彼は本当に殺人犯なのか?

    それぞれの場所での青年の真っすぐな言動と、彼にかかわった人たちの変化が、読み物として面白かった。
    ひとりひとりとの交流、ささやかな経験の積み重ねに、心あたたまる。

    最後はじーんときた。

    作中の時間はほぼ現在と同じになり、東京オリンピックが開催間近、と盛り上がる。
    出版時はそうなるはずだったのに、と新型コロナウイルスでのここ数か月の急激な情勢変化を改めて感じさせられた。

  • ある死刑囚の脱獄後の逃亡生活を描いた作品。
    脱獄から〇〇日目というタイトルで章立てされており、その時々での主人公の逃亡生活がリアルに描かれている。
    工事現場、在宅ライター、旅館での住み込みバイト、パン工場、介護士…偽名を使い時には顔もイジり、ギリギリまでバレないように身を隠すように生きるも、時間の経過とともにその身が危うくなり、また別の場所へと移っていく。
    それぞれで描かれている生活がなんともリアルで緊迫感がある。この緊迫感がたまらない。
    また、それぞれの生活の中での人との出会い、別れのシーンも印象的だった。特に同棲することになった女性との別れのシーンはなんだか切なくなった。人を信じることの難しさ、そして信じると決めた人間の覚悟…良いものを見せてもらった。
    500ページある本であったが、結構なスピードで読み切ってしまった。
    結末的な話はここでは差し控えるが、大変おもしろい作品でした。
    初めて読んだ作家さんであったが、ぜひ他の著書にも手を伸ばしてみたい。
    映画化もされるようですが、思っていた私のイメージの中での配役とは違う部分はありそこは残念でしたが、公開の際にはぜひ見てみたい作品です。

  • 映画が気になって、その前に読んでおこうと…

    読み出したら止まらなかった!
    2日で一気読みでした。

    一家3人を刺殺した未成年の犯人。
    逮捕されるも脱獄して様々な人物を演じ転々とする。
    一つ一つが短編のようで、そこで出会った人達にとっては優しい人物の青年なのだが、果たして彼はなぜ逃げ回るのか…。

    逃げた先々で出会いがあり、登場人物も多いのですが、人情味があって複雑さを感じさせない。
    時系列でまとめられていて伏線も見事。

    何より脱獄犯の鏑木の心情などは全く描かれず、周りの人から見た鏑木像が徐々に出来上がっていく様は斬新。

    最後の盛り上がりが、ほんの数ページで畳み掛けるようだったのと、この結末は結果良かったんだろうけど、うーん…想像してなかったので★4.5で。

  • 読み始めたらちょうど、映画公開のニュースが。
    映画『正体』が11月29日に公開されるみたいです。主演は誰なんだろう。
    鏑木慶一に惚れちゃいました。最後まで生を求めて戦った姿を見届けた気分です。面白かったけど…

  • 長編小説!最後どうなるのか気になって最後のページを捲りたい気持ちを抑えながらムズムズしながら読み終えた。
    脱獄犯慶一の逃亡生活。何故彼は残虐な事件を起こしてしまったのか?何故彼は脱獄したのか?彼が何を考えているのか?逃亡生活の慶一は本当の慶一?それとも素を隠した偽の姿?
    裁判での判決、目撃証言、強制的な事情聴取。
    慶一は冤罪なのか、、、私は慶一は○○だと思う。

  • これは、絶対映画にしたらおもしろそうと思ったら、もう映画になっていた。
    構成が計算されている小説、最初は時系列がなぜと思ったが、読み終わると、納得、「正体」というタイトルの本当の意味も理解できた。

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著者プロフィール

染井為人(そめい・ためひと)
1983年千葉県生まれ。芸能プロダクションにて、マネージャーや舞台などのプロデューサーを務める。2017年『悪い夏』で横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞しデビュー。本作は単行本刊行時に読書メーター注目本ランキング1位を獲得する。『正体』がWOWOWでドラマ化。他の著書に『正義の申し子』『震える天秤』『海神』『鎮魂』などがある。


「2023年 『滅茶苦茶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

染井為人の作品

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