南紀殺人事件

  • 光文社 (2021年3月25日発売)
2.92
  • (1)
  • (1)
  • (7)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 52
感想 : 4
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784334913915

作品紹介・あらすじ

還らざる柩(ひつぎ)
大学の同僚・松岡から那智勝浦への旅の同行を依頼された和泉夫妻。松岡の教え子たちが、江戸時代に行われていた宗教行事を再現させるというのだが、その行事中に殺人事件が起きてしまう。

鯨の哭く海
和泉夫妻が訪れた「くじらの博物館」。そこに展示されていた勢子(せこ)の背中に銛が刺さっていた。以前にも同じようなことがあり、その直後、実際に人が殺される事件があったというのだが。

龍神の女(ひと)
和泉教授が龍神温泉の露天風呂で出会った女性。暗がりの中、彼女は赤ん坊を連れて入浴しているようだったが、旅館によると子連れの宿泊者はいないらしい。さらに和泉が乗ったタクシーの運転手が「あの女」という言葉を残し死亡していた。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  和泉夫妻シリーズの内、和歌山県を舞台にした短編集。「龍神の女」以外の2編は単行本初収録なのでとても貴重だと思う。
    「龍神の女」と「還らざる柩」は浅見光彦シリーズの「熊野古道殺人事件」に、「鯨の哭く海」は浅見光彦シリーズの長編作品としてそれぞれリライトされているから、その原型を読めるのはファンとして嬉しい機会だ。
     推理力というより、直感と偶然の積み重ねで謎を解いている印象は否めないが、夫婦のやり取りには人生の年輪を感じた。

    ※読了(2024/04/24)

  • 内田康夫先生の遺作ではあるが、和歌山県限りで、あまりいいとは感じにくい。

  • 和泉と妻麻子は和歌山へ。那智勝浦、太地、龍神を旅する二人が出会う三つの事件。龍神の女はよくわかった。還らざる柩は誰が犯人?鯨の哭く海もはっきりとついて行けなかった。内容は難しいところもあるが、文章は読みやすく、映像化しやすく、場面が浮かんできたし、海や温泉、料理や観光など自宅にいながら旅している気分を存分に味わった。

  • 大学教授の和泉とその妻・麻子。二人が出合う、紀州に潜む三つの難事件とは? 南紀州の熊野那智、太地、龍神を主舞台に、内田作品の醍醐味を満載! 書籍初収録作品を含む、旅情ミステリーの魅力あふれる連作集が登場! 内田康夫没後三年特別出版!

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

内田康夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×