- 光文社 (2021年10月20日発売)
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感想 : 20件
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784334914301
感想・レビュー・書評
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何でも器用にできてしまうてっちゃんだが、子供心に父の廃業を大企業への復讐と考えて、就職の内定を取りまくるために過ごしていく。
結果はたやすく想像できるが、他の就職内定が取れず落ちこぼれている同じゼミの連中を、突如現れたおじさんなる人がいろいろとアイデアを出して助けていく。
エンタメ小説とあるので、うまく行きすぎている感は否めないけど、大事な要素が詰まっている気がした。
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極端、過ぎるから面白いのかな。
現実的では無いファンタジーみたい。
面白い事は面白いけど・・
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蜂矢徹郎、大学三年生。行動原理はもれなく内定獲得のため。常時スーツで誰に対しても敬語、友人の取捨選択は就活に有益か否か。周囲からは「就活侍」とイジられているがどこ吹く風。ところが、奔放な同級生との出会いや謎のおじさんとの同居でペースは乱されていき……。就活戦線と青春の道を空回りで全力疾走のエンタメ長編!
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寝る時もスーツを着て、四六時中面接モードの主人公が出てきて、最初はコメディと思っていたのが、読み進むうち、負けることを極度に恐れ否定していることがわかり、ひたすら勝つことのみに執着するに至った経緯が明らかになっていって、それでいて完膚なきまでに叩きのめされ、そこから立ち直っていくヒューマンストーリーだった。敵認定されているはずの周りの仲間が温かく、主人公が立ち直って行くきっかけとか、面白かったです。
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主人公の安政大学(立教大学か?)総合文化部三年生の蜂矢徹郎は就活に特化した大学生活を送っている
人生の価値は大手商社に入社すること
そのため24時間365日日常のあらゆる行動が就活を前提としており、就寝時も就活スーツを寝間着とするほどで、普段の物腰も面接対応の大仰な敬語のため周囲からは「就活侍」と呼ばれている
そんな蜂矢もあこがれの同級生の浜本夏海がいて、彼女にひっぱれて井端昇教授の『逸脱文化史』ゼミに入ることになる
そこに聴講生として参加した教授の過去の悪友で謎の社会人「おじさん」こと王子典之の影響で、蜂矢の就活100%の価値観に、少しずつほころびが生じ始める
じつは蜂矢が大手商社至上主義になったのは過去の悲しい出来事があったからだった -
これまでの作品と違って、終盤までピリッとする。とはいえ、結末がハッピーエンドなのと、さらっと格言めいた言葉を差し込むのは変わらず。章扉の仕掛けは、テンポが悪くなるだけで有効に機能していないように感じた。
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久しぶりに読むの止まらん面白い本に出会えた
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今どきの就活小説に興味があって読んだが、自分には重く苦しい話だった。
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就活に命をかける大学生の波瀾万丈な就活の話。
2022/7/17 -
初めて読んだ作家さん
主人公に共感した部分がありました
周りにイライラしてしまう部分
敵だと思ってしまう心理
若い時を思い出してしまいました
最後まで読んでよかった
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知らない作家さんだけど
装丁が気になって一番最初に読み始めて
3時間ぐらいで一気に読みきった
自分自身は
実は就活を全く経験せず
この年齢まできてしまったんだけど
この本
就活を素材にしながら
主人公を含めて様々な人物の生き方を描いている
正確には生きなおし
キーパーソンにおじさんを入れたことにより
どんな年齢でも
生きなおせる
私はとらえた
そう
おばさんだって
おばあさんだって
生きなおしはできるはず
あと読みながら
この小説
実写化 したら面白いだろうなあと思ってたら
あ
この作家さん
ドラマ原作からスタートなんや
なるほど
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安藤祐介のコミカルドラマ。現実離れした極端なキャラ設定で、ファンタジーに近い。
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主人公の徹郎は物事に当たる際、明解な価値基準を持って対応を変えています。その価値基準とは「就活に役立つか否か」です。
その姿勢は就活最前線に臨む大学3回生になり、ますます確立されていきます。これは納得できます。けれど、展開に不自然なものを感じて心底から楽しむことができませんでした。
例えば夏海や恋そのものに処する徹郎の姿勢です。言うまでもなく恋は就活には無用です。ましてや夏海の青春重視のキャンパスライフは徹郎の信念とは相容れないもので、徹郎は初期段階で夏海という存在を切り捨てても不思議でないはずでした。
また、井端ゼミを選んだことにも違和感があります。『逸脱文化史』。就活に有利であるとはとても思えない分野で、商社を目指す人間が選ぶものでないのは明らかです。
腐れ縁とでもいうべきしがらみができてからのことなら、わからないでもありません。だが初期段階でのことに過ぎません。
徹郎という人間の真の自立を描こうとしたのでしょうが構想の中途半端感は拭えません。 -
こんな大変な就活を経験しなくてよかった。
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ここまで極端でなくても生きている限り、大なり小なり勝ち負けから自由という訳にはいかないが…それでもケセラセラが大事。「勝負でなく選択。選ばれて勝つのではなく自らの意思で人生を掴み取る」何事も無関心はダメ。楽しむ!好奇心持って。
著者プロフィール
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