就活ザムライの大誤算

  • 光文社 (2021年10月20日発売)
3.40
  • (6)
  • (17)
  • (24)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 138
感想 : 20
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784334914301

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 何でも器用にできてしまうてっちゃんだが、子供心に父の廃業を大企業への復讐と考えて、就職の内定を取りまくるために過ごしていく。
    結果はたやすく想像できるが、他の就職内定が取れず落ちこぼれている同じゼミの連中を、突如現れたおじさんなる人がいろいろとアイデアを出して助けていく。
    エンタメ小説とあるので、うまく行きすぎている感は否めないけど、大事な要素が詰まっている気がした。

  • 安藤作品は 読んでいて 安心できます。

    なぜか

    最後は ハッピーエンドです。

    今回の キーワードは

    おじさんです。

    本当に良い人と思っていた人が

    実は そんなに 良い人ではなかった。

    悪い人だと思っていた人が

    意外と 良い人だった。

    就活を通して

    見えてくる世界。

    数十年前ですが。

    就活生には 読んでもらいたいです。

    就活だけが 人生では ない。

    と思っている人も

    ぜひ 読んでみてほしいです。

    安藤作品

    毎回毎回 楽しませてくれます。

    次回は 何が 飛び出すか。

    楽しみです。

  • 極端、過ぎるから面白いのかな。
    現実的では無いファンタジーみたい。
    面白い事は面白いけど・・

  • 蜂矢徹郎、大学三年生。行動原理はもれなく内定獲得のため。常時スーツで誰に対しても敬語、友人の取捨選択は就活に有益か否か。周囲からは「就活侍」とイジられているがどこ吹く風。ところが、奔放な同級生との出会いや謎のおじさんとの同居でペースは乱されていき……。就活戦線と青春の道を空回りで全力疾走のエンタメ長編!

  • 寝る時もスーツを着て、四六時中面接モードの主人公が出てきて、最初はコメディと思っていたのが、読み進むうち、負けることを極度に恐れ否定していることがわかり、ひたすら勝つことのみに執着するに至った経緯が明らかになっていって、それでいて完膚なきまでに叩きのめされ、そこから立ち直っていくヒューマンストーリーだった。敵認定されているはずの周りの仲間が温かく、主人公が立ち直って行くきっかけとか、面白かったです。

  • タイトルからして、就活に失敗するのはわかっていた。遊んでいる仲間が、自分の道を見つけていく。敵、勝つ、負けるという気持ちで相手をバカにしてきたてっちゃんの結末。ちょっと痛い。残るはてっちゃんの立ち直りに期待する。

  • 主人公の安政大学(立教大学か?)総合文化部三年生の蜂矢徹郎は就活に特化した大学生活を送っている
    人生の価値は大手商社に入社すること
    そのため24時間365日日常のあらゆる行動が就活を前提としており、就寝時も就活スーツを寝間着とするほどで、普段の物腰も面接対応の大仰な敬語のため周囲からは「就活侍」と呼ばれている
    そんな蜂矢もあこがれの同級生の浜本夏海がいて、彼女にひっぱれて井端昇教授の『逸脱文化史』ゼミに入ることになる
    そこに聴講生として参加した教授の過去の悪友で謎の社会人「おじさん」こと王子典之の影響で、蜂矢の就活100%の価値観に、少しずつほころびが生じ始める
    じつは蜂矢が大手商社至上主義になったのは過去の悲しい出来事があったからだった

  • これまでの作品と違って、終盤までピリッとする。とはいえ、結末がハッピーエンドなのと、さらっと格言めいた言葉を差し込むのは変わらず。章扉の仕掛けは、テンポが悪くなるだけで有効に機能していないように感じた。

  • 「他人への無関心が峰矢君自身を傷付けることになる」

    「名乗っちまえばいい。名乗れば何かが生まれる。盆山さんや多良木さんが本当に何かを手にしていくのを目の当たりにして、私も思うようになりました。何かを名乗って、全力でそれになりきってみようと」

    「静原さんは大丈夫です。膨大な本を読んでいるから。たくさんの本を読んだ人の心には、たくさんの道ができます。だからひとつの道につまずいても、別の道が開けやすい」

    「お前さんは勉強やら英語やら、何でもできる。だが何でもできちまうってのは、場合にょっちゃ、何もできないのと紙一重なんだよ」

    完璧に作り上げて演じ切ってきたつもりだった自己イメージが他者からは全く違うように見えていた。その事実に徹郎は呆然としていた。あまりの衝撃で立ち直れなくなりそうなのと同時に、強烈な安心感で心身が急速に弛緩するような心地がした。

    人生は選択の連続であり、勝つこともなければ、負けることもない。ただ心の声に耳を澄ませ、選び続ける。


  • 久しぶりに読むの止まらん面白い本に出会えた

  • とある企業の最終面接で「就活ザムライ」こと主人公徹郎が取り乱すシーンが、読んでてキツかった。

    読む人の就活経験次第では、何甘いこと言ってるんだともなりかねない結末だけど、面白かったです

  • 『就活、それは、君がみた光、僕がみた希望…だった!?』

    就活に人生を賭ける徹郎と、同じゼミに集う個性豊かな仲間?達。突如、50代のおじさんがゼミに加わったことで、ゼミ生達に人生の転機が訪れる!思いがけず、人生を生きやすくするヒントがたくさん詰まった作品に出会えた!!

  • 今どきの就活小説に興味があって読んだが、自分には重く苦しい話だった。

  • 就活に命をかける大学生の波瀾万丈な就活の話。
    2022/7/17

  • 初めて読んだ作家さん
    主人公に共感した部分がありました
    周りにイライラしてしまう部分
    敵だと思ってしまう心理
    若い時を思い出してしまいました
    最後まで読んでよかった

  • 知らない作家さんだけど
    装丁が気になって一番最初に読み始めて
    3時間ぐらいで一気に読みきった
    自分自身は
    実は就活を全く経験せず
    この年齢まできてしまったんだけど
    この本
    就活を素材にしながら
    主人公を含めて様々な人物の生き方を描いている

    正確には生きなおし

    キーパーソンにおじさんを入れたことにより

    どんな年齢でも
    生きなおせる
    私はとらえた

    そう
    おばさんだって
    おばあさんだって
    生きなおしはできるはず

    あと読みながら
    この小説
    実写化 したら面白いだろうなあと思ってたら


    この作家さん
    ドラマ原作からスタートなんや

    なるほど

  •  安藤祐介のコミカルドラマ。現実離れした極端なキャラ設定で、ファンタジーに近い。

          * * * * *

     主人公の徹郎は物事に当たる際、明解な価値基準を持って対応を変えています。その価値基準とは「就活に役立つか否か」です。

     その姿勢は就活最前線に臨む大学3回生になり、ますます確立されていきます。これは納得できます。けれど、展開に不自然なものを感じて心底から楽しむことができませんでした。

     例えば夏海や恋そのものに処する徹郎の姿勢です。言うまでもなく恋は就活には無用です。ましてや夏海の青春重視のキャンパスライフは徹郎の信念とは相容れないもので、徹郎は初期段階で夏海という存在を切り捨てても不思議でないはずでした。

     また、井端ゼミを選んだことにも違和感があります。『逸脱文化史』。就活に有利であるとはとても思えない分野で、商社を目指す人間が選ぶものでないのは明らかです。

     腐れ縁とでもいうべきしがらみができてからのことなら、わからないでもありません。だが初期段階でのことに過ぎません。
     徹郎という人間の真の自立を描こうとしたのでしょうが構想の中途半端感は拭えません。

  • こんな大変な就活を経験しなくてよかった。

  • ここまで極端でなくても生きている限り、大なり小なり勝ち負けから自由という訳にはいかないが…それでもケセラセラが大事。「勝負でなく選択。選ばれて勝つのではなく自らの意思で人生を掴み取る」何事も無関心はダメ。楽しむ!好奇心持って。

全19件中 1 - 19件を表示

著者プロフィール

安藤祐介
一九七七年生まれ。福岡県出身。二〇〇七年『被取締役新入社員』でTBS・講談社第一回ドラマ原作大賞を受賞。同書は森山未來主演でドラマ化もされ、話題を呼んだ。近著に『本のエンドロール』『六畳間のピアノマン』『就活ザムライの大誤算』などがある。

「2023年 『崖っぷち芸人、会社を救う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安藤祐介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×