奇跡を蒔くひと

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  • 光文社 (2022年9月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784334914868

みんなの感想まとめ

医療の現場での奮闘を描いた物語は、地方の市立病院の再建を目指す若き院長の姿を中心に展開します。赤字続きの病院を立て直すために、彼は「どんな患者も断らない」という理念を掲げ、地域住民の医療を守るために奮...

感想・レビュー・書評

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  •  物語の舞台は地方の市立病院(モデルになったのは三重県の志摩市民病院)、4億円の赤字となったことを受け、指定管理となることを危惧した院長以下3名の医師が辞意を表明…残った医師は若干34歳の速水隆太1人だけだった…。地域住民の医療を守るため、どんな患者でも見捨てず診察する、開かれた病院として知名度を高める、職員の抜本的な改革などを打ち出し、奮闘する姿を描くストーリー。

     「自助・共助・公助」について、厚労省の官僚がいけ好かないなぁ…。読んでいて、何だこいつ!って思っちゃった…。まず自分でなんとかする、できなければ助けてくれる人を…どうしても無理な場合は生活保護…でも、そこに頼ろうとする人々は医療を受ける権利がない??自分には関係ないことだからと蚊帳の外にいて…そんなイヤ~な奴がいて認めたくないがために、この作品自体の私の評価も下がってしまったかな。主人公の妻はいい感じの人でよかったんだけれど…。最初っから映像化を見込んだ作品のような印象をもってしまって…実際はどうだったんだろうか??って思わざるおえない作品でした。

    • つくねさん
      かなさん、こんちにはww

      7月になりましたね。
      いろいろ思うところの多かった作品のようで
      モヤモヤされてるご様子ですね。
      次は良...
      かなさん、こんちにはww

      7月になりましたね。
      いろいろ思うところの多かった作品のようで
      モヤモヤされてるご様子ですね。
      次は良い作品に巡り合えますように!!

      2023/07/01
    • かなさん
      しじみさん、こんにちは!
      今日も1日雨そうで、毎日鬱陶しいですよねぇ…。
      でも、今日はこれから買い物がてら、
      図書館に行く予定です(^...
      しじみさん、こんにちは!
      今日も1日雨そうで、毎日鬱陶しいですよねぇ…。
      でも、今日はこれから買い物がてら、
      図書館に行く予定です(^^)

      五十嵐貴久さんの作品、好きなんですけどねぇ…
      最近のはどうも自分に合わないみたい(^^ゞ
      愚痴っぽくなっちゃって、申し訳ないです…。

      でも、やっぱり本を読むのは楽しいですよね♪
      こんな風に、しじみさんとお話できるも嬉しいです!
      コメントありがとうございます。
      7月もこれからもどうぞよろしくお願いします(^^)
      2023/07/01

  • 赤字が続く市民病院を再建するため、
    『どんな患者も断らない』理念を掲げて
    奮闘する若い院長の物語。

    物語を読みながら、市民病院の経営が
    どのように保たれているか知ることができて
    とても勉強になりました。

    国の政策や医療体制の問題点、
    医療現場で働くさまざまな人たちの葛藤、
    医療サービスを受ける患者たちの苦悩など、
    いくつもの異なる立場から語られることで
    広い視点で医療について想像させてくれる
    物語でした。

  • 三重県の志摩市民病院をモデルにした、フィクションのエンターテインメント小説。

    地方都市 絵美県詩波市の市民病院は赤字を積み重ね、ついに指定管理(民営化)への道を既定路線とされていた。
    院長以下何名もの医師が辞表を出し、出遅れて残された34歳の医師速水隆太。
    隆太が、地方に住む人々にとって命綱である市民病院を守るため、悪戦苦闘しながら立て直していく物語。
    企業再生、地方再生などの作品同様、引き込まれて読んだ。


    ただ脇道にそれるが、病院が正しく役人が悪い、と言い切れないところが複雑だ。
    自分も含め、安心して暮らすためには医療は必須だが、国家予算は長い目で配分していかなければ子供たちの世代での暮らしは、今よりもずっと困難になる。
    この市民病院のように、赤字を減らしうまく再生していけると良いのだが、そのために医療関係者が無理を重ねて疲弊してしまうのも心配だし、本当に難しいなと思う。

  • 五十嵐貴久さん特有のまとめ方。
    テーマが、地域に根差した医療現場と、予算を少しでも削減したい厚労省との戦いで、しかもモデルがあるという。なかなか興味深く読めました。
    ただ、三重県を絵美県としたり、志摩市を詩波市としたりの置き換えは、もうちょい何とかならなかったか?特に絵美は人の名前みたいで紛らわしい。

  • Amazonの紹介より
    年間四億円の赤字を理由に、地方小都市の市民病院は消滅寸前。医師たちがこぞって辞めていく中、三十四歳の青年医師、速水隆太は院長に名乗り出た。課された使命は三年で赤字ゼロ――。無理難題を前に、「すべての患者を断らない」という方針の下、病院再建に奔走する隆太の行動力は、周囲の人びとをも巻き込んでいく。医師会、市議会、そして国。巨大な壁を相手に奇跡は起きるのか!? メディアで注目の病院の復活劇をモデルに、ベストセラー作家が描く勇気ある人びとの戦いの物語!



    三重県志摩市で実際にあった出来事を小説にした作品ですが、全部本当の話ではありません。(全部が本当なら大問題です)

    市民病院を守るべく奔走する医師達の姿に感謝するばかりでした。地方の病院が大変というのは、報道などで聞いたことがありますが、知らないことだらけでした。

    作品の舞台は三重県ではなく、絵美県。そこの市民病院で働く医師が、三年で赤字ゼロを目指すべく、奔走します。
    給与カットや患者を断らず受け入れるなど、並大抵のことではできないことを次々実行していくのですが、その裏側では、色んな苦悩やストレスがとてつもなかったと思います。

    病院を辞めればいいのにと思う一方で、患者のため、みんなのために働く姿がとても輝いていました。
    自分は医者ではありませんが、病院に限らず「企業」として、どのように改善していけばいいのかといったこともあって勉強になりました。

    批判することは誰でもできます。どうすれば改善できるのか?どうすれば患者がきてくれるのか?
    そういった問題を社員一同、真剣に向き合わなければならないんだなと改めて突きつけられました。

    自分は関係ない。誰かがやってくれる。
    ではなく、自分が率先する意識で、仕事と向き合うことに自分自身も学ばせてくれました。

    ただ、この作品はリアルな現状を入れつつ、エンタメな仕上がりになっています。周囲の病院長や議員、厚労省などキャラの強いメンツに立ち向かう描写は読んでいて痛快でした。
    ただ、単なる「悪」として描いておらず、敵側の主張にも列記とした主張があります。
    言いたいことはわかりますが、自分勝手や自分保守ではなく、柔らかい頭を使ってほしいなと思うばかりでした。

    展開としては、綱渡りのように偶然が重なり、都合の良い側面もありましたが、小説としての面白さがありました。

    いかにして、病院を復活させていったのか。勉強になっただけでなく、自分もやる意欲を沸かせてくれた作品でした。

  • とてもよく似た環境の職場にいて仕事をしていたから、事情がとてもよくわかる。

  • 年間4億の赤字を理由に、とある市立病院は閉鎖の危機に陥っていた。誰もがそこから逃げ出す中、34歳の速水医師は医院長に名乗り出た。
    3年で赤字を無くす課題を課せられた速水は、全ての患者を断らないと言う方針を固めて…

    過疎化していく地方都市の市立病院。年々患者の数が減っていくのを黒字にするのは至難の業。熱意は誰にも負けない速水だけど、周りは乗ってきてくれないのがもどかしかったです。それでも、若さ故の理想論だけで片付けず、自分一人でもやり抜こうとする姿に、次第に助けてくれる人が少しずつ増えたのは嬉しかったです。

    そして、速水の次なるステージへと歩み始める姿も読んでみたいです。

  • 国家権力と戦いながら強力なリーダーシップと仲間の力を借りて突破していくストーリーは好み。でも病床増加問題と2020年あたりがクライマックスということで、何となく結末が読めてしまった。

  • ホンマにあの役所はどうしようもないね。それに怒って銃をぶっ放す、そんな対極のお話を読んだところですが、これは小さな意識革命が組織や人の心も変えていくという希望あるお話し。こんな上手くいくことは実際にはないけど、ちょっとだけ気合いが入りますね。

  • 病院というより企業という感じがします。
    病院の現実なのかな。
    自分達には見えない世界ですね。
    無理だけど病気になりたく無いと思いました。

  • 橋口さんとお父さんが良い。

  • 登場人物が多く物語が軌道にのるまで時間を要したが、中盤からはどんどんひきこまれ一気読み。コロナ禍で医療が逼迫している内容は想像がついたが、土壇場で踏みとどまる市民病院のスタッフたちの熱意に心をうたれた。善と悪が本当にわかりやすく、(笑)めっちゃ肩入れしやすかった。。痛快。

  • 三重県志摩市民病院の事例をモデルにした、地方の自治体病院の再生物語。

    病院改革側から書かれ、その意味では半沢直樹的に勧善懲悪の痛快な結末になっていて、厚労省の役人は悪役でしかないが、本書でも提示された老人医療・福祉の財政負担を維持すれば国家財政が破綻するというのは現実だ。

  • どうした光文社、誤植多すぎ…。医の倫理・理想と国家の論理。「生産性のない老人を税金で支援」服部−厚労省が悪いのか?病院再生図る熱血医師に立ち塞がる厚労省・権力者の図式は分かり易いが、綺麗事では済まない現実もある。読み終えて溜飲をさげるわけにもいかない。どう超高齢化社会に対応していくのか、ホント待ったナシなんだが…

  • 年間四億円の赤字を理由に、地方小都市の市民病院は消滅寸前。医師たちがこぞって辞めていく中、三十四歳の青年医師、速水隆太は院長に名乗り出た。課された使命は三年で赤字ゼロ――。無理難題を前に、「すべての患者を断らない」という方針の下、病院再建に奔走する隆太の行動力は、周囲の人びとをも巻き込んでいく。医師会、市議会、そして国。巨大な壁を相手に奇跡は起きるのか!? メディアで注目の病院の復活劇をモデルに、ベストセラー作家が描く勇気ある人びとの戦いの物語!

  • 市民病院の30代の隆太が院長になって 病院を立て直すお話

    実話を脚色しているようだが、ものすごく調べて詳細に書かれている ボリュームもある

    不動産業界と医療業界は闇だと聞くが 立場や免許があったとしても自分たちが頑張ってもどうにもならない事案や、厄介な奴らが沢山いて一筋縄ではない

    市民病院に頑張ってほしい

  • 可もなく不可もなく的な作品。
    ついに、コロナが出てきたかって感じ。

  • 何の因果か知らないが、小泉孝太郎主演で父が起こして叔父から継いだ潰れかけた病院を継若い医者が、その病院を立て直すという似た設定のテレビドラマを見た記憶があって原作かなと思って読み進めたが違ったようだ。

  • おもしろい。それにしても医師会も厚労省も徹底的に腐っているように描かれているけど、それほど国民は今の福祉や医療に信頼がないから生まれた小説なんだろう。

  • 地方自治体病院の院長となった医師の奮闘。
    赤字体質からの脱却や医師を始めとする医療従事者の確保など地方病院の課題は多い。
    悪代官も登場するが最後は存続を勝ち取る。
    諦めないこと、努力を続けることがやっぱり大事。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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