白のミステリー―女性ミステリー作家傑作選

制作 : 山前 譲 
  • 光文社 (1997年12月発売)
3.17
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  • 4レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334922917

作品紹介

女性作家だけによる初めてのミステリー・アンソロジー。

白のミステリー―女性ミステリー作家傑作選の感想・レビュー・書評

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  • 傑作集なのでいいのも悪いのも。
    ただミステリー好きの自分にはどの作家が特に好きなのか知るチャンスができてよかったです。
    やっぱり一番は宮部みゆきかな~。
    桐生夏生さんのもよかったです。
    セメスター中に借りて、一日一本以下にしようと心に決めながら、結局2日くらいで読み切ったおかげで、また活字がない症状に悩まされました。

  • イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5229862.html)
    (収録作品)黒い犬(桐野夏生)/プレゼント(永井するみ)/過去の絵(近藤史恵)/やどかり(篠田節子)/貴船菊の白(柴田よしき)/殺意の花(関口芙沙恵)暗闇の猫はみんな黒猫(若竹七海)/フリージング・サマー(加納朋子)/津軽に舞い翔んだ女(乃南アサ)/海の誘い(黒崎緑)/四度目の夏(小池真理子)/傷自慢(新津きよみ)/わたしが会った殺人鬼(山崎洋子)/弓子の後悔(宮部みゆき)/疵(今邑彩)

  • (メモ:中等部3年のときに読了。)

  • <font color="#666666"><table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:0;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334922910/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://blog12.fc2.com/image/noimage.gif" border="0" alt="白のミステリー―女性ミステリー作家傑作選"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/goods/4334922910/yorimichikan-22" target="_blank"> 白のミステリー―女性ミステリー作家傑作選</a><br>山前 譲 (1997/12)<br>光文社<br><br><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334922910/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"> この商品の詳細を見る</a></td></tr></table>
    <blockquote><p><strong>小池真理子、山崎洋子、宮部みゆき、新津きよみ、乃南アサ、黒崎緑、今邑彩、関口芙沙恵、篠田節子、若竹七海、加納朋子、桐野夏生、近藤史恵、柴田よしき、永井するみ、15人の女性作家によるミステリー・アンソロジー。</strong></p></blockquote>
    <blockquote><p>『四度目の夏』 小池真理子
      どうしようもない田舎道だった。</p></blockquote>
    心臓を患う継母と、息子夫婦の財産をめぐる闘いの物語。
    自らの手を汚したくはないが 継母の死を強く願う夫婦が落ちた悪循環の落とし穴は、当人たちにとっては死活問題かもしれないが、苦笑を誘われる。そしてそれ以上のしたたかさで継母は・・・・・。
    <blockquote><p>『わたしが会った殺人鬼』 山崎洋子
      あ、ごめんなさい、お邪魔じゃなかったかしら。こんな夜遅くに。</p></blockquote>
    一人暮らしの独身女性ばかりを連続して狙う殺人鬼が誰だか知っているという隣人の女性が部屋に相談にやってきて・・・・・。
    じわりぞくりと恐怖がにじり寄ってくるような物語。
    <blockquote><p>『弓子の後悔』 宮部みゆき
      クラス会の通知は、大きな郵便受けの底に、二通のダイレクト・メールの下に半ば隠れるようにしてへばりついていた。</p></blockquote>
    久々のクラス会で再会したかつての恋人は、人気シナリオライターになっており、しかも目立たなかったクラスメートと結婚していた。
    身勝手な望は叶うべくもないという物語。
    <blockquote><p>『傷自慢』 新津きよみ
      本宮結花から電話があったとき、本宮麻子は来年早々に出る本の仕上げにかかっていた。</p></blockquote>
    亡き親の替わりに我子のように育ててきた甥の妻・結花に、甥の背中の傷のことを訊ねられて・・・・・。
    縁を切ることはできても、血のつながりを断ち切ることはできない。哀しい母子の運命は安らぐことはない。
    <blockquote><p>『津軽に舞い翔んだ女』 乃南アサ
      バスは、雪道を北へと向かっていた。</p></blockquote>
    占い師に運命の出会いがあると言われて、津軽までやってきた文女が巻き込まれた事件の真相は・・・・・。
    想像以上に言葉が通じない津軽で、不用意に返事を返してしまったばかりに巻き込まれた不思議な失踪事件。謎が解かれてみればやるせなささえ覚えてしまう。
    <blockquote><p>『海の誘い』 黒崎緑
      沖縄の海で、ぼくは人魚に出会った。</p></blockquote>
    半ば無理やりに友人の身代わりとして参加したダイビング・ツアー。インストラクターは人魚のように美しい人だった。
    ぼくは、珊瑚に書かれた「ユミ」という落書きを見つける。海をこよなく愛するインストラクターのユミさんがそんなことをするとは信じられないのだが、彼女は謝るばかりである。
    海の好きな彼女の選択は彼女のこれからの人生にどう影響するのだろうか。
    <blockquote><p>『疵』 今邑彩
      札幌駅の南口を出ると、池上妙子は思わずオフホワイトのコートの襟を片手で掻き寄せた。</p></blockquote>
    結婚を目前にした婚約者が札幌のホテルの一室で自殺した。遺された妙子のもとに、「彼は殺されたのだ」というはがきが届き、妙子は札幌へ行く。
    犯人に行き着くか、と思ったと同時に、とんでもない事実に気づかされる。
    <blockquote><p>『殺意の花』 関口芙沙恵
      玉井警部補は、捜査室の窓際に立って、暮れていく秩父盆地を眺めていた。</p></blockquote>
    画家兄弟・英寿と真人と 朱子の物語。英寿崖から突き落とそうとした真人を止めようとして、思わず彼を突き落としてしまった朱子を取り調べた玉井の腑に落ちない思いが辿り着いた真実とは・・・・・。
    情念の恐ろしさが燃えるような山躑躅に象徴される物語。
    <blockquote><p>『やどかり』 篠田節子
      切れ長で重たそうな瞼をした少女の目には、年に似合わぬ哀愁があった。</p></blockquote>
    教育センターで研修中の哲史は、万引きで連れてこられた中学生の少女の境遇を哀れに思い、何とかしてやりたいと思っただけだったのだが・・・・・。
    確信犯なのか、それとも純粋なのか。抜け出そうともがくほどに取り込まれるあり地獄のような恐ろしさ。
    <blockquote><p>『暗闇の猫はみんな黒猫』 若竹七海
      二週間ぶりの快晴だった。</p></blockquote>
    放送部員の僕らは、同級生の身に起こった事故に関する証言をビデオに録り集め、学校に送った。限りなく疑わしいゆかりをきちんと罰して欲しかったから。
    疑わしいということと、罪を犯したということの距離を考えさせられる物語。
    <blockquote><p>『フリージング・サマー』 加納朋子
      とろけそうに暑い夏。氷漬けにして、冷凍庫に入れた。</p></blockquote>
    従姉妹の真弓ちゃんがニューヨークに行っている間、わたしは真弓ちゃんの部屋で留守番をしている。ある日そこに、いつか公園で会った「変な子」や手紙をつけた伝書鳩がやってきて・・・・・。
    悲しさがあふれているが、愛にも満ちている 加納さんらしい物語。
    <blockquote><p>『黒い犬』 桐野夏生
      有理と書いてユウリと読む。</p></blockquote>
    母の結婚式に出席するためにベルリンから帰国したユウリは、閉じ込めていた過去の記憶を少しずつ思い出す。明らかになった事実は・・・・・。
    父に選ばれなかった子どもとして、自分を卑下していたユウリだったが、思い出した記憶の断片をつなぎ合わせて現れたのは、まったく別の姿をしていた。
    <blockquote><p>『過去の絵』 近藤史恵
      部屋で本を読んでいると、ユキちゃんが誘いにきた。</p></blockquote>
    芸術大学の学生・牧が描いた絵は、叔父である画家の未発表の遺作と酷似していた。
    恋と芸術性の狭間で揺れた心がとってしまった行動は、恋しい人の心をも凍りつかせてしまったのか。
    <blockquote><p>『貴船菊の白』 柴田よしき
      紅葉のてんぷら、と書かれた紙の貼り紙に、私は思わず足を止めた。</p></blockquote>
    警察を退職した私は、15年前に不倫相手の教え子を殺して自殺した男の妻に、彼の命日に亡くなった場所で出会った。
    15年目の理由。それでも自由になれない、なりたくない本心を描いて見事である。
    <blockquote><p>『プレゼント』 永井するみ
      「すみません。遠倉さん」アルバイトスチュワーデスの道田が、カーテンの間から顔を覗かせた。</p></blockquote>
    三十路を過ぎたスチュワーデスの遠倉麻子は、鬱屈した思いを 後輩の堀のクレジットカードを盗り、買い物をすることで発散しようとしたのだが・・・・・。
    鬱屈した思いで眺めると、なにもかもが歪んで見えてしまうのか。哀しすぎる女の物語。

    タイトルと著者のあとに、書き出しの文章を載せてみた。
    読み応えありの一冊だった。</font>

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