劫尽童女

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 434
レビュー : 69
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334923587

作品紹介・あらすじ

この世のものならぬ真実。我々の持ち得ぬ叡智。-この少女は人間なのか。

感想・レビュー・書評

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  • 少女は遺伝子操作をされ人を超えた能力を持った。父親は殺され、母親も拉致されそうになり自爆した。そして彼女は一人残された。父親の博士の意思を継いで彼女を守ろうとする組織がある。敵対するのはZOOという組織。米軍が絡んでいるともいう。そして、犬。アレキサンダーは彼女と一緒にいた。その犬も特別な能力を持っていた。彼女たちの未来は…。

  • この本はどんなジャンルに分類されるんだろう?
    恩田陸さんの作品という感じがしなかった。
    恩田陸さをんは好きだけど、たまに ? と思う作品もあって、でも、この物語はおもしろかったです。こわい場面もグロい描写もあったけど。デザイナーズ・ベビーってこれから先の未来を考えるとあり得ない話ではないのかも。

  • 万人受けはしないだろうけれど、ある意味恩田さんらしい作品。ラストの余韻とか。しかし恩田さんの作品には「永遠の少女」が欠かせないのだな、と思う。

  • 人間を超えた力を持って生み出された少女の壮絶な人生の話。おもしろかった。

  • この世のものならぬ真実。我々の持ち得ぬ叡知。伊勢崎博士の娘・遥は、特殊な能力を持つがゆえに「ZOO」という組織に追われる日々を送っている。
    望む望まぬにかかわらず否応なしに周りは変化していき、遥の手は血に染まっていく。彼女がたどり着く場所はあるのか?

    「ZOO」とは何なのか、博士はなぜ娘を実験の対象にしたのか、遥がたどり着いた場所とは何だったのか、その時遥を呼んだ声は誰のものだったのか・・・など、謎が残る。
    巨大な組織から追われ続ける少女の絶望が読んでいて痛々しかった

  • 動物的特殊能力を掛け合わされた、天才ハイブリッド少女・遥。
    特殊機関の追跡者・ハンドラー。
    両者のチェイスを楽しむ小説。

    シスターの「神は寛大なのよ」のくだりが一番面白い。

  • 前に読んだ『龍は眠る』とはまた違った能力者もの。
    女の子の葛藤と彼女を取り巻く過酷な環境。アレキサンダーに『マルドゥック・ヴェロシティ』のオセロットを見た気がしましたが、最悪の展開は避けられたようです。
    終わり方が凄く好きですね。少女が結局報われたのか否か、微妙なところがいい感じです。

  • このひとの書くファンタジーは好きです。ファンタジーである根底の、日常からの逸脱が悲しいから。本質的に、何らかの責務と孤独を背負っていることをきちんと示してくれるから。
    遥のような力をもつ者の苦しみと絶望と、それゆえに選ぶ道とその先の光を、こういう言い方は変かもしれないけれど、等身大に描いているような気がするから。
    最後、涙が止まりませんでした。

  • この人の本を初めて読んだ。筒井さんチック。
    少女が主人公のSF。
    何回も前のページに戻って登場人物の言動を再確認して面白く読めた。

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著者プロフィール

恩田 陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。幼少期は名古屋、長野、富山、仙台などを転々とする。高校時代は茨城県水戸市に在住。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。
1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。
2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞と第14回本屋大賞を受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。2019年秋、石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化。

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