本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784334923594
感想・レビュー・書評
-
女神の影響を受けた2人と、主人公、それぞれの続編がみたいです!
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015.8.19-49
顔も名前も変え、他人からの評価ではなく自分自身の完璧を目指し殺人をも犯す沙和子を、秘密を握った後輩の真澄達の視点からも描く。 -
読書会で紹介されてからやっと読めました。
ハッピーエンド?バッドエンド?
ホラーサスペンスのはずなのに、読後感はスッキリ(笑)
男の人はどうか分からないけど、世の中の「その他大勢」の女性は面白く読めると思いました。
そして、私も「その他大勢」 -
タイトルから、慈悲深い聖母マリアやギリシャ神話の神々の
アフロディテやアルテミスを想像したが、
実際は、まるで正反対の女神だった。
自分の美を追求し酔いしれる、
クレオパトラか楊貴妃のような「女神」ブリだった。
美人OL沙和子は仕事も人気度も完璧な女性。
温和な美人で異性にも同性にも好感度は抜群である。
欠点と言えば、
なんでも自分の作りだしたシナリオ通りに事を運ぼうとすることだろうか。
キチンキチンと物ごとを計画立てて取り組み、番狂わせは許せない。
彼女をそんな性分にしたのは、過去のある事件がきっかけだった。
沙和子は自分自身を理想の女神像としていた。
女神は美しく誰からも崇拝されるもの。
そのためには自ら過去を捨てる必要があった。
沙和子のこの行為で私は「松山ホステス殺害事件」を思い出した。
この事件の犯人は自ら整形をして時効ギリギリまで逃げる女性だった。
完璧なものをめざすすさまじい女の執念を感じるとともに、
どこまでも逃げ切ってみせるというたくましさを感じる。
美しくも強いもの、やはりこれは「女性」なのだろう。 -
自分に自身が持てず煩悶を抱えていつつも、騙し騙し日々のルーティンに身を置く真澄。
そんな彼女が憧れる美貌を持ち、何をしても完璧な同僚の沙和子。
ある時真澄は些細なきっかけから沙和子の観察を始める。
それによって明らかになってくる、完璧な女の闇の部分。
誰しもが抱く現実と理想との乖離による葛藤。両者の対照的な処理に現代社会病理ともいえるものを絡めつつ、そういった矛盾を抱え生きている女性像を描いた作品。
話自体は言ってしまえば陳腐なものだと思うけれど、この著者の作品は人間の心理描写に関する点で一人の人間像を描ききることのできる作家なのかなと思う。
個人的には益体もない偶像崇拝に囚われるているような部分が気に喰わないが、病んでいると称されるようなキャラクターにある思考体系には好ましさが感じられてよかった。 -
完璧でありたい、ってのは誰しも一度は願うことだと思う。けれど完璧を目指せば目指すほどに、ほんの些細な瑕疵が目について、それで諦めたり妥協したりする。たぶん、それが普通。ところがその「完璧さ」を突き詰めて突き詰めて執着するとこうなるよ、てな見本のお話。
「恐怖ミステリー」ってしてあるけれど、怖いのと同時にすごく哀しくもある話。 -
9/16
女性の中にある病的な部分が描き出せている。怖さではなく、その抜けの共感を抱いてしまう私は、やはり病的なのかな。 -
スーパーキャリアウーマンの裏の顔。
その謎を書いた小説です。宮部みゆき「火車」、シドニー・シェルダンをごちゃまぜにしたような、通俗小説でした。 -
主人公の女性、君島沙和子は潔癖症に近い完全主義者。
手帳にビッシリとスケジュールをすべて書き込み、それぞれの曜日の細かい行動まで自分でルール化している。
それは恋人との付き合いも同様で、自分のルールに反する行動をとる相手は許さない。
そんな彼女の行動にあこがれた会社の女性が、沙和子の隠された部分に気がつくようになる。
人間誰もが、時々は自分の人生について考えることくらいあるだろう。
こんなはずではなかった・・と後悔することが多ければ、「人生をリセットしたい」と思うこともあるはずだ。
しかし、そんな簡単にこれまで自分が歩んできた人生の足跡を消すことなんてできない。
それを君島沙和子はしてきたのだ・・。公文書偽造・・整形・・そして殺人。
人生を別人としてそっくり入れ替えること・・こういうのも、やはりある意味では現代のホラーなんだろうなあ。
-
君島沙和子は完璧な女性だった。美貌に加え営業成績は常にトップ、付き合う男性達も一流。
<br>同じ会社に勤める真澄は憧れから身辺を探るようになり、露呈されたスーパーウーマンの恐るべき真相。
<br>この人の本はあまり趣味じゃない、とは言いながら結構読んでいます(--;)
著者プロフィール
明野照葉の作品
本棚登録 :
感想 :
