ヌルイコイ

著者 :
  • 光文社
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レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334923723

感想・レビュー・書評

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  • 何もかも受け容れてるつもりでいた。
    それが私なんだって。
    でも、違っていたみたい。
    知らないうちに心が動いてしまってたから。

  • 隣町の銭湯に通う日々のなか、その町で鳩に出会った。

    御曹司だけど孤独な鳩
    銭湯で出会ったざらっとしたおばあさんとふわっとしたおばあさん。
    いつも帰りが遅い夫と、いつもなつ恵を都合のいいように扱う浜見。

    病院で自分の命が残りわずかと告げられたなつ恵。

    銭湯でぬるいお湯につかる度に鳩を思い出し
    冷めた夫婦関係とつまらない恋愛に、もうじき死ぬのならと鳩と共にした時間。

    これって、恋愛話だったんだ。
    なつ恵の病気が謎。でも銭湯って、いいよねえ)^o^(

  • 病気のくだりは「あらまあ、でもよかったんじゃないの」な感想。銭湯に行きたいし焼き鳥も食べたくなってしまった。

  • このひとの小説って意識高い良い女と不思議なモテる良い男がよく出てくる。
    鳩は逃げていたの?

  • なんだかこの人の作品いつも同じような人間関係な気がしないでもない。
    切羽へ、のときにも思ったけど、「好き」とか直接的な言葉を使わないのに、好き、ということが伝わる、その書き方がとても好きです。
    途中で、ああ人生の整頓なんだなあ、と思ったぶん、ラストのほうはええー!と思ったんですが、まあさわやかでよかった…?のかなあ…?どっちかわかんない感じで終わるとかだったらもっとよかったかも。

  • 売れない童話作家の女性は、自分のことを性欲処理の相手としか見ない、妻帯者の売れっ子童話作家をそれでも愛し、関係を重ねていた。彼女には夫がいるが、業界マネージャーの彼は滅多に帰ってこない。いつからか老婆たちが集う銭湯に通い始めた彼女は、そこで鳩のような目をした青年に出逢う──。

    淡々とした、生々しさ。井上女史の作品を読むとぞくぞくします。世界や生活は淡いのに、こころと身体だけが熱っぽい。自分勝手で酷い人間ばかりなのに、それでもその人たちを肯定して、その場から逃げない。その圧倒的な諦念にはどこか愉悦がひそんでいて、それゆえに単なる不幸とは違くて、やっぱりそこはかとなく幸福な小さな世界の話なんだなと思えてしまう。……なので、結末は好きじゃなかったですけど。

  • 2003年5月20日読了。

  • H22.9.8

    この主人公は、幸せだなぁ~と感じる時があるのかなぁ?

    「ふんわりしたおばあさん」「ざらざらしたおばあさん」というのは、何となく分かるような気がする。

  • 表紙が綺麗な水色で心惹かれ読み始めました。

    続きが気になる!というほど急な展開もさほどなく、かといって薄い本でもないのにすぐ読み終えてしまいました。
    感想はなんていうか、ヌルイコイ、とタイトルに納得するような話でした。
    私の心にぐっとはきてくれませんでした…。

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著者プロフィール

井上荒野(いのうえ・あれの)
'61年東京都生まれ。89年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞を受賞。'08年『切羽へ』で直木賞受賞。他の著書に『つやの夜』『結婚』など多数。

「2015年 『100万分の1回のねこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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