神様からひと言

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 422
感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334923730

作品紹介・あらすじ

不本意な異動、でも辞められない。痛快、切なさ、会社員物語。

感想・レビュー・書評

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  • お客様相談業務の物語。それぞれの登場人物のキャラクターが面白くて、特に篠崎さんの観察力と口の上手さと切り替えの速さは読んでいて思わず笑ってしまうほどだった。

  • お客様相談室に飛ばされた涼平。ゴキブリと称される仲間たちと苦情処理に奮闘する。
    お客様からの苦情に振り回されながら、成長していく涼平を描く。
    個性豊かな仲間たちが非常に人間味あり、飽きさせない。

  • リストラ要員奮闘記

    ありがち且つ悲壮になりがちなテーマを作者お得意のユーモアで軽快な物語に仕上げてきる。せっかくの神様がもうちょっと出ても良かったかな?

  • 見つけたものは、拾うべきだね
    拾ったものは、離さないこと

  • 弱小食品会社のお客様相談室。
    吹き溜まりの中の吹き溜まり。底からの逆襲。
    結局潰れる運命。
    婆さんも相談室を苛めていないで、株主代表訴訟でも起こせばいい。先代を連れて取締役会に乗り込むが遅すぎる。御大登場と言いたいのだろうか。
    おでんの比喩は分かりやすかったが、おでん鍋から飛び出すことは難しい。

  • 録画予約していたドラマが見れなくなり、内容が気になったので図書館で借りました。
    お客様相談室で奮闘するサラリーマンの話。池井戸潤の軽めな?感じかな。ゆすり、たかりのクレームに対応するエピソードは笑えるし、涙あり、希望あり、楽しめます。
    【2017.06】

  • NHKのドラマを楽しみにしていたのに小出恵介のせいでぽしゃってしまったが、以前映像化された時見損なっていたので、本は読んで見ようと思っていて今になってしまった。話は少し前就職戦線が厳しかったころ、ある会社の苦情センターに配属された主人公の悪戦苦闘を描いたものだが、要するに苦情の中に真実もあるということだ。結局主人公は腐りきった会社にも見切りをつけるのだが、今話題となっている過労死にならないうち、生きようとすれば どうにでもなるということを思い出せと著者は言いたかったのかな。残念ながら半沢直樹ほどの痛快感はない。

  • うーん。初の萩原浩作品。話の展開がわかってしまって、あーやぱりこうなるよねーって感じ。池井戸さんっぽいのを期待してたけど、そこまで爽快感はなかった。

  • 会議で問題を起こしリストラ一歩手前の部所「お客様相談室」へ異動になった中途採用の涼平。
    上司の篠崎。いい加減なように見えても彼なりのノウハウが際立って面白かった。

  • 913.6オギ
    2015.5.27

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著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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