- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334923983
作品紹介・あらすじ
元広域窃盗犯にして寺男の有馬次郎と、穏やかな相貌と鋭い観察眼をあわせもつ住職の二人が、みやこ新聞の自称「エース記者」折原けいや、京都府警の碇屋警部と共に、難事件の謎に迫る!京の風情と人情と、密やかな悪意と。傑作本格推理。
感想・レビュー・書評
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京都が舞台。
嵐山のマイナーな寺院の、過去ある寺男と、ローカル新聞の記者が動き回りストーリーを展開していく。私は住職さんのご明察ぶりが好きだった。
いっぱいのおふざけとともに、良質の謎解きが楽しめるミステリー。
バカミス作家の人が本当にアレな人で、実にイラッとした。そういうキャラだとわかっているからそこはマイナスではない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大甘で4。
作者様なくなられたときお若かったのね。
ムンちゃんむかつく、ですが、料理とアリマは最高です。 -
裏京都シリーズ。元泥棒の寺男アリマと女性記者。同作者の作品からパロディっぽいところもあり、ニヤリとする。和尚さんも何かあるのかと思ってたのに…
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「気にするな、プライドと趣味の問題だ」
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僕の名は有馬次郎。京都でも指折りの貧乏寺、大悲閣千光寺の寺男だ。怪盗と呼ばれた過去もあったが、縁あって慈悲深い住職に拾われ、表の世界の住人となった。厄介なのは、寺に奇妙な事件ばかりが持ち込まれること。持ち前の身軽さと裏の人脈を駆使、住職の智恵をお借りして、解決にひた走る毎日だ。京の風情と垂涎の料理の数々も楽しい、本格推理の傑作登場!
(2003年)
— 目次 —
不動明王の憂鬱
異教徒の晩餐
鮎躍る夜に
不如意の人
支那そば館の謎
居酒屋十兵衛 -
20161127 シリーズとしては面白そうだが主人公の得意技術についてもう少し話に混ぜれば良いと思った。
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全6編収録。
装幀 / 泉沢 光雄
イラスト / はざま 隆治
初出 / 『ジャーロ』2002年冬号・春号・夏号・秋号、2003年冬号・春号 -
蓮丈那智シリーズのお笑い版
謎解きはイマイチ
TVシリーズにしたら受けるかも
合掌… -
裏京都ミステリーシリーズの第一弾。
かつては凄腕の窃盗犯が周りで起こる事件を陰ながら解決していくという話の短編がいくつか収められています。
正直なところ、今まで読んだ北森氏の作品の中では一番面白味欠けている感じでした。残念。
短編なので、あっという間に読む事が出来ます。
軽い要素が強いので、個人的には好みでは無かったかな。
でも、最後まで読めるだけの面白さはありました。