思いわずらうことなく愉しく生きよ

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 1349
レビュー : 221
  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334924355

感想・レビュー・書評

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  • すごくよかった。
    「わたしたちはのびやかすぎるのよ」っていう言葉が、すごくツボ。

  • NHKでドラマ化されるとのことで、再読しました。3姉妹とその夫、彼氏、男友達の話。久々の江國さんの作風や雰囲気に心地良かった。以前読んだ時の印象とは全く違っていたし、暴力のところなど淡々と冷静に書かれている分、恐かった。

  • 江國香織による三姉妹を描いた小説。

    三姉妹がそれぞれ悩みを抱えて、その苦悩と葛藤するさまがリアルだった。

  • 穏やかで風通しがよい3姉妹のことを、わたしは強く愛していると思った。

    男のことを強く愛しながらも、自分だけは揺るがすことなく生きていく治子と育子。途中まで夫に自分を奪われていたけれど、姉妹の変わらない愛や両親との関係から徐々に“こわいもの”が変わっていく麻子。そうして麻子が再び穏やかな様子に戻っていく過程も、無理なく自然でとても良かった。

    3人の姉妹のことをとても羨ましく思ってしまう。ここまで互いを必要としていて大切に思っていて、そして各々がそれぞれの“強さ”を持っていることに。末妹である育子がいちばん奔放であるけれどしっかりしていて、そして“意思がある”。それはつまり感情に脅かされないということなんだけれど、それは自由なふたりの姉を、すこし距離がある状態で見ていたからなんだろう。でもそんな育子も段階をふむボーイフレンドと出会って、これから変わっていく。

    江國香織さんの作品の中では「抱擁、あるいはライスには塩を」がいちばん好きなんだけれど、その次にこの作品のことを思い出しては、愛しく思う。

  • 江國さんのお話はお酒に強い人が多い気がする。
    タイトルは主人公達の家訓で、本当にこんなふうに生きられたらいいなぁと思った。

  • 専業主婦麻子、仕事の出来る女治子、教習所の受付で働く、ちょっと風変わりな育子、三姉妹の恋愛模様。

    最近、別の三姉妹もの?を読んだばかりで、ちょっと混乱しました。
    立場の違う女三人って、物語になりやすいのでしょうか。

    長女のDV問題や、三女の肉体関係だけを信じるという考え方など、問題いろいろ。
    誰にも共感できなかったけど、嫌悪を感じることなく、さらっと読み進めることが出来ました。
    著者の作品の女性は、かなり特徴的ですが、嫌いではないです。

    最後は、三人が、タイトルにもなった家訓通りに生きるための道を選んだ形になったのだなと、応援するような気持ちになりました。

  • 変なひとたち、というのが感想。
    でも思い返せば江國香織の小説に出てくるのは
    少し変わった人ばかりだった、と気づき
    これが江國香織なんだなと思った。

    あんまり好きじゃないかも
    でももう一度ゆっくり読んでみてもいいかな


    三者三様。

  • 分厚いけれど3日ですらすら読めてしまった。


    3姉妹とその家族、恋人や取り巻く人たち、
    それぞれの生活や恋愛、変化。

    熊ちゃんとの別れや、ホテルへの家出のあたりの
    物事ががらりと動く様子が心地よかった。

  • 江國さん独特の世界観をいつも通り楽しめた。自分も三姉妹なので色々思い当たることも多かった。結婚して家を出て家族と離れると、子供時代から続いていた姉妹のコミュニケーションの雰囲気を忘れてしまう感じ。それがとてもよく理解できる。でも家族のもとに帰るとあっという間にその感覚を取り戻せるんだよね。

  • みんななんだかんだで思い煩っている。それでも楽しくまっすぐに、自分に正直に生きたいという意思が、人生を形作っていくのかもしれない。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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